しびれる辛さが総勢70種類、東京が赤く染まる? 「四川フェス2019」開催
本場のビリビリ! 麻婆豆腐7種類食べ比べもできる ただ辛いだけじゃない。舌がピリッとしびれる辛さ「麻(マー)」を楽しむ「マー活」が注目されています。巷では、マー活に欠かせないスパイス、花椒(ホアジャオ)を使用した料理や商品が続々と増えています。 ビリビリ感がたまらない四川風麻婆豆腐(画像:四川フェス実行委員会) そんななか、2019年4月20日(土)21日(日)の2日間、新宿中央公園(新宿区西新宿)で「四川フェス2019」が開催されます。「四川料理のおいしさや中華料理の奥深さを広めたい!」そんな熱い思いをもったメンバーが、「東京を赤く染める!」を合言葉に開催する同フェスは、今年で3回目。2018年の開催時には、総動員数6万5千人を記録したといいます。 今回出店するのは各日15店舗(両日合わせて25店舗)で、約70種類の四川料理が出そろいます。フェスのために用意された、特別メニューも多数あります。 麻婆豆腐は全7種類で、食べ比べも可能。麻婆豆腐発祥のお店といわれる「陳麻婆豆腐」赤坂店(本店は四川省成都)の麻婆豆腐をはじめ、多彩な味わいを楽しめます。 麺の種類もさまざま。汁なし担担麺をはじめ、9種類をラインナップ。「赤坂四川飯店」の「酸辣冒菜」(豚バラと具だくさん野菜の激辛サンラー煮込み。800円)や、「神田 雲林」の「黒辣蝦脆麺」(黒いエビチリ焼きそば。900円)、「四川料理 品品香」の「回鍋肉拌麺」(回鍋肉を和えた麺。800円)などが楽しめます。 また、四川フェス2年連続売上No.1の「陳家私菜」が、激辛女王として活躍する鈴木亜美さんとコラボした「三種花椒よだれ鶏」(800円)も提供されます。 辛くない四川料理やスイーツもある!辛くない四川料理やスイーツもある! 四川料理というと、「辛い」「赤い」「しびれる」という印象が強いかもしれませんが、現地には、辛くない四川料理も数多くあるのだとか。同フェスでも、辛くない料理やスイーツが約10種類、提供されます。 クレープのようなカステラのような「蛋烘糕(ダンホンガオ)」(画像:四川フェス実行委員会) たとえば「本格熊猫」がつくる「蛋烘糕(ダンホンガオ)」は、四川省の都市、成都の屋台などで販売される、卵と小麦でつくられた、クレープのような、カステラのようなお菓子です。 今回提供されるフレーバーは6種類あり、「クリームと肉でんぶ(肉の繊維をほぐしたもの)」「細切りジャガイモのピリ辛お酢炒め」「四川ザーサイと豚肉炒め」「イチゴジャム」「ピーナッツと胡麻」「激辛牛挽き肉と豆板醤炒め」とのこと(各500円)。 「メリメロ」の「麻辣ポップコーン」(300円)や、「銀座CHUFANG」の、ビリビリ感が味わえる「山椒イチゴ大福」(500円)など、珍しいお菓子やスイーツも出そろいます。 仕掛け人は四川料理を愛して止まず、17年 そんな同イベントの実行委員長を務めるのは、中川正道(まさみち)さん。四川料理の奥深さに気づいたのは、17年前にさかのぼるといいます。 成都へ留学した折に、日本では食べたことのないメニューの数々と対面。その奥深さに惹かれ、虜となり、自らの足で、現地のさまざまな四川料理を食べ歩きました。 2014年には、200店舗を取材し、1冊にまとめた『涙を流し口から火をふく、四川料理の旅』(書肆侃侃房)を上梓。ウェブメディア「おいしい四川」の運営を行うほか、「本場四川の味を食べ歩くツアー」を開催するなど、四川料理を広める活動を精力的に行っています。 中川さんによると、「マー活」という言葉が生まれ、一般的になったのは2018年ごろですが、麻辣界隈が盛り上がりを見せ始めたのは、2016年ごろとのこと。「もっと本場の味を広めていこう」という思いのもと、麻婆豆腐にまつわるコミュニティーが続々と誕生し始めたそうです。 同イベントも初回と2回目とで、来客者の様相が異なってきているそうです。初回は、マニアや料理人、業界の人が散見されましたが、2回目は、興味を持って訪れたであろう若い世代も多かったとのこと。 「四川フェス2019」は、そんな四川料理の魅力をとことん味わえる貴重な機会です。「仲間とシェアしたりしながら、色々な料理を食べてみてほしいです」と中川さんは話します。なお、新宿中央公園には広大な芝生エリアがあるため、レジャーシートを持っていくことをおすすめします。 料理の価格は税込みで、売り切れ次第終了。詳細は公式ホームページを確認して下さい。 ●四川フェス2019 ・開催日時:2019年4月20日(土)11:00~17:00、4月21日(日)10:30~17:00 ・会場:新宿中央公園(東京都新宿区西新宿2-11) ・アクセス:都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩1分、東京メトロ丸の内線「西新宿駅」から徒歩約5分、JR線、小田急線、京王線「新宿駅」から徒歩約10分 ・入場:無料 ※雨天決行
- おでかけ