ポイントサービスで「節約できている」7割 利用率ベスト3は?
ネットエイジアが男女2000人を対象に、ポイントサービスの利用状況を調査したところ、「利用している」と回答したのは1801名。彼らは、どのようなサービスを頻繁に利用し、どのくらい満足しているのでしょうか。一番利用されているのは「Tポイント」 買い物するたびポイントが貯まる、ポイントカード。その仕組みを、ちょっと面倒と感じる人もいるかもしれません。ですが、いざ腰を据えてポイントを集め始めると、なにかと役に立つ存在です。 ちゃんと貯めると役に立つポイントサービス(画像:写真AC) ネットエイジア(中央区晴海)は、20歳~49歳の男女2000名を対象に、ポイントサービスの利用実態や意識について調査を行いました。実施期間は2019年1月25日(金)~1月29日(火)の5日間。インターネット上で回答を受け付けたといいます。 調査した2000名のなかで「ポイントサービスを利用している」と回答したのは1801名。最も多く利用されているのは「Tポイント」で66.9%でした。2位は「楽天スーパーポイント」で54.4%。3位には「Pontaポイント」の47.9%が続きます。 「アプリなどで管理できる」サービスにも注目 ポイントを貯めようと思ったきっかけとしては、「よく利用する店舗で貯まる」が88.6%、「貯められる店舗数が多い」が80.0%、「ポイント還元率が高い」が76.1%を占めたほか、「アプリなどで管理できる(カードを持たなくてよい)」という、「アプリ派」も52.7%に上りました。 なお、「アプリなどで管理できる」への回答者を年代別にみたときに、20代は61.2%、30代は50.8%、40代は46.5%となっており、スマホで一括管理できることに魅力を感じる人は、比較的若い世代に多いことが見て取れます。 また、各ポイントサービスの利用者が「このサービスはポイントを貯めやすい」と評価した割合(貯めやすさ満足度)をみると、1位は「楽天スーパーポイント」の69.2%、続いて「Tポイント」の55.9%でした。 航空会社のマイレージへの満足度は?航空会社のマイレージへの満足度は? とはいえども、「普段の買い物」と普段の生活から離れる「旅行」というシチュエーションでは、貯めやすいポイントサービスは異なるのではないでしょうか。 旅行での「貯めやすさ満足度」調査では、大手航空会社2社の名前が(画像:写真AC) まず、「普段の買い物」での貯めやすさ満足度をみると、1位「Tポイント」(57.9%)、2位「楽天スーパーポイント」(53.4%)、3位「Pontaポイント」(37.8%)という結果に。コンビニなどの実店舗やネット通販など、日常的な利用シーンに対応するポイントサービスが上位を占めることが見て取れます。 一方、「旅行」での貯めやすさ満足度をみると、先ほどとはうって変わり、航空会社のサービスがTOP2を独占する結果に。1位は「JALマイレージバンク(日本航空)」の70.0%、2位は「ANAマイレージクラブ(全日空)」の67.3%です。 いわずもがな、どちらの航空会社も、ポイント(マイル)を貯めると、航空券と交換が可能です。ちなみに1位のJALは、通常の特典航空券は1万2000マイル(往復)から交換が可能ですが、その半分、6000マイル(往復)で、国内の「どこか」に行ける独自サービス、「どこかにマイル」を展開しています。 「ポイントサービスで節約できている」7割に なお、ポイント利用のない人も含めた、全回答者(2000名)に、ポイントサービスに対する意識について聞いたところ、「ポイントサービスが好き」という項目に「あてはまる」(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)と回答したのは80.9%でした。 さらに、「ポイント活用で節約ができた」という項目に「あてはまる」と答えたのは72.7%。つまり、回答者の7割以上が「節約できた」と自認している様子です。一方で、「ポイント活用で浪費が増えた」との項目に「あてはまる」(「非常に」と「やや」の合計)と回答したのは、36.1%に留まりました。 ポイントを貯めて得をすることはあれど、損をする可能性は低いといえそうです。「ポイントを貯めるのがおっくう……」という人も、ぜひ財布の中を一度、見直してみては。
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