海のない都心でサーフィンとBBQ! ほぼ手ぶらで行けちゃう「スポル品川大井町」
海がない場所でサーフィンができる大型施設「スポル品川大井町」。手ぶらBBQや8種類のスポーツも楽しめるそうです。アウトドアをぐっと身近にしてくれそうなこの施設、一体どのようなものなのでしょうか。都心の駅チカで気軽に楽しめるアウトドア サーフィンをするには海に行く必要がある――。きっと多くの人がそう思っていたはず。ですが2018年の夏、海のない都心でもサーフィンができるようになりました。さらに、そのすぐそばにはBBQ施設が。どちらも、ほぼ手ぶらで行くことが可能といいます。 「大井町で、波乗り。」がキャッチコピーのスポル品川大井町(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) 場所は、大井町駅から徒歩約5分の「スポル品川大井町」。約2万4000平方メートル(東京ドームの約半分)の広大な敷地を持つこの施設では、サーフィン以外にも、日本ではまだ珍しい、テニスとは似て異なるスポーツ「パデル」など、全8種類のスポーツが楽しめます。 初心者は手すりにつかまりながら、波乗り体験! ”海に行かずとも波に乗る”ことを可能にしているのは、ドイツの人工サーフィンブランド「citywave」による、ウェイブプールです。習熟度に合わせて波の高さを設定可能なため、初心者から上級者まで、それぞれにフィットした波乗りを楽しめるといいます。 アジア初上陸の「citywave」の人工波。習熟度が高いほど、波が高めに設定される。波が高いほど、サーフボードが受ける水圧も強くなる(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) しかもほぼ手ぶらでOK。水着さえ持参すれば、サーフボード、ウエットスーツ、バスタオル、ヘルメット(必要な人のみ)はレンタルできます(利用料金に含まれます)。 いちばん敷居が低い「初級者・初心者」コースは、サーフィン未経験者やサーフボードの上で立つ事ができない人、真っ直ぐしか進めない人が対象。プールに設置される手すりにつかまりながら、少しずつ波に乗る感触を習得していくことができます。 2018年8月11日のオープンに先立って開かれたマスコミ向け内覧会の日にも、手すりにつかまりながら波乗りに挑戦する人の姿がありました。ウェイブプールの流れは、流れるプールの速さよりもずっと敏速なもので、波に乗るまでには躊躇(ちゅうちょ)する場面も。 体験がスタートしてまもなくは、流れを伺っていたが……(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) ほんとうに初心者でも大丈夫なのでしょうか。「citywave」の担当者に聞いてみたところ、明るく「水が怖くなければ、大丈夫ですよ!」とのこと。新しい文化に触れるつもりで、気軽に試してみて欲しいそうです。 慣れてくるとしばらく波に乗っていられるようだった(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) この人工サーフィンを体験するには、公式サイトで事前予約が必要です。営業時間は7:00 ~ 23:00(日曜日は21:00まで)、利用料金は、初級者・初心者、中級者、上級者コースいずれも50分6200円で、12歳以上が対象。小学1~6年生は別途キッズコースが設けられており、こちらも50分6200円です。 手ぶらも飲み放題もOK! 好みで選べるBBQゾーン3種類 気軽に、手ぶら状態でも楽しむことができるBBQ施設では、グリルが全て備え付け。「ラグジュアリー」「ビーチ」「キャンプ」の3ゾーンで構成されています。それぞれ特色の違いがあり、持ち込みの可否などが異なります。 まずは、ゆったりソファに座りながらBBQを楽しめる「ラグジュアリーゾーン」。持ち込みはできませんが、準備も片付けも不要です。食事は「カジュアルBBQコース(3480円)」「ラグジュアリーBBQコース(4980円)」「アメリカンプレミアムBBQコース(5480円)」「キッズBBQコース(1980円)」の中から選べます。 ラグジュアリーゾーンの座席。ソファの上にはクッションも置かれている(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)BBQグリルは、Weberのガスグリルを用意(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)カジュアルBBQコース(3480円)のイメージ。飲み物代は別(画像:デジサーフ) 各コースの飲み物代は別ですが、追加で「飲み放題」にすることも可能です。 「ビーチゾーン」は持ち込みOK。まな板や包丁など、さまざまなキッチンツールの貸し出しを行っているほか、調味料やゴミ箱もあります。利用料金は大人2000円、小学生1000円(幼児は無料)。 ビーチゾーンの入り口の外観(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) 飲食物の持ち込みは自由ですが、お肉を中心としたセットメニューを予約することも可能です。セットメニューを頼んだ場合には、飲み放題にすることもできます。 「マンガ風肉巻きハンバーグ」のボリュームがすごい「がっつりワンハンドセット(1人前2980円)」のお肉。写真は2人前(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)「レギュラーセット(1人前1980円)」。写真は2人前(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)「がっつりワンハンドセット」にも「レギュラーセット」にも、焼きおにぎりかつく(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)ビーチゾーンの内側。テーブルと水場との距離が近い(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) テントの中でBBQを楽しめるのが「デイキャンプゾーン」です。料金やセットメニューなどは、ビーチゾーンと同様の設定になっています。 テントの外観イメージ(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)テーブルにはランタンが置かれている(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) どのコースも、全国バーベキュー場検索サイト「デジキュー」から事前予約で利用できます(空きがあった場合のみ、当日利用も可)。予約は利用日の1か月前の同日11:00から可能。先着順で受付しています。 ソフトボールもアーチェリーも! できるスポーツいろいろソフトボールもアーチェリーも! できるスポーツいろいろ そのほかにも、スポル品川大井町には、さまざまなスポーツ施設が並んでいます。まず、ウェイブプール手前にはボルダリングゾーンが。 屋外にボルダリング施設があるのは珍しい(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) 使い方次第でフットサルコートにもサッカーコートにもなるグラウンドや、バスケットボールのコート、伊達公子さん監修のテニスコートもあります。 フットサルを同時に3試合、もしくはサッカー1試合ができるグラウンド(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)伊達公子さん監修のテニスコート(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) さらには、アーチェリーやソフトボールのバッティングセンターも。スポーツスタジオでフィットネスなどを楽しむこともできます。 初心者講習も行われているアーチェリー(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影)ソフトボール専用のバッティングセンター(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) 幅広くスポーツを楽しめる同施設ですが、なかでも特に珍しいのが「パデル」のコート。パデルとは、テニスの要素もありつつ、異なる部分も多い球技。発祥の地スペインでは、テニス人口のおおよそ4倍ともいわれるほどの人気スポーツですが、日本に入ってきてからまだ日が浅く、専用コートの数は全国的にも少ない状況です。 パデルで使うラケット(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) パデルとテニス、特に大きく異なるのはラケットとコートです。パデルのラケットは分厚いウレタン製のもので、ボールの衝撃を吸収します。コートは、強化ガラスの壁に囲われており、壁に当たってバウンドしたボールを打つのもOKというルールです。 そのため、テニスと比べて比較的ラリーが続きやすく、覚えやすく、手軽に楽しみやすいといいます。同施設では未経験から参加できる「体験レッスン」も随時行われています。 パデルの試合はダブルスで行う(2018年8月10日、高橋亜矢子撮影) サーフィン、BBQ、定番スポーツから珍しいスポーツまで、楽しみどころが盛りだくさんな「スポル品川大井町」。気軽に楽しめるアウトドアは、余暇の過ごし方の選択肢をますます広げてくれそうです。 ●スポル品川大井町 ・住所:東京都品川区広町2丁目1-19 ・交通アクセス:各線「大井町」駅から徒歩約5分 ・営業時間:月~土曜日 7:00~23:00 日曜日 7:00~21:00 ※各施設ごとに異なります。連休などにより変更となる場合があります。 ・入場料:無料。施設ごとに利用料金あり ・スポーツ施設の料金例: コインロッカー(総合受付棟にあり) 1回300円 シャワーブース 1回200円 サッカー/フットサル(1コート1時間あたり) 平日 07:00~17:00 16500円、17:00~23:00 22000円 土祝 10:00~23:00 22000円 ※日曜日は21:00まで ソフトボール専用バッティング 20球 300円 ※掲載の料金はすべて税抜価格です。キャンペーンで一時的に料金が異なる場合があります。詳しくは公式ウェブサイトをご確認下さい。
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