GW10連休が取れない人「4割以上」、その背景にあるものとは?
GW「取得できる」人を3ポイント上回る 結婚情報サービスを手掛けるIBJ(新宿区西新宿)が同社会員(20歳~49歳)の独身男女約700人を対象に行ったゴールデンウイークに関する調査で、10連休を「取得できない」と答えた人が44.3%で、「取得できる」人より3ポイント上回ったことが分かりました。 「ぼっち」はつらいよ(画像:写真AC) 今回の結果について、IBJは「(日本の業種構成における)サービス産業の割合が増加しているためです」と話します。 消費者の支出は情報サービスやレジャーなど、「モノ」消費から「コト(サービス)」消費に移行しており、同産業に従事する中小企業は「2018年第4四半期は現行基準で過去最高水準となっている」(2019年版 中小企業白書)状況です。この背景は今回の別のアンケート結果にも影響しています。 ゴールデンウイークが10連休になることを「嬉しくない」と答えた人は53.2%で、「嬉しい」人より6.4ポイント上回りました。「嬉しくない」と答えた人の具体的は理由は、次のとおりです。 ・連休が多すぎても、一緒に過ごす人がいなければ苦痛(30代・男性) ・どこに行くにも価格が高いので、することがない(30代・女性) ・元号が変わるタイミングなので、仕事の影響大(40代・男性) ・自分の会社は10連休にならないので、世の中が10連休になっても友人などと予定が合わない(30代・女性) ・仕事のペースが乱れる、出費がかさむから(30代・男性) ・医療職のため、通常業務より負担が増えるから(30代・女性) 「今回の調査は、当社の会員(20歳~49歳)の独身男女を対象に行いました。皆さん特定のパートナーがいらっしゃらないため、このような結果になりました。そのほかにも、サービス産業の増加で、(同性も含めた)知人と予定が合わせづらくなった背景があると考えられます」(IBJ) いよいよ明日に迫ったゴールデンウイーク。特定のパートナーがいないからこそ、積極的に、アクティブに行動したいものです。
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