便利でお得に羽田へGO! 東京駅~羽田空港間の最短ルートと割引きっぷやマイルが貯まる方法

夏休みを目前に控え、国内旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか。今回は誰でもすぐに実践できる、東京駅から羽田空港へ向かう際に役立つお得な方法について、旅行ジャーナリストのシカマアキさんが解説します。


いまだ鉄道の直通運転がない区間、最短で2029年開業予定

 「羽田空港-東京駅」間の交通アクセスは、いまだ鉄道では直行することができない区間です。日本における空の玄関口である羽田空港(東京国際空港)と、鉄道における日本のメインターミナルともいえる存在の東京駅。

 どの乗り換えが便利か、どのルートが最短時間かなど、答えは1つではありません。しかも、ただ単に切符を買って乗り継ぐより、運賃がお得になる割引きっぷもあります。

東京モノレールと羽田空港周辺(画像:photo AC)



 筆者はかれこれ20年以上、羽田空港から都内への移動をし続けています。最終的な行き先や交通機関を利用する時間帯や曜日、手荷物の量などにより、交通アクセスをその都度で使い分けています。

 長年検討され続けている「羽田空港アクセス線」は早くて2029年開業予定ですが、まだまだ先の話。今回は誰でもすぐに実践できる、羽田空港から都心へ向かう際に役立つ方法をご紹介します。

初心者も迷わない王道ルート、スーツケースがあっても乗換ラク

 まず、東京駅-羽田空港間の公共機関で“王道”とも言えるのが、「モノレール+JR」です。

 東京モノレールの始発駅は、浜松町駅。所要時間は「空港快速」で最短13分、本数は3~15分ごと。東京~浜松町は、山手線で6分。

 浜松町での乗り換えには「専用乗換口」が利用でき、最短3分、スーツケースなどがあっても5~7、8分程度と考えておけばよいでしょう。

浜松町~羽田空港各駅を結ぶ東京モノレール(画像:photo AC)

 合わせた所要時間は、乗り換えがスムーズに行けば、30分ちょっと。運賃は、合計660円(IC利用 649円)です。乗り換えのしやすさも、このルートが最も便利と言えます。

実は「安くて早い」京急ルート、ただし慣れた人向け

 羽田空港にはもう1つ、京浜急行電鉄(京急)も乗り入れています。東京駅から「京急+JR」というルートも利用できます。

 京急の羽田空港第1・第2ターミナルから品川駅へ向かい、JRへ乗り換えます。品川駅でもいったん改札を通って外へ出る必要はなく、両社の「専用乗換口」があります。所要13~23分。

 品川~東京は山手線、京浜東北線、横須賀線などで6~7分。京急で品川経由の場合、最短でも30分はかかるので、40~45分程度と考えたほうが良いでしょう。運賃は合わせて470円(IC 460円)と、モノレールよりもお得です。

羽田空港との行き来で安くて意外と早い京急(画像:photo AC)

 メリットは、最も安い運賃。また「快特」などとタイミングが合えば、JRと合わせての所要時間でも、浜松町経由のモノレール利用より早い場合があります。

 デメリットは、京急は行き先が品川方面と横浜方面と途中駅(蒲田駅)で分かれる、列車や行き先の種類が多くてややこしい、品川での乗り換えがモノレールほどシンプルではないことなど。

東京駅へ直行するなら「リムジンバス」のみだが

 どうしても、「羽田空港から東京駅へ直行したい!」というなら、空港リムジンバスの一択です。鉄道での直通がないからです。運賃は、大人950円/子ども(6歳以上12歳未満)480円。所要時間は35~55分です。通常35~60分間隔で運行しています。

羽田空港にあるリムジンバス乗り場(画像:シカマアキ)

 メリットは、スーツケースなど大きな手荷物があってもバスで預けることができること。停留所は、東京駅の八重洲北口鉄鋼ビル前で、東京駅まで徒歩ですぐ。座席着席型のバスなので確実に座れます。

 一方、デメリットは、鉄道を乗り継ぐよりも運賃がやや割高である、渋滞などの道路事情で時刻通りに着かないこともあることです。また、3つあるターミナルを順番に立ち寄るため、始発および終着の停留所である第3ターミナル(国際線)だと、国内線のターミナルより15分ほど余分に時間がかかります。

※羽田空港⇔東京駅の空港リムジンバスは全便運休中です(2022年6月現在)。また7月1日(金)より大人1,000円/子ども500円に価格改定予定です。

東京駅~羽田空港の主要ルートを「運賃」「時間」別に比較

 これまで紹介した3つの主なルートを、改めて比較してみましょう。

【羽田空港~東京駅 交通アクセス比較】(大人IC利用)
モノレール+JR 最短31分 649円 
京急+JR 最短30分 460円
リムジンバス(直通) 35~55分 950円

東京駅駅舎(画像:photo AC)



 筆者が個人的に使い分けているのは、「モノレール+JR」は乗り換えがスムーズで、モノレール区間は始発駅・終着駅なので確実に座れること。

 交通費を少しでも節約したい場合に「京急+JR」を利用しますが、京急は路線ネットワークが広くて相互運転も多く、人身事故などで影響を受けやすいので要注意。「リムジンバス」は大きめの手荷物がある時に利用する程度です。

使わないと損!運賃が割引になる「きっぷ」と「マイル」

 羽田空港~東京駅でも利用できる「お得なきっぷ」がいくつかあります。もし利用できると、節約することができます。「マイル」が貯まることもあります。

 まずは、東京モノレールで発売する「モノレール&山手線内割引きっぷ」です。羽田空港の各駅から浜松町駅、さらに山手線全駅までがセットで、大人500円/子ども(6歳以上12歳未満)250円。東京駅まで通常649円かかるのでお得です。

ただ、土日祝と特定日(夏休みや大型連休など)限定発売で、平日は利用不可。羽田空港各駅で利用可能か、チェックしてみてください。

 「モノレール羽割往復きっぷ」は、羽田空港各駅と浜松町駅の区間でのみ利用でき、大人800円/子ども(6歳以上12歳未満)400円。(有効期間は発売日より10日間)

 気を付けたいのは、東京モノレール各駅で発売しておらず、全国主要空港に設置する東京モノレールの自動券売機、大手旅行会社(一部)のみの販売であること。「行き」「帰り」の往復セットで、逆区間の利用は可、同一方向で2回の利用不可。普通往復運賃が1,000円なので、大人の場合は200円お得になります。

羽田空港の各駅で販売する「京急羽田・ちか鉄共通パス」(京浜急行電鉄株式会社公式サイトより)

 京急の「京急羽田・ちか鉄共通パス」は、京急の羽田空港各駅から泉岳寺駅までの片道と、東京の地下鉄全線(都営地下鉄線・東京メトロ線)の1日乗り放題がセット。大人1,200円/子ども600円。発売場所は羽田空港の各駅のみ。東京駅にピンポイントで行くのは難しいですが、東京駅に近い大手町駅であれば三田駅で乗り換えて行けるなど利便性が高く、かつお得です。年中発売もうれしい点。

 また「PASMO」で使える「羽田空港発着 地下鉄1DAYパス」もあり、大人1,400円/子ども700円。ただ、「京急羽田・ちか鉄共通パス」とほぼ同条件なので、比べると割高感があります。

 「羽田空港往復きっぷ」は、京急羽田空港第1・第2ターミナル駅と都営地下鉄線各駅の相互間の往復割引乗車券。年3回(GW、夏、年末年始)のみの販売。大人900円/子ども450円です。IC利用で最高1,320円(高島平、光が丘~羽田空港)のところ900円なので、これも利用できればお得。大手町だと通常1,006円が900円です。

 さらに、モノレールや京急を利用するだけで航空会社の「マイル」が貯まることも。東京モノレールの羽田空港~浜松町駅を対象の交通系ICカードを利用し、降車駅にある専用端末にタッチします。初回利用時のみ専用端末で登録必要。ANAもJALも同じ方法です。紙の切符などは対象外。

 京急では、全国主要空港にある自動券売機で買ってANAのマイルも貯まる「京急 ANAのマイルきっぷ」もあります。

 知っておいて損はない、羽田空港~東京駅の移動で使える切符の数々。タイミングと行き先が合えば、お得な割引きっぷもぜひ利用してみてください。


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