【新宿】スイーツもワインもたっぷりコスパよく！ホリデーシーズンをめいっぱい堪能する「食べ放題」5選

数多の飲食店が集う新宿で、おいしくてお得感のあるお店を見つけるのは至難の業。高級ホテルでもリーズナブルなお店でも良いものをコスパよくいただきたいですよね。今回は一定料金で好きなものを好きなだけ食べられる「新宿エリアのおすすめ食べ放題」について、エデュケーショナルライターの日野京子さんがご紹介します。　気がつけば2023年も残りあとわずか。今年一年頑張った自分へのご褒美として食べ放題のお店で思う存分食べる「食べ納め」をしてみてはいかがでしょうか。 　料理提供のスタイルの一つとしてすっかり定着している食べ放題。新宿エリアではオールマイティに全てのジャンルの料理をそろえるレストランから、特色ある食べ放題を提供するお店までバリエーションが豊富です。スイーツ、アジアン、イタリアンにお寿司まで、知っておくとお得なコスパの良いスポットばかりですよ。 ●マーブルラウンジ「King ＆ Queenのクリスマス」／開催中～12月26日　ヒルトン東京1階の「マーブルラウンジ」では、12月26日（火）まで王侯貴族の世界をテーマにしたスイーツビュッフェ「King ＆ Queenのクリスマス」が開催中です。 まばゆいばかりのスイーツの数々（画像：ヒルトン東京リリース）　ひときわ目を引く「女王陛下の宝石箱」は、クリスマスに欠かせない定番のイチゴのショートケーキをアレンジした華やかなケーキ。サイドにはレース風のホワイトチョコがデコレーションされています。緑色が目を引く「ロイヤル・エメラルド」は、ピスタチオのパンナコッタをベースにアプリコットソースと杏仁風味クリームを乗せたグラススイーツです。その他イチゴ風味のチーズを使ったブッシュ・ド・ノエルや、星を散らしたムース、オーナメントを模したタルトなど、20種類以上のスイーツがずらりと並びます。 クリスマスらしい赤が鮮やかな「女王陛下の宝石箱」（画像：ヒルトン東京リリース）【その他の画像】＞＞ 　セイボリーは「ローストチキン　トリュフマスタードソース」「オーブンベイクドポーク　オニオングレーヴィーソース」を含む10種類楽しめるので、遅めのランチとしても充実のラインアップ。ドリンクはドイツの高級紅茶ブランド・ロンネフェルト社の紅茶10種やグリューワインなどの19種類が楽しめます。 　店内には全長6メートルの高さを誇るツリーが飾られ、クリスマスムードを盛り上げてくれます。きらびやかな世界で、豪華なスイーツやセイボリーの数々を楽しんでみてはいかがでしょうか。 1人でゆったり楽しむことも可能。華やかで落ち着いたクリスマスを堪能（画像：ヒルトン東京リリース）●タカノフルーツパーラー「タカノフルーツティアラ～Xmas」／開催中～12月25日※30日まで一部メニュー変更して提供　2021年秋に誕生したタカノフルーツティアラは、アフタヌーンティーと食べ放題のカットフルーツが120分堪能できる人気のスポットです。フルーツクチュリエがカットするフルーツが食べ放題とあって、予約は必須。 2021年秋からスタートしたタカノフルーツティアラ（画像：タカノフルーツパーラーリリース）　毎月変わるアフタヌーンティーセットは季節を感じさせるラインアップ。12月25日（月）までは「タカノフルーツティアラ～Xmas」として、クリスマスシーズンに欠かせないフルーツのイチゴが提供されています。クリスマスシーズンということもあり、デザートプレートは「サンタ苺のグラスケーキ」「ツリーのブラウニー」と、かわいらしい見た目にほっこりします。26日（火）から31日（水）までは「フルーツティアラ Strawberry Party～紅ほっぺ～」としてアフタヌーンティーセットの内容が一部変更されます。 　外は北風が吹く寒い冬でも、鮮やかなフルーツで元気をチャージすれば年末年始を走り抜けられそうですね。 ビタミンたっぷり！（画像：タカノフルーツパーラーリリース）●新宿ランブータン「魅惑のアジアンスイーツビュッフェ」ディナー限定／開催中～12月30日　タイ料理をはじめとしたエスニックなアジア料理を満喫できる「新宿ランブータン」では、ディナー限定で12月30日（土）まで「魅惑のアジアンスイーツビュッフェ」を開催中です。 　アジアのリゾート地のような落ち着いた雰囲気の中、コース料理にプラス800円、または1フードか1ドリンク＋お通しを注文して800円追加すると、15種類のアジアンスイーツを味わえます。 アジアンスイーツ15種類が800円追加で食べ放題！（画像：株式会社 オペレーションファクトリーリリース）　マスカルポーネまたはストロベリーのシャンティクリームをトッピングできる「セイロで蒸した紅茶のシフォンケーキ」、定番の「マンゴープリン」や「さつま芋ミルクチェー」などを含むさまざまなアジアンスイーツが提供されます。 　アジアン料理やスイーツを味わえば、一足先にリゾート気分を感じられるかも。 もちもちの生春巻きやトムヤムクン、タイギョプサルや牛ハラミステーキの他、選べる4種の王道食事メニューが付いた「タイ王国満喫プラン」コースは全9品で2,700円（画像：株式会社 オペレーションファクトリーリリース）●ESOLA新宿「平日ランチ限定選べるパスタ付きランチ食べ放題」／約100種のワインも飲み放題！　食べ放題でも人気のあるジャンルの一つがイタリアン。そんなイタリアンの食べ放題が、「ESOLA（エソラ）新宿」にて平日ランチ限定で実施されています。さらに1,000円プラスで「ワインセルフ飲み放題」を付けられるのも大きなポイント。世界各国のワイン約100種を好きなだけ飲み比べしながら、ランチを楽しむことができます。 色々頼んでシェアしたい（画像：GYRO HOLDINGSリリース）　お腹大満足のラインアップは、選べるパスタ1皿と食べ放題の前菜3種・サラダ・ピザ6種類。食後のデザート、コーヒーもついて2,500円。選べるパスタは全部で5種類。「魚介のニンニクトマト」「茄子ミートソース」「大葉シラス」「あさりきのこのビアンコ」「ベーコンクリーム」のうち3種類が日替わりで登場します。ピザは定番の「マルゲリータ」を筆頭に、「マリナーラ」や半熟卵がポイントの「ビスマルク」、「ジェノベーゼ」「きのこのピザ」「てりやきピザ」から選べます。 　オープンキッチンやワインシャンデリアが輝く店内で、コスパよくおしゃれなイタリアンランチを楽しみたい時にぴったりです。 ゴージャスな雰囲気の店内。ワインの飲み放題も＋1,000円で付けられてお得（画像：GYRO HOLDINGSリリース）●鮨アカデミー西新宿店「120分食べ放題」／江戸前寿司65種以上＋一品＋デザートまで　最後にご紹介するのは、寿司好きには見逃せないお店「鮨アカデミー西新宿店」です。中トロ、うにといった高級食材を含む65種類以上の握りたてのお寿司、茶碗蒸しなどの一品料理にスイーツがついて通常時4,378円。120分間の食べ放題で楽しめます。 握りたてのお寿司65種類以上食べ放題（画像：東京すしアカデミー株式会社リリース）　寿司職人の握りずしを食べ放題、しかも破格の値段で満喫できるのは、「東京すしアカデミー」で学んでいる学生や卒業生など寿司職人の卵が店に立ち、実践形式の学びの場でもあるからこそ実現しています。 　寿司は注文を受けてからベテランの寿司職人さんが一つひとつ握ってくれます。都内には神楽坂店と銀座店もあり、食べ放題とは思えないほど本格的な江戸前寿司が提供されるので、いずれも予約必須の人気店です。 　自分の好きなお寿司をたくさん食べたり、「エンガワや貝を食べたら中トロ」と自分の寿司ルーティーンで食べてみたりと、思い思いの食べ方をしてみてもいいですね。 一品料理やデザートも好きなだけ（画像：東京すしアカデミー株式会社リリース）多種多様な食べ放題のお店がある新宿　東京を代表するエリアの一つである新宿には国内外の人が集まり、さまざまなジャンルのレストランがあります。食べ放題スタイルで2023年の食べ納めをして、来年に向かって英気を養ってみてはいかがでしょうか。 ■マーブルラウンジ「King ＆ Queenのクリスマス」 開催期間：開催中～2023年12月25日（月） 開催場所：ヒルトン東京1F マーブルラウンジ（東京都新宿区西新宿6-6-2） TEL：03-3344-5111（10:30～18:00） 開催時間：14:30～17:00 ※120分制 料金：【平日】5,500円／【土日祝】5,900円 【12月22日～25日】6,600円 アクセス：東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」より徒歩2分 都営大江戸線「都庁前駅」より徒歩3分 JR・小田急線・京王線・都営新宿線・東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」より徒歩10分 ※価格は税・サービス料込です。最新情報は公式サイトをご確認ください ■タカノフルーツパーラー「タカノフルーツティアラ～Xmas」 開催期間：開催中～2023年12月25日（月） 開催場所：タカノフルーツパーラー（東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野本店5F） TEL：03-5368-5147 予約時間：11:00／11:15／11:30／13:30／13:45／14:00／15:45／17:30／18:00※120分制 料金：大人5,500円／6～12歳3,300円※6歳未満無料 アクセス：JR「新宿駅」東口より徒歩1分 ※価格は税込です。最新情報は公式サイトをご確認ください ■新宿ランブータン「魅惑のアジアンスイーツビュッフェ」 開催期間：開催中～2023年12月30日（土） 開催場所：モダンタイ料理　RAMBUTAN（東京都新宿区新宿3-26-13　新宿中村屋ビル7F） TEL：03-5367-5666 開催時間：【月～金】17:30～23:00（L.O.22:30） 【土日祝】17:00～23:00（L.O.22：30） 料金：コース料理に800円追加／1フード・1ドリンク・チャームのご注文で800円追加 アクセス：東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」Ａ６出口のエレベーター直結 東京メトロ丸ノ内線・都営新宿線「新宿三丁目駅」Ａ６出口のエレベーターより徒歩3分 ※価格は税込です。最新情報は公式サイトをご確認ください ■ESOLA 新宿「平日限定選べるパスタ付きランチ食べ放題」 開催期間：平日限定 開催場所：ESOLA 新宿（東京都新宿区歌舞伎町1-16-3 セレサ陽栄新宿ビル5F） TEL：03-6278-9880 開催時間：11:30～15:00（最終入店14:00） 料金：1名2,500円 アクセス：JR「新宿駅」より徒歩約6分 東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」より徒歩約6分 ※価格は税込です。最新情報は公式サイトをご確認ください ■鮨アカデミー西新宿店 住所：東京都新宿区西新宿7-14-6 西新宿第二高橋ビル2F） TEL：03-5386-5969 営業時間：【平日】12:00～15:00（入店13:30）／17:30～22:00（入店20:00） 【土日祝】11:30～21:30（入店19:30） 定休日：水曜日、年末年始（12月31日～1月3日） ※12月21日（木）、1月11日（木）、1月23日（火）休業 料金：大人4,378円／小学生 3,300円／6歳未満 1,650円／3歳未満 無料※120分制・ラストオーダーは30分前 ※12月25日～1月8日までは大人4,950円 アクセス：都営大江戸線「新宿西口駅」より徒歩5分 西武新宿線「西武新宿駅」より徒歩6分 東京メトロ丸ノ内線「新宿西口駅」より徒歩7分 JR・京王線・小田急線・都営新宿線「新宿駅」より徒歩8分 ※価格は税込です。最新情報は公式サイトをご確認ください

老舗ホテル限定品や入手困難のサブレ缶が身近に！駅チカ新オープンのギフトスイーツ【中央区・新宿区・港区】

冬は手土産の出番が増える季節です。喜ばれやすい定評ある話題のお店なら話も弾みそう。今回は次々にオープンするスイーツの新店をウォッチしているINDULGEさんおすすめの「ギフト系スイーツ」をご紹介します。幸せな気持ちになれるギフトスイーツ 相手の喜ぶ顔を思い描きながら選ぶ、ギフト系スイーツ。東京には魅力的なスイーツが山ほどあるので、どれにするか迷うこともありますよね。そこで今回は、口の肥えた方もきっと喜んでいただける、今秋オープン、もしくはオープン予定の、いま注目の手土産スイーツをご紹介します。大切な方へのギフトや自分へのごほうびに、みんなが幸せな気持ちになれるスイーツを買いに出かけませんか？ 上品でエモーショナルな「PAYSAGE」のスイーツ（画像：株式会社イートクリエーターリリース）【その他の画像】＞＞ 【日本橋】パレスホテル東京スイーツブティック2号店／店舗限定ケーキ＆月・木限定のクッキー缶　洗練された味わいのホテルメイドスイーツを提供する「パレスホテル東京スイーツブティック」。9月に日本橋三越本店に2号店がオープンしました。1961年のホテル創業時から愛される伝統のシグニチャースイーツや、手土産にもぴったりのクッキー缶「プティフールセック」（5,000円※月・木限定）などが販売されています。 　注目なのが、日本橋三越本店限定のケーキが3種類販売されているということ。林檎のジュレとキャラメルソースを合わせた「ポム キャラメル」（951円）や、完熟バナナのクリームとカシスを合わせたチョコレートムースが好相性な「カシス ノワール」（951円）、ヴァニラムースの中に、バラの風味が華やかなクレームブリュレを忍ばせた「アンジュ」（951円）のラインアップ。 　もちろん、パレスホテル東京開業時から変わらないこだわりが詰まった「マロンシャンティイ」（1,050円）などの伝統のスイーツも用意されています。パレスホテル東京自慢の新旧スイーツをミックスしておもたせにするなら、喜ばれること間違いなし！ 洗練された味わいのホテルメイドスイーツを（画像：株式会社パレスホテルリリース）【銀座】「ホテルマドレーヌミシェル」／ひとつひとつ表情の違うカラフルなこだわり素材のマドレーヌ専門店　10月25日（水）に銀座三越でオープンしたばかりのマドレーヌ専門店「ホテルマドレーヌミシェル」。ブランドキャラクター・ミシェルを通して目にした、フランスの美しい景色や人、季節からインスピレーションを受けて作られた、ファンタジックでガーリーなマドレーヌを楽しめます。 フランスの街とホテルをデザインしたオリジナル缶（画像：株式会社ガトーミシェルリリース）　フランス産の小麦粉や発酵バターなどを使ってじっくり焼き上げたマドレーヌは、21型も！ エッフェル塔をかたどったピスタチオマドレーヌや、ワイングラス型のレザン（ぶどう）マドレーヌなど、フレーバーや形状もユニークです。定番のシェル型のバターマドレーヌも用意されているので、味比べも楽しそう。缶やボックス、２個入りのミニバッグパッケージなど、詰め合わせのセットが多数用意されているので、シーンや目的で選びやすいのも◎。 ミシェルおすすめのこだわりのマドレーヌ詰め合わせ「Michelle Collection」（7個入2,160円）（画像：株式会社ガトーミシェルリリース）【新宿三丁目】「PAYSAGE」／お取り寄せの人気ブランドが11月1日百貨店初出店！　「サロン・デュ・ショコラ」ではオンライン初日に完売し、そのあまりの人気ぶりがSNSで話題になった気鋭のデセールパティシエ・江藤英樹氏のスイーツブランド「PAYSAGE（ペイサージュ)」。店舗を持たない入手困難なお取り寄せギフトでしたが、11月1日に初の百貨店常設店が伊勢丹新宿本店にオープン！ 今冬、代官山に待望の旗艦店オープンを控える中、ひと足早く江藤氏手がける独創的なスイーツを手に入れることができるようになりました。 やっぱり自分用にも欲しくなる！ 「サブレクラシック」（4,831円）（画像：株式会社イートクリエーターリリース）　旬のフルーツを使用した季節限定のグラスデザートや「シューアラクレーム」は、自分へのごほうびに。ギフトには「PAYSAGE」の代表作「サブレクラシック」がおすすめです。風味や食感にもこだわった、「クランベリー」「アールグレイ」「チョコチップ」「メープル」の4種類のサブレを詰め合わせ。ひと口かじると口の中にフレーバーが広がります。紅茶やハーブティーと合わせると、至福のティータイムを過ごしていただけることでしょう。 大切な方へのギフトにふさわしい、グレージュカラーの洗練されたシックなパッケージ（画像：株式会社イートクリエーターリリース）【神谷町】Minimal The Specialty 麻布台ヒルズ／体験型の新業態11月24日オープン予定　日本発のスペシャルティチョコレートの専門店「Minimal」の3つの店舗のシグネチャーチョコレートがそろった「Minimal The Specialty（ミニマル ザ スペシャルティ）麻布台ヒルズ」が、11月24日（金）にオープンします。 　店頭では「ガトーショコラの食べ比べ体験」、そしてチョコレートに合う日本酒やどぶろく、日本茶、スペシャルティコーヒーなど、さまざまなドリンクとの「ペアリング体験」なども楽しめるとのこと。自分でしっかり味わって、気に入ったものをギフトとして差し上げることができますね。 「Minimal The Specialty 麻布台ヒルズ」店舗イメージ（画像：株式会社Baceリリース）　この季節のギフトぴったりなのが「ガトーショコラ ソフト -シュトーレン-」。ドイツの伝統菓子シュトーレンをアレンジした、Minimal定番のクリスマス限定・ガトーショコラです。Minimalが手がけたシュトーレンなので、チョコレートが主役。チョコレート生地にチョコレートチップを混ぜ込み、中央のマジパンには、アクセントとしてマダガスカル産カカオニブが。もちろんナッツやドライフルーツもたっぷりです。チョコレート好きな方にいかがでしょう？ 12月末頃まで販売予定の「ガトーショコラ ソフト -シュトーレン-」（3,650円）※なくなり次第終了（画像：株式会社Baceリリース）話が弾みそうな話題の人気スイーツを贈ろう　ギフトは探す時にも高揚感に包まれてワクワクしますが、老舗ホテルの味が身近になる常設ショップの限定スイーツやお取り寄せで人気の焼き菓子など「定評のある話題のスイーツ」なら、贈られた側にも間違いなく喜んでもらえるはず。みんなが幸せな気持ちになれるって素晴らしいことですよね。いずれのショップも駅チカなので、お仕事帰りにぜひ立ち寄ってみてください。 ■パレスホテル東京スイーツブティック2号店 住所：東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館B1F TEL：03-3241-3311（代表） 営業時間：10:00～19:30 定休日：日本橋三越本店に準ずる アクセス：東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前駅」直結 東京メトロ東西線・都営浅草線「日本橋駅」より徒歩5分 ※詳細については公式サイトをご確認ください ■マドレーヌ専門店ホテルマドレーヌミシェル 住所：東京都中央区銀座4-6-16銀座三越B1F TEL：03-3562-1111（代表） 営業時間：10:00～20:00 アクセス：東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」直結 都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」より徒歩2分 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」より徒歩5分 ※詳細については公式サイトをご確認ください ■PAYSAGE 伊勢丹新宿店 住所：東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店 B1F TEL：03-6455-2515　 営業時間：10:00～20:00 定休日：伊勢丹新宿本店に準ずる アクセス：東京メトロ丸ノ内線・副都心線「新宿三丁目駅」直結 都営新宿線「新宿三丁目駅」より徒歩3分 ※詳細については公式サイトをご確認ください ■Minimal The Specialty 麻布台ヒルズ オープン：2023年11月24日（金） 住所：東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 2F 営業時間：11:00～19:00（予定） アクセス：東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」より徒歩3分 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩3分 ※詳細については公式サイトをご確認ください

【罪悪感無しグルメ2】ご褒美級なのに罪悪感フリー！世界に誇る東京発ヘルシースイーツ

ホッと一息つきたいときにいただくスイーツは、幸せな気分にしてくれます。とはいえ、甘くてカロリー高めのスイーツは、特にダイエット中の場合、罪悪感を感じてしまうのも事実。でも大丈夫！ 東京には世界に誇れるおいしくてヘルシーなスイーツがあります。この記事では都内で人気のヘルシーな洋菓子をご紹介します。見た目もテイストも大満足！少し前だと、ヘルシーなスイーツといえば、健康に良さそうだけど味わいは中途半端なイメージがありました。ところが最近のヘルシースイーツはほんとうにおいしい！ 健康に配慮しつつもおいしいスイーツに仕上げるために、試行錯誤を重ね、味わいや食感にこだわった焼き菓子は、どれも逸品。世界に誇れるスイーツだと感じます。 缶やパッケージもかわいくて、自分へのごほうび用にも、ヘルシー志向の友人へのプレゼントにもぴったりです。 こちらは東京限定品なので、地方へのお土産にも最適（画像提供：青山デカーボ）見た目もテイストも大満足な、罪悪感なく食べられるヘルシーな洋菓子を上手に取り入れて、毎日をHAPPYに過ごしませんか。 >>関連記事：グルテンフリーチーズケーキも。「GINZA SWEETS MARCH」 低糖質スイーツやヴィーガンスイーツの有名店「青山デカーボ」。ヘルシーでおいしい低糖質スイーツは、メディアでもたびたび取り上げられています。一口食べると世界が変わる、美しさにとことんこだわった低糖質スイーツは、しっかりとした素材の味わいや濃厚なうま味を感じられます。 まず目を引くのが、キュートな缶パッケージ。乙女心をくすぐる愛らしいデザインに、大人女子でも思わず心がときめいてしまいます。数量限定商品やポップアップストアでの販売時には、行列をつくるほどの人気があります。 大人女子にも人気がある、心ときめくお菓子缶（画像提供：青山デカーボ）「東京限定くま缶 いちごチーズ」は、オリジナルの低糖質チョコレートを使用した、グルテンフリーのチョコクランチ。マスカルポーネチーズの濃厚さと、甘酸っぱいドライイチゴの組み合わせがマッチしています。小麦粉の代わりに大豆のパフと食物繊維を、砂糖の代わりに植物由来のエリスリトールを使用することにより、糖質を抑えています。食べ終わった後の缶に何を入れようか？ と、あれこれ考えるのも楽しみのひとつです。 グルテンフリー＆低糖質とは思えないおいしさに大満足（画像提供：青山デカーボ）2022年9月にリニューアルオープンしたばかりのパティスリー「クリオロ」本店。フランス人パティシエが心を込めて造るこだわりのケーキやチョコレート、焼き立てのパンが人気です。 美しいケーキや焼き立てパンの香りに包まれてテンションがあがります（画像提供：クリオロ本店）「クリオロ」の人気アイテムの中に「糖質制限スイーツ」があります。「時代にあったおいしいもので幸せに」というコンセプトのもと、2011年から販売されています。「糖質制限スイーツ」誕生のきっかけは、オーナーパティシエのサントス・アントワーヌ氏の奥様が、1型糖尿病であることが発覚したときに「美味しいものが大好きな彼女のために､美味しい糖質制限スイーツを作りたい！」と考えたことだそうです。素敵なエピソードですね。 いろいろな食感が楽しめる、プラリネクリームとショコラムースの組み合わせが絶妙なチョコレートケーキ「スリム･プラリネ・ノワゼット」や、マスカルポーネのムースとコーヒーの苦味が大人な味わいの「スリム・ティラミス」など、クオリティーの高い低糖質スイーツを味わえます。大好評の「糖質制限スイーツ」、ほんとうにおいしいので、まずはいちどお試しください！ これで低糖質？ と驚きを隠せないクオリティーの高いケーキ（画像提供：クリオロ本店）ほんとうにおいしいヘルシースイーツを選べる時代日本のスイーツのクオリティーの高さは、世界トップクラス。健康志向の高まりとともに、ヘルシーなスイーツの需要もどんどん増え、うれしいことにほんとうにおいしいヘルシースイーツを選べる時代になりました。 今回ご紹介したヘルシーな洋菓子は、オンラインショップでも手に入りますが、ショップで実際に商品を見て、スタッフの説明を聞いて選んだものは、特別なものになります。きちんと選んで購入し、味わったものは、お気に入りリストに加わることでしょう。 筆者も、丁寧に作られた体に優しくおいしい絶品スイーツに感謝しつつ、コーヒーブレイクを楽しもうと思います。 ■青山デカーボ＜取扱店舗＞新宿伊勢丹ISETAN Seed 住所：東京都新宿区新宿3-14-1 新宿伊勢丹 本館 １F ISETAN Seed TEL：03-3352-1111 営業時間：10：00～20：00 定休日：年中無休 アクセス：東京メトロ線丸ノ内線・副都心線 新宿三丁目駅より徒歩1分 都営新宿線 新宿三丁目駅より徒歩3分 ■クリオロ本店 住所：東京都板橋区向原3-9-2 TEL：03-3958-7058 営業時間：10：00～19：00 定休日：火曜（祝日は営業） アクセス：東京メトロ有楽町線・副都心線 小竹向原駅より徒歩3分

チェーン店なのになぜ？ 都内「富士そば」の店舗限定メニュー5選

東京都内を中心に首都圏で約130店舗を展開する「富士そば」。同店にはさまざまな店舗限定メニューがあるのをご存じでしょうか。そのなかから、今回は五つご紹介します。店舗限定メニューが豊富　東京都内の多くの駅前で見かける富士そば。同店はチェーン店ですが、店舗限定のメニューも提供しています。なかには変わり種メニューを展開している店舗も。 富士そばの店舗外観（画像：(C)Google）　チェーン店だからとどこの店舗へ行っても同じだとは思わず、たまには近場以外の富士そばへも足を運んでみてはいかがでしょうか。今回は店舗限定のメニューをご紹介します。 1.大きいコロッケそば・うどん（五反田店、経堂店など）　そばやうどんの付け合わせとして、あったらうれしいのが揚げ物です。天ぷらと並んで、コロッケはそばに合わせたい人気な定番おかずではないでしょうか。 　富士そばの一部店舗では、一般的なサイズよりも2倍も大きいコロッケを入れた「大きいコロッケそば・うどん」を提供。五反田店（品川区東五反田）から販売を開始してから取扱店を徐々に増やしており、現在ではグラウンドメニュー入りを狙っているとのことです。 品川区東五反田にある五反田店（画像：(C)Google）　コロッケの中身はポテトが多め。甘みがあり、ホクホクとしています。一般的なコロッケは80～100gで作られますが、富士そばのコロッケは重量は150gとずっしり。見た目のインパクトも強く、器の半分以上を覆ってしまうほどの大きさです。腹持ちをよくしたいランチにぴったりです。 2.つけラクサうどん（自由が丘店、武蔵小山店など）2.つけラクサうどん（自由が丘店、武蔵小山店など）　富士そばは海外進出もしています。シンガポールは主力な海外店舗のうちのひとつ。元駐在員のアレンジによるシンガポール料理ベースのそば・うどんが、日本国内でたびたび限定販売されています。 　2021年5月から販売されているのは「つけラクサうどん」。ラクサとは魚介とココナツミルクを合わせたスパイシーでローカルな麺料理。自由が丘店（目黒区自由が丘）などで販売されています。 目黒区自由が丘にある自由が丘店（画像：(C)Google）　通常よりも多い1.5玉のうどんの上にはほうれん草、蒸し鶏、かにかま、ゆで卵がのっています。つけ汁はうどんにしっかり絡むよう濃厚で、魚介の出汁がしっかりと効いていますよ。乾燥えびを散らしており、歯ごたえもあります。680円と富士そばにしては高めの値段設定ですが、満足感のある一品です。 3.肉富士ラー油丼セット（小平店、荻窪店など）　1店舗限定ではないものの、グラウンドメニューに記載がなく取扱店舗が限られていると推測できるメニューでおすすめしたいのは「肉富士ラー油丼セット」。そばもしくはうどんと、ラー油丼のセットです。豚しゃぶと温玉がのった丼の上に、ラー油がかかっています。 肉富士ラー油丼とそばのセット（画像：樫山綾乃）　食べるラー油なのでフライドガーリックが入っており、じゃりじゃりとした食感。ほんのりとしびれも感じられます。 　さらにごはんと肉の間には海苔が入っており、ラー油がしみ込んでごはんと相性抜群。一度食べればきっとやみつきになるはず。飲んだ後のシメとしても最適な味付けです。 4.しびから火鍋つけ麺（代々木八幡店）　近年専門店が増加し、日本での知名度も徐々に上がっている火鍋。鍋というと誰かと楽しむものであり、ひとりで食べるものではないというイメージがあります。代々木八幡店（渋谷区富ケ谷）では、「しびから火鍋つけ麺」を楽しむことができます。ひとりであっても気軽に火鍋の味を堪能できます。 渋谷区富ケ谷にある代々木八幡店（画像：(C)Google）　つけ汁の具材はきつねや豚肉、キノコ類などで、そばの定番食材ばかりです。本場ではモツやラム肉、魚の練り物などを入れるのが主流。富士そば限定メニューなら日本人になじみのある食材ばかりなので、火鍋初心者でも食べやすいです。 　スープは激辛ではなく、おいしく食べられる程度の辛さ。花椒はしっかりと効いており、しびれが刺激的。最後までスープを飲み干したくなります。 5.冷やしオクラかき揚げそば・うどん（三光町店）5.冷やしオクラかき揚げそば・うどん（三光町店）　個性的な限定メニューをたびたび発売している店舗と言えば、三光町店（新宿区新宿）。タピオカブームが巻き起こった2019年には、イクラ丼ならぬ、タピオカ漬け丼を販売し、ネット上で話題になりました。 新宿区新宿にある三光町店（画像：(C)Google）　そんな三光町店で2021年6月から販売しているのは「冷やしオクラかき揚げそば・うどん」。タピオカ漬け丼ほどの強烈なインパクトはありませんが、オクラをかき揚げにするのは珍しいのではないでしょうか。インパクトが強すぎる変わり種が苦手な人でも、オクラかき揚げなら抵抗なく食べることができそうです。 　かき揚げにはオクラのほか玉ねぎが入っており、割合は半々程度。玉ねぎはサクサク、オクラは粘り気があり、ふたつの食感を楽しめます。大根おろしも添えており、後味はさっぱり。夏にぴったりの一品です。 店舗限定メニューが多く存在する　今回は都内で食べることができる、富士そばの店舗限定メニューを五つ紹介しました。気になるメニューは見つかりましたか？ 　富士そばはチェーン店ですが、限定メニューを用意している店舗がたくさんあります。いつも行く店舗だけでなく、たまには別の店舗へ足を伸ばして、限定メニューを見つけてみてください。 富士そばのロゴマーク（画像：ダイタンホールディングス）　なお、店舗限定メニューは公式ウェブサイトに掲載されているとは限らず、いつの間にか販売終了していることも多々あります。 　今回ご紹介した限定メニューはいずれも2021年の時点で販売されているメニューばかりですが、気付いたら販売が終わっている可能性もあります。気になったメニューがあった方は、早めにチェックしてみてくださいね。

新宿の雑居ビルに突如現れ、やがて立ち去る「旅するスパイスカレー屋」を訪ねて

特定の店舗を構えず、旅するように各地を転々とするというコンセプトのスパイスカレー店が新宿にオープンしました。旅人のように移動を続ける不思議なカレー店「『旅すること』とスパイスカレーは、どこか似ている気がしませんか」―― 　そう投げ掛けられた問いの意味を量りかねて、最初少し考え込んでしまいました。旅とカレーの共通点？ それはいったい、どのようなものでしょう。 スパイスカレー店「チキュウ マサラ」。古めかしい木戸の向こうには、数席のカウンターと小さなキッチンがある店内（2020年3月24日、遠藤綾乃撮影）※ ※ ※ 　ここは東京メトロ新宿三丁目駅からほど近い、小さなスパイスカレー店。2020年3月下旬、靖国（やすくに）通りと新宿柳通りがぶつかる「新宿五丁目東」交差点にある雑居ビル2階に、「チキュウ マサラ」（新宿区新宿）は突如オープンしました。 　年季の入ったタイル張りの外階段を上り、手前から2軒め、会員制バーのような木製扉を引いて開けると、中はスツール数脚が並ぶカウンターとキッチンだけのシンプルな店内。「ようこそ、いらっしゃいませ」と気さくに迎えてくれたのが、このお店のメニューとコンセプトを考案するエドワードヘイムスさんです。 インドのスパイスに魅せられてインドのスパイスに魅せられて　日本に生まれ、18歳でアメリカ・サンフランシスコへ渡り、当時のヒッピー文化に大きな影響を受けたと話すエドワードさん。ミュージシャンやイラストレーター、レストランのシェフ、編集者などさまざまな職業を経験したのち、フォトグラファーとしてカメラひとつを携え、世界中の国や地域を飛び回りました。 「とりわけ印象的だった国のひとつがインドです。私はもともと薬草が好きで、アメリカでハーバリスト（ハーブの専門家）の博士号を取りたいと思っていたくらい。中でもスパイスへの興味はとても強くて、仕事でインドへ行くたびに現地のスパイスマーケットを何度も訪ねたり、一般的な家庭でごちそうになったり、とにかくたくさんのスパイスカレーを食べて歩きました」 ポークリブカレーとうまみ野菜カレーの「スペシャルコンボカレー」（2020年3月24日、遠藤綾乃撮影）　インドの家庭にはスパイスが何種類もストックされていて、ガラムマサラ（インド料理に使われるミックススパイス）ひとつ取っても、それぞれの家庭で味が違うといいます。 「そのときどきの気候や体調に合わせて調合する種類や量を変えるのは当たり前。それくらいスパイスはインドで生活や健康に密接した大切な存在なのです」（エドワードさん） 　すっかりスパイスに魅了されたエドワードさんが、今こうして自身でスパイスカレー店を監修するようになるまで、いくつかの曲折がありました。そのひとつが、前衛的な書道家として知られる武田双雲さんとの出会いです。 新宿から日本各地へ、そしていずれは世界へ新宿から日本各地へ、そしていずれは世界へ　数年前、家族とともにアメリカから十数年ぶりの日本への帰国する飛行機の機内誌で、エドワードさんと彼の妻は書道家・武田双雲さんの存在を知ります。 　作品に感銘を受け、妻が持つ神奈川県・葉山町のギャラリーで武田さんの個展をプロデュース。そのことをきっかけに、アメリカでのプライベートな旅程を共にするほど武田さんとの親交を深めていきます。 　ふたりの結びつきをいっそう深いものにしたのは、それぞれの食に対する考え方。有機栽培の食材を使った飲食店を開きたいと考えていた武田さんをエドワードさんがサポートする形で、2016年12月、神奈川県藤沢市の鵠沼海岸に第1号店となるカフェレストランをオープンさせました。 　2018年6月には東京メトロ浅草駅近くにみそ汁専門店「MISOJYU（ミソジュウ）」をオープンさせ、和食好きや外国人観光客からの注目を集めます。次なる展開を模索するなか、満を持して挑戦したのが大好きなスパイスを扱う今回の「チキュウ マサラ」でした。 　しかも、ただのカレー店ではありません。次々と店舗の場所を変えて営業を続ける「旅する」スパイスカレー店です。 旅するスパイスカレー店「チキュウ マサラ」のコンセプトやメニューを考案しているエドワードさん（2020年3月24日、遠藤綾乃撮影）「若い頃から旅が好きだったからでしょうか。どうも、ひとつの場所にじっととどまっていられない性格なんです。それならいっそ、お店自体が旅するように移動を続けるスタイルにしてみたらいいんじゃないかと思いつきました。まずはここ新宿からスタートして、日本各地のいろいろな地方を回って、いずれは海外へ……。そう考えると、旅とスパイスカレーってすごく相性がいいんだということにも気がついたのです」 地産地消のオリジナルカレーを作りたい地産地消のオリジナルカレーを作りたい　エドワードさんがあらためて感じた、スパイスカレーと旅の親和性とは。 「スパイスさえ持って出れば、どこへ行ってもスパイスカレーは作れる。これはとても魅力的なことだと思いませんか。その土地その土地で採れた野菜や魚を使った地産地消のオリジナルスパイスカレーを提供したいと構想しています。特定の店舗を持つのではなく、季節ごとの収穫祭や感謝祭に参加してスパイスカレーを振る舞うイメージです」 　スパイスカレーとは、どんな食材も「具材」として受け入れて包み込み、同じカレーでありながら味も見た目もさまざまに変化する料理。そして違う料理のようでありながら、どれも同じカレーでもあるという、どこか哲学的な顔をした料理。 「そう考えると旅によく合う料理だと思うし、なんだか旅そのものとも似ているように感じます。ひとつの大きな鍋を皆で囲んでルーをお皿につぐというしぐさも、旅に似合う。私がスパイスカレーを好きなのは、そういうところにも理由があるのかもしれません」 手前から2番目の扉が「チキュウ マサラ」。いつまでこの場所にあるかはエドワードさん自身にも「分からない」（2020年3月24日、遠藤綾乃撮影）「チキュウ マサラ」のメニューは、ポークリブカレーとうまみ野菜カレー（税込み1500円）と、週替わりのカレー（2020年3月24日現在はキーマカレー、1200円）の2種類。複数のスパイスを混ぜ合わせて作られた、辛過ぎず奥行きのある味わいが特長です。 　営業日時は当面、月曜から水曜の12時開店。30食限定で、だいたい14時半ごろでラストオーダーにするという、ゆったりしたスタイルだそう。 　突然現れ、いつの間にか去っていく不思議なスパイスカレー店と、一期一会的でありながら同時に普遍性も内包したエドワードさんのひと皿。都会の一角にいながら旅先での出会いにも似た感慨に浸りつつ、スパイスの香りを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

同性愛者じゃなくても楽しめる「新宿2丁目」入門、初心者はまず「MIXバー」に行こう

「新宿2丁目」という言葉を聞くと、あなたは何を想像するでしょうか。ゲイの街？ それとも同性愛者の聖地？ そのような固定化されたイメージを払しょくし、2丁目初心者に新たな楽しみを教えてくれるのが、ライターで編集者の冨田格さんです。いったいどのような場所がおすすめなのでしょうか。「新宿2丁目の基礎知識」　新宿2丁目――。 　知らない方は、今でも「ゲイの街」「同性愛者の聖地」と思っているかもしれません。しかし今では、ゲイ以外の人も気軽に楽しめる街となっています。そんな新宿2丁目の楽しさをご紹介しましょう。 夜の新宿2丁目の様子（画像：冨田格）　伊勢丹やバルト9、世界堂、末廣亭などが並ぶ新宿3丁目より、ひとつ四谷方面のブロックが新宿2丁目です。昼間は2丁目にある専門学校や会社に通う人たちが行き交う街ですが、夜になると多くの飲食店を目当てに、たくさんの人が集まってきます。 　こだわりの居酒屋や中華・焼肉・エスニック・カフェなどの飲食店もありますが、夜の新宿2丁目の中心はゲイバーです。最近はレズビアン・バーも増えていますが、ゲイバーの方が圧倒的に多くなっています。新宿2丁目全体で数百軒のゲイバーがあると言われていますが、店の入れ替わりも激しい街のため、正確な軒数を把握している人はいないと思います。 　ざっくり分けて、ゲイバーには3種類あります。 ・Men Only　：　基本はゲイ男性しか入れない ・MIXバー　 ：　性別・セクシュアリティ関係なく誰でも入れる ・観光バー　：　お客さんの大半はノンケ（ゲイではない人を指す隠語）男女 「Men Only」の店は、基本はゲイ男性しか入れません。昔は「会員制」という札を出している店がほとんどでしたが、現在の新宿2丁目では見かけなくなりました。 「観光バー」は、ゲイがノンケ男女を楽しませるタイプの店です。本来2丁目で飲むような人ではない、2丁目に観光に来た人たちが飲みに来るので「観光バー」と呼ばれていると聞いたことがありますが、その語源は定かではありません。 「観光バー」はニューハーフやドラァグ・クイーン（女装した男性）がいる店から、ホスト風の若いイケメンが揃っている店、賑やかな会話で楽しませてくれる店までさまざまですが、全体的に料金設定は少々高くなっています。 　私が新宿2丁目でお勧めしたいのは、この20年で急増した「MIXバー」です。 2丁目MIXバーがゲイじゃなくても楽しめる理由2丁目MIXバーがゲイじゃなくても楽しめる理由　2丁目のゲイバーに遊びに来る、ゲイではないノンケ客のことを指す「訳知り（わけしり）」という言葉が昔からあります。これは2丁目は同性愛者が中心であり、自分たちノンケは中心にはなれないのだ、という街のルールを分かった上で楽しみに来る人たちという意味だそうです。 青色部分が新宿区「新宿2丁目」（画像：Google）　平成の後半に2丁目で急増して今や主流となっているのが、ゲイ客と訳知りノンケ客が一緒になって楽しめるMIXバーです。 　なぜノンケの皆さんがMIXバーを楽しめるのか？　その理由は3つあります。 1.不必要な色気がない 　MIXバーのスタッフの多くはゲイ男性（女性やノンケのスタッフがいる店もあります）、お客のゲイも含めて、基本、女性に対する下心は持っていない人が多いです。ゲイ客が男性との出会いを期待するなら、Men Onlyのゲイバーに行くものです。ノンケ男性に対するホステス、ノンケ女性に対するホスト的なスタッフのお色気営業もなければ、お客さん同士の下心のあるアプローチも極めて少ないです。 「色気がない」というと悪口のように聞こえるかもしれませんが、視線を意識しあうような妙な緊張感もなく、リラックスして飲んで楽しめるという面から見ると、実はすごく褒め言葉であったりもします。 2.ひとりで遊びに行ける 　不必要な色気がないMIXバーにあるのは、たくさんの会話です。カウンターの中のゲイのマスターやスタッフとお客さんの会話もあれば、カウンターに並んだお客さん同士の会話も豊富です。下心を意識せずにリラックスしてお酒を飲んでいると、初対面の人とでも自然と会話が弾んでくるものです。 　ひとりでふらりと飲みに行っても、誰かと話しながらお酒が飲めて楽しい時間が過ごせる。そんな理由からリピーターになるノンケ男女はとても多いようです。そして2丁目は昼と夜で雰囲気がガラリと変わる街なので、いわゆる歓楽街のような危ない雰囲気が皆無です。ひとりで遊びに来る女性が多いのは、そんな理由も大きいと思います。 3.集う人の心がフラット 　MIXバーを選んで飲みに来るゲイのお客さんは、飲んで楽しく話せることにプライオリティ（優先順位）を置いているので、周囲のお客さんのセクシュアリティや自分の好みのタイプかどうかは関係ありません。また、他に飲む場所はいくらでもあるにもかかわらず、わざわざ2丁目に足をのばすノンケのお客さんは、ゲイに対して差別意識や苦手意識を抱いているはずがありません。 　世の中には、未だにゲイやLGBTに対しての誤解や偏見を持っている人はいます。でも、2丁目のMIXバーには、そんな誤解や偏見から来る「壁」のようなものは存在しません。そこに集まるゲイもノンケも、誰とでも楽しく飲んで話ができるフラットな心を持っているからです。 「一度飲みに来ればいいのに」「一度飲みに来ればいいのに」　私は2018年の夏まで3年と少しの間、2丁目のMIXバーで週1マスターとして営業をしていました。営業を続けるにつれ、ゲイ、ノンケ関係なくリピーターさんが増えていきました。多くの方はひとりでふらりと飲みに来られます。 昼間の新宿2丁目にはためくLGBTの象徴「レインボーカラー」（画像：冨田格）　年齢や性別・セクシュアリティさまざまな、 ・弁護士 ・僧侶 ・介護職 ・雑誌編集長 ・主婦 ・主腐（夫のいる腐女子） ・主夫 ・葬儀屋 ・外資系エリート ・銀座ホステス ・電話相談カウンセラー がカウンターにずらり並んで、ものすごい勢いで話が弾み、酒を酌み交わしているさまを見ていると、「多様性のあり方とは」「LGBTにどう接するのか」など、真面目に考えれば考えるほど答えが見えなくなりそうな問いで、頭でっかちになって悩むよりも、一度2丁目に飲みに来てみればいいのにね、なんて思っていました。 　かしこまって考えてしまうと、心の中に見えない「壁」が生まれてしまうものです。人と人との関わりですから、心の持ちよう次第で案外簡単に「壁」を崩すことができるもんだと、私は思っています。 　2丁目MIXバーに興味を持たれたのなら、怖がらずに是非一歩踏み出してみませんか？ ちょっとの勇気を出すことで、あなたの考え方を変えてくれるような会話や気づきに出会えることもあるのですから。