「安いから」って衝動買いしてませんか? 2019年「食品ロス」調査、驚きの結果が明らかに
賞味期限近くても「特価なら買う」 スーパーマーケットのチラシ情報サービス「トクバイ」を運営するトクバイ(渋谷区渋谷)が同サービスのユーザー男女1791人を対象に行った「食品ロス」に関するインターネット調査で、半数以上の人が購入した食品をすべて使い切れていないことが分かりました。食品ロスとは「食べられるのに捨てられてしまう食品」のことで、これを削減して食品廃棄物の発生を減らしていくことが現在求められています。 スーパーの特売は日々盛り上がりを見せる(画像:写真AC) 調査は2019年5月30日(木)から6月6日(木)まで実施。食品をすべて使い切れていない人は54.4%で、使いきれず、廃棄している現状が推測されました。 また、賞味期限が近い商品や形が悪い商品でも、通常より「特価」であれば買いたいと思う人が96.5%を占め、購入する予定がなくても価格につられて購入する人が多いことも分かりました。 2019年の通常国会で成立した「食品ロス削減推進法」については47.8%の人が知らないと回答、世の中への浸透率に課題が残る結果となりました。 トクバイは今回の結果を受けて、 「調査の結果、『食品ロス削減推進法』の認知は半数以下に留まり、人の『食品ロス』に関する意識醸成は十分に進んでいないことが判明しました。さらに、『購入した食材をすべて使いきれていない』生活者は全体の半数以上と、家庭の食品ロス削減はいまだ大きい課題であることが推測されます。 食品ロスの発生要因は、小売事業者や外食事業者などの事業者によるものと、家庭からでる生ゴミによるものとがあり、削減達成のためには、事業者、生活者双方の意識改革と対策が必要です」 とコメントしています。
- ライフ