あなたがあおり運転の「加害者」になるかも? 2019年調査で判明、イライラ運転手の3割が似たような行動をとっていた
ドリームエリア(渋谷区渋谷)が行った「あおり運転」に関するインターネット調査で、運転中にイライラしたことのある人の3人にひとりが、加害者になりかねない行動を取っていることがわかりました。いったいどのような行動でしょうか・。14%の人、イライラして「相手と併走した時に顔を見た」 地域コミュニティーサービス「マチコミ」を運営するドリームエリア(渋谷区渋谷)が、同サービスの利用者で未就学児から大学生までの子どもを持つ約4万4000人を対象に行った「あおり運転」に関するインターネット調査で、運転中にイライラしたことのある人の3人にひとりが、加害者になりかねない行動を取っていることがわかりました。 ドライブレコーダーを取り付けた車のイメージ(画像:写真AC) 調査期間は2019年8月29日(木)から9月3日(火)で、有効回答者数は4万3579人でした。 調査では、まず約8割の人が「運転中にイライラすることがある」と回答。その人たちに続けて、「イライラした時にしてしまったこと」を尋ねたところ、 ・相手と併走した時に顔を見た(14%) ・急加速したりスピードを出したりした(6%) ・クラクションを鳴らした(5%) ・悪態をついたり大声を出したりした(4%) ・相手の車をあおった(2%) ・停車時に車から降りて注意した(0.1%) ・その他(3%) ・何もしない(66%) といった回答が寄せられました。およそ3人に1人が、加害者になりかねないともいえる行動を取っていることが分かりました。 また、ドライブレコーダーをすでに装着している人は29%程度にとどまったのに対し、「今後装着する予定」(39%)が約4割に上り、あおり運転に対しての警戒感が高まっていることもわかりました。 対策は「ドライブレコーダー」「気持ちの余裕」 なお、「あおり運転に関して必要だと思う対策」について尋ねたところ、次の回答が寄せられました。 ・ドラレコがないときは携帯で撮影するなどして証拠を残し、なるべくあおり運転の車と違う道に出れるようにするか、お店などの駐車場に入り警察に電話 ・冷静に車を寄せて、さっさと先に行かせるのが大事だと思います ・自分のことだけではなく、周りにも気をつけて、譲り合いの気持ちで、時間に余裕を持って運転する ・自分自身も、マナーを守る ・自分はされない…と思わない。されるかもの前提をもち、対処法を頭に入れておく ドリームエリアによると、「ドライブレコーダーで対策するというコメントが多く見られました。また、譲り合いの気持ちなど、運転している自分自身の気持ちにも余裕が必要だと回答した人も目立ちました」とのことです。
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