夫の影響力たった14%! 2019年「購買決定権」調査、その悲しい現実が明らかに
ハー・ストーリィが行った「家庭内の購買決定権」に関するアンケート調査で、妻が6割以上のものの購買を決定していることが分かりました。いったい妻はどのような物の購入について、強い決定権を持っているのでしょうか。「外出着や普段着などは、妻の影響大きい」 女性マーケティングを手掛けるハー・ストーリィ(港区六本木)が全国にする25~60歳の既婚女性500人を対象に行った「家庭内の購買決定権」に関するアンケート調査で、妻が6割以上のものの購買を決定していることが分かりました。その一方、夫はわずか2割以下にとどまりました。 妻がスーパーマーケットで買い物をするイメージ(画像:写真AC) 今回の購買対象としたのは、世帯で購入する「49品目」について。そのうち、明らかに妻が購買決定する(妻の購買決定率が夫の購買決定率より高い)品目は 49品目中31品目(63.3%)で、明らかに夫が購買決定する品目は49品目中7品目(14.3%)でした。 また、購買決定する割合が30%以上の場合を「影響力がある」ととらえた場合、妻が購買に影響を与えている品目は49品目中44品目(89.8%)、夫が購買に影響を与えている品目は49品目中29品目(59.1%)でした。 同社は今回の結果を受けて、 「『夫のものの購入』については、夫のもので妻の意見で決定しているものは8品目中1品目(下着・寝巻き・靴下)でした。外出着、普段着、服飾小物など身につけるものは妻の影響力も大きいといえます。 『妻のものの購入』については、妻のものの購入に関しては8品目中8品目すべてを妻が95%以上の比率で決定しています。夫のものの購入に対する妻の関与と比較すると夫の関与はかなり低い結果となっています。 『子どものもの購入』については、子どものものは8品目すべてにおいて妻の意見で決定しています。しかも、子どものめがね以外は約80%の影響力で妻の意見で購買が決定されています。 『家庭内で使うもの』については、妻の意見で購入決定しているのは23品目中14品目。住宅関連の支出は夫の影響のほうが大きいが賃貸・増改築・リフォームは妻の意見が40%近いという結果になりました。車については妻が主に使用する車への夫の意見に対して夫が主に使用する車への妻の意見の割合は高くなっています。また、ペットに関する支出は妻の意見で決定するという回答が8割近くでした。 『親に関する支出』については、妻の意見で決定しているのが2品目中1品目。妻の親に関する支出は妻の意見で決定、夫の親に関する支出は夫の意見で決定していますが、比率に大きな違いがあります。妻の親に関する支出の夫の意見は2.5%ですが夫の親に関する支出の妻の意見は30%であり、親についての支出は妻の意見が大きいといえます」 と分析しています。
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