星野&新垣・有吉&夏目カップルに共通点! 「祝福したくなる結婚」の絶対条件とは
女優・新垣結衣さんと、歌手で俳優の星野源さんが結婚を発表し、日本中が祝福ムードに湧いています。同じく2021年に結婚し、世間を驚かせたカップルと言えばお笑い芸人・有吉弘行さんとフリーアナウンサー夏目三久さん。この2組に共通する、「祝われる結婚」の条件とはいったい何でしょうか?ビッグカップル誕生を日本中が祝福 日本中をあっと驚かす、おめでたいニュースが飛び込んできました。女優・新垣結衣さん(32歳)と、歌手で俳優の星野源さん(40歳)の結婚です。 2021年5月19日に結婚を発表した新垣結衣さん(右)と星野源さん。2017年撮影(画像:時事通信フォト) ご存じの通り、ふたりは2016年のTBSテレビ系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』で共演。同作は最終回の視聴率が20.8%を記録する大ヒットとなり、2021年1月にはスペシャル版も放送されました。 ORICON NEWSの記事(2021年5月19日夕方配信)によると、ふたりはスペシャル版の撮影での再会をきっかけに交際をスタートさせたとのこと。作中のカップルが現実でも結ばれたことに、業界関係者やファンから祝福の声が相次いでいます。 2021年の芸能人同士の結婚と言うと思い出すのはやはり、4月2日に発表されたお笑い芸人・有吉弘行さん(46歳)とフリーアナウンサー夏目三久さん(36歳)カップル。 有吉さん・夏目さんは2011年4月から放送されたテレビ朝日系バラエティー番組『マツコ&有吉の怒り新党』で出会い、10年をかけて思いを結実させたと言います。 東京で最も華やかな芸能界の結婚事情 華やかな東京の街の中でも、最もまぶしい輝きを放つ芸能界。そこで活躍するタレントたちは常に人々の関心を集めます。 交際や結婚の報道が流れるたびにファンたちは一喜一憂してきましたが、これほど祝福ムードに包まれるカップルが2組も続けて誕生するのは、近年でも珍しいことなのではないでしょうか。 こうした結婚を「祝われ婚」と表現した時、その特徴を探ると興味深い共通点が見えてきます。 「祝われる結婚」の条件とは?「祝われる結婚」の条件とは? この2組に共通するのはまず、かつて人気番組で共演し、当時から周囲が認める“お似合い”の組み合わせだったこと。 共演の場がフィクション(ドラマ)であれバラエティーであれ、互いに寄せる信頼や好意の片りんを、その視線の交わりやしぐさの端々から視聴者はするどく見抜くもの。 「当時からお似合いだと思っていた」「実際に結婚してくれてうれしい」と、まるで自分自身や親しい友人のことのように吉報を歓迎するのです。 港区赤坂にあるTBSテレビ。ふたりの出会いのきっかけとなった、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を放送した(画像:写真AC) 注目すべき共通点はほかにもあります。 第一線で活躍し続ける芸能人同士の結婚は、ともすれば「ハデ婚」などと称され、華やかさばかりに目が行きがちです。 しかし今回の2組は、交際をひけらかすことなくそれぞれの仕事を実直にこなし、俳優や歌手、芸人、司会など本業での実力について世間から十分な評価を得ていました。 こうした特徴は、2020年12月に結婚を発表した俳優・松坂桃李さん(32歳)と女優・戸田恵梨香さん(32歳)カップルにも言えるでしょう。 「反対される結婚」との違い「反対される結婚」との違い ビッグネーム同士なのに決して浮ついていない。地に足が着いている。真面目そう。本気度が感じられる――。 出会ってから長い時間をかけて互いを知り、結婚に至るという一連の経緯が視聴者たち「純愛」イメージをおのずと強化させ、祝福ムードをいっそう高めていると言えそうです。 特に世間の耳目を集めやすい女優たちの結婚をめぐっては、つい数年前頃まで「お相手は一般男性」というケースが多く聞かれました。一般男性とは言うものの、ふたを開けてみたら大手企業の御曹司であったり、新興企業の若手社長であったり。 女優の結婚は、いつの時代も世間の大きな関心事(画像:写真AC) もちろんそれが悪いという意味では決してないのですが、そこはかとなくお金のにおいをかぎ取ったファンたちは、少々複雑な気持ちにもなったものでした。 世の中には、大衆になかなか受け入れられない結婚というものも存在します。世間の大多数が「反対!」を唱えるケースも時には起こります。それは、当人にとっても大変つらいことでしょう。 華やかな東京で成功を収め、美貌も名声も全て手に入れた著名人に注目が集まるのは、無理からぬことなのかもしれません。 その点、芸能人同士でありながらこれほどまでにすがすがしく祝われる結婚というのは、周囲からしてみてもずいぶんと気持ちの良いものだということを、あらためて強く感じさせられました。 ファンの評価が無視できない時代ファンの評価が無視できない時代 このように芸能人・著名人の結婚をめぐっては、視聴者やファン、すなわちオーディエンスから「祝われるか否か」が近年ますます重要な要素となっているように感じられます。 背景にあるのは言うまでもなく、SNSなどインターネット上に広がる言論空間の発達です。人気が命の芸能人だからこそ、それらは決して無視できないものになっているのです。 「あのカップルはお似合いだし推せる!」「応援したい!」「自分もあんな結婚がしたいなあ……」。さまざまな結婚発表があるたびに、そうした祝福の声がSNS上に投稿されます。 誰もが持論や批評を発信できるようになったSNS時代。メリットもあればデメリットもある(画像:写真AC) それはつまり、裏を返せば「あの夫婦はすぐに別れそう」「相手の人、何かうさんくさくない?」「絶対あのふたり結婚すべきじゃなかった」といった否定的な書き込みも、異なる場面では同じくらいいくつも成されているということ。 誰もが持論と批評の発信者となった今、オーディエンスによる寸評は果たしてどのくらい許容されるものなのでしょうか。 当の芸能人たちは“有名税”と割り切っているのかもしれませんが、書き込まれる内容が肯定的なものであれ、否定的なものであれ、行き過ぎた激しいうねりは実害につながる恐れもはらんでいます。 恋愛リアリティー番組に出演し、2020年5月に急死した女子プロレスラー・木村花さんの件は、決して忘れてはならない教訓です。 芸能人の吉報や醜聞に反応するSNS芸能人の吉報や醜聞に反応するSNS 自分とは直接的な利害関係のない芸能人の不倫や浮気、離婚、醜聞にコメントが殺到する風潮に、しばしば疑問を抱く人も少なくないでしょう。また、そんなオーディエンスのうねりに対し恐れを感じる人もいるかもしれません。 それでもやはり新垣さんと星野さんの結婚には「うれしい!」「良かった!」という思いを抱かずにはいられないのは、世間の多くの人が感じている通り、やっぱりふたりがとっても“お似合い”なカップルだから。 大きな祝福のうねりに身を任せて、ともに喜びを分かち合いたくなる幸せなニュースです。 新垣さんと星野さんも、有吉さんと夏目さんも、結婚発表前、週刊誌やネットニュースにキャッチされなかった秘密の交際。 「これでようやく堂々とふたりで外を歩けるようになるんだ……!」という勝手な妄想と安堵(あんど)をファンたちに抱かせるこれまでの経緯もまた、新しい夫婦たちへのお祝いムードをいっそう後押ししているのかもしれません。
- 恋愛・婚活