自分らしい働き方、見つかるかも? 渋谷の結婚式場に女性を支援するコワーキングスペース
渋谷の旧PARCO跡地にある結婚式場のなかに、女性を支援するコワーキングスペース「la billage」がオープンしました。挙式のない平日に、60席のワーキングエリアをゲスト待合室に設置。心地よい空間で働ける環境を整えています。「女性の自分らしい働き方」をテーマに、トークイベントや交流会なども催していくとのことです。結婚式場を平日に開放、ソファー席も設置のフレキシブルな環境 渋谷駅より徒歩約8分という立地に2018年7月、「女性を支援する」をコンセプトとしたコワーキングスペース「la billage(ラ ビレッジ)」が誕生しました。コワーキングスペースとは、独立して働く個人が、机や椅子、ネットワーク設備などを共有しながら仕事を行える場所です。通常のレンタルオフィスと異なる点は、オープンスペースで利用者同士がアイデアや情報を交換し、イベント開催などを通じて新たなコミュニティを作ることができるという環境です。 「la billage」の内観。土日は結婚式場として使用される(写真:MJE)。「la billage」の特徴は、そこが「披露宴会場」であること。全国で結婚式場を運営するエスクリ社がプロデュースした、こだわりの空間が広がっています。挙式のない平日にワークスペースとして会員向けに開放しており、ワーキングエリアには60のフリー席を設置。フリーWi-Fi、ウォーターサーバー、プリンターなどが利用できるほか、プロジェクターやスクリーンの貸し出しもあります。 ワーキングエリアは飲食可能なので、ランチを食べながら会員やイベント参加者とフランクに交流を深めることも。 コンセプトは「女性の自分らしい働き方を応援」 同施設におけるコワーキングスペース活用のコンセプトは、「女性の自分らしい働き方を応援する」としています。企画・運営を行うMJEの柿木原(かきはら)明良さんによると、女性の働きやすさを構成する要素には、ライフステージやライフスタイルにあわせて働ける環境が挙げられることから、「多様化する働き方、幸せの形を応援するスペースにしたい」との思いがこめられているそうです。 7月11日に開催されたオープニングイベントの模様(写真:MJE)。 そのため、「la billage」はコワーキングスペースの運営とあわせて、イベント開催に力を入れていきたいとのこと。7月11日に開催されたオープニングイベントでは、女性の働き方や価値観の変化、女性の起業、これからの働き方などをテーマに、異なる業界で活躍する4人の女性がトークセッションを行いました。働き方改革や新しい働き方になどに関心のある女性が参加し、大いに盛り上がったそうです。 「開催していくイベントの内容や登壇する企業なども、女性に向けたメッセージになるでしょう。男性主体のイベントではなく、女性向けのイベントとすることで、参加したくなる女性も増えるのではと思います。『la billage』の名のごとく、村(village)のような温かみや助け合いがあり、みんなで盛り上げていけるような場(コミュニティ)にしていきたいです」と、柿木原さんは話しています。 ●”la billage(ラ ビレッジ)” ・住所:東京都渋谷区宇田川町3-7 ヒューリック渋谷公園通りビル5F ・交通アクセス:各線「渋谷駅」から徒歩約8分 ・営業時間:平日 10:00~20:00 ・定休日:土日祝・お盆・年末年始(挙式の都合で臨時休業あり) ・会費:女性月額7000円、男性月額15000円(いずれも税別) ※事前申し込みにより、営業時間内で内覧が可能。 ※掲載内容は記事公開時点のものです。
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