10万平方メートルの広場で家の鍵を無くして夕方まで探しまくった漫画「粘りに粘りました」
名付けて「バーベキュー・パニック」 サンさんは東京在住13年で、現在夫とふたり暮らしのイラストレーター。趣味は漫画やアニメ、映画、写真、旅などで、自称「節操なし」にいろんなことに手を出しては、日常の絵日記や旅の漫画としてブログに掲載しています。そんなサンさんが描くアーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「バーベキューパニック」です。 サンさんの体験を描いた漫画のカット(サンさん制作)――サンさん、今回の作品を作った背景を教えてください。 11月の初めに行ったバーベキュー(BBQ)でのことです。予定が決まったときからBBQのことを4コマで描こうとは思っていたんですが、まさかこんなことになるとは思いませんでした。 ――10ha(10万平方メートル)の広場で、まさかの鍵を紛失……。血の気が引きますね。 広大な広場でカイトを持って走り回っていたので、どこで落としたのか分からないし、「ここから見つけるとか無理じゃない?」と絶望しました。 ――鍵は結局、どんな場所に落ちていたのでしょうか。 もう夕方でしたが私たち以外にも遊んでいる人はまだたくさんいて、その人たちがいる場所以外は人海戦術で探しても見つからなかったので、最終的に遊んでいる人たちの間をちょっと邪魔する形で探させてもらったら、ありました。 ――無事に鍵が見つかったご友人、さぞホッとされたことと思います。 本当にホッとしてました。そして奥さんからめちゃくちゃ怒られてました。家の鍵も別の場所で見つかったので、「見つかるものなんだ」と逆に感心しました。 ――個性的な友人たちが気になります。どんな方々なのでしょうか。 この鍵を失くした本人のつながりです(笑)。彼は「ごぼさん」といって、私の夫が以前の会社で同僚だったのです。ほかの人たちは、このごぼさん夫婦と学生時代から遊び仲間で、皆さん個性的です。ロードバイクで遠くから来てる人もいれば、何してるかいまだに謎な人も。それでもごぼさん夫婦が声を掛ければ集まるし、楽しく同じ時間を過ごせる素敵な人たちです。小さな子どもたちも含めて15人くらいのBBQでした。 ――肝心のBBQはおいしかったですか。 とてもおいしかったです。メインはお肉ですが、ホッケも焼いたり、海老も焼いたり分厚いお肉も焼いたり……豪華でした! 私は、肉奉行は全然しないたちで、ただただ焼かれたものを端から食べていきます。今回はいつの間にかデザート担当になっていましたが、アップルパイもどきとスモア(チョコとマシュマロをクラッカーで挟んで焼いたもの)を作ったら評判は良かったです。 ――鍵などの貴重品を無くさないコツがあったら教えてください。 貴重品は私も失くすタイプです。鞄の中でもすぐに行方不明になるので、鍵よりとても大きいキーホルダーをつけています。 ――BBQなどの団体行動が苦手な人たちに、BBQの楽しさを教えてください。 外で焼いて食べるお肉はおいしいですよ。最近はひとりでも始められる器具もあるので、そこからスタートしてみるのもいいかもしれません。 ――漫画の読者にもひと言お願いします。 りんごを炭火の中にくべて、トロッとした焼きりんごをカスタードクリームといっしょにリッツにのせればアップルパイもどきとしておいしいです。
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