涙も悲哀も「笑い」にチェンジ! とにかく明るい下町工場の社長さんを描いた漫画「日本の未来を担うのはあなたかも?」
自虐? 謙遜? 豪傑、優しさ 前野コトブキさんは東京在住50余年のイラストレーターで、これまでにビジネス書籍からテレビ番組内のフリップイラストまで幅広く手掛けてきました。会社員時代からのダブルワークを含めるとその歴は25年。そんな前野さんが描くアーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「町の元気な社長さん」です。 前野コトブキさんの体験を基に描いた漫画のカット(前野コトブキさん制作)――前野さん、今回の作品を作った背景を教えてください。 以前会社勤めをしていた頃の話を形にしました。 ――豪快な社長さんですね。見ているこちらが元気になっちゃいますよ。 昔の中小企業の社長さんはみんなこんな感じでしたね~。豪快な面もあり、優しいところもあって。 ――とはいえ求人記事をまとめる側としては、書けるネタが引き出せずに苦労しそう……。 そうなんです。そもそも自社のことを「ウチはこんなにいい会社!」って言うことに抵抗がある人が多かったですね。来て、一緒に働いてくれれば、ウチの良さは自然と分かる!的な(笑)。 ――おとこ気を感じますねえ。どんな業種の会社なのか、どこにある会社なのか、気になって仕方ありません。ちょっとでいいんで教えてもらえませんか。 下町の小さな部品製作所だったと思います。今も元気にやっているとうれしいのですが……。 ――社員3人というのは、きっと社長さんと奥さんと……残るもうひとりは、一体誰なのか。 社長の弟です(笑)。 ――まさにアットホームな会社。果たして、求人記事によって4人めの社員さんを無事に雇えたのでしょうかね。 その後状況を伺ったら、ふたり来たっておっしゃってましたよ。でもすぐ辞めちゃったって……。 ――このご時世だからこそ、この会社が今も元気に繁盛していることを願わずにいられません。 本当にそう思います。特に製造業は大手のあおりをもろに食らいますし、在宅作業というのも厳しいですからね~。コロナの影響とか受けていないと良いのですが。 ――頑張っている中小企業・小規模事業所の社長さんたちにひと言お願いします。 何かと厳しいご時世ですが、なんとか乗り切っていただけることを祈っています。中小の企業が、日本経済の根底を担っているわけですから。 ――漫画の読者にひと言お願いします。 気が滅入(めい)るようなニュースが多いなか、この漫画でちょっとでもホッとしてもらえると光栄です!
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