ベージュの逆襲? SNS「ファッショントレンド調査」、写真4万枚を分析して分かった結果とは
盛衰が見られる「グレーとベージュ」 ファッション業界向けAI(人工知能)を開発するニューロープ(渋谷区桜丘町)が2019年6月27日(木)、ファッションスナップ約4万3000枚を分析したレポートを発表しました。 ファッションをデータで振り返る(画像:写真AC) レポートは同社の画像解析AIを使って、カテゴリや色、柄、シルエットなどを分析。対象となったスナップは2018年7月1日(日)から2019年6月25日(火)まで、SNSに公開されたものです。 同社は人気のカラーのトップ15について、 「出現回数はブラックとホワイトが群を抜く結果に。これは、例えば色もののトップスを取り入れてもボトムスに無彩色のものを合わせるようなコーデが一般的であることから、直感にも反しないものです。その後にもグレーやベージュといった落ち着いた色が続いています」 としています。 また、1年を合算して出現回数が同じぐらいだったグレーとベージュについて 「時系列で追うと盛衰が見られます。グレーは2018年秋冬をピークに減少し、2019年にはベージュが逆転しました」 とのことです。 続いて、2018年10月から2019年6月までの期間で、スカートとワンピースの丈を3ヵ月単位で集計・比較したところ 「ミモレ丈から、徐々にマキシ丈へとシフトしていく様子が見て取れました」 との結果が分かったといいます。ミモレ丈とは「ふくらはぎの中間あたりに位置する丈」、マキシ丈は「くるぶしが隠れるくらいの丈」のことです。 そのほかに顕著な傾向として 「例年夏に人気のカゴバッグは、秋冬も一定数活用されていました。ボーダーは、2018年秋冬をピークに減少していました」 としています。
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