もはや立派な外食メニュー! 都内「お茶漬け専門店」3選
コロナ禍の巣ごもり需要で売り上げを大きく伸ばしたお茶漬け。そんなお茶漬けは現在、外食メニューとしても人気なのをご存じでしょうか。コロナ禍で脚光を浴びたお茶漬け お酒の〆に、あるいは胃の調子が悪いときにアッサリと食べられるお茶漬け。大手メーカー・永谷園(港区西新橋)の製品を始めとして、お茶漬けの素を自宅にストックしている人も多いのではないでしょうか? そんなお茶漬けですが、コロナ禍の巣ごもり需要で売り上げを大きく伸ばしています。新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言の発令や休校措置がとられた2020年2~4月、永谷園のお茶漬け商品の売り上げは、前年比116~127%と大幅な伸びを見せました。第2波が到来した7月も、前年比126%と好調です。 家庭で食事する機会が増えたことで、お茶漬けの存在を改めて実感させられるエピソードです。 このように自宅で食べるイメージが強いお茶漬けですが、実は外食でも楽しめます。そう聞くと「料理屋さんとか、お酒のお店でしょ?」と思う人もいるかもしれません。しかしそうではなく、お茶漬けをメインに提供するお店が意外にもたくさんあるのです。 そこで今回は、それぞれ性格が異なる都内のお茶漬け専門店を3店ご紹介します。 1.だし茶漬け えん 新丸ビル店1.だし茶漬け えん 新丸ビル店 最初に紹介するのは、東京駅を出てすぐ、「新丸ビル」の地下にある「だし茶漬け えん 新丸ビル店」(千代田区丸の内)です。ガラス張りで中の様子を見られるため、初めてでも入りやすいのが魅力。気楽に食べたい人におすすめのお店といえるでしょう。 「だし茶漬け えん 新丸ビル店」のお茶漬けメニュー「炙り明太子と高菜」(画像:Twitter 東京グルメ カワダさん、ID kawada__) お茶漬けに使うだしは、昆布やかつお由来の和風だしと鶏スープを合わせたことで、アッサリとしながらもうま味のある仕上がりになっています。 そのだしを使ったお茶漬けメニューで人気なのは、「炙り明太子と高菜」。タイプの違う2種類の塩気が食欲をかき立ててくれる一品です。また、刻んだちくわと青のりの磯辺揚げに、えびと小柱を添えた「小海老・小柱・磯天」もおすすめ。磯の風味が口いっぱいに広がります。 同店のお茶漬けには、漏れなく小鉢2皿と漬物が付いてくるので、じゅうぶん満足感を得られるでしょう。 だし茶漬け えんは、新丸ビル店以外にも複数店舗があります。有楽町イトシア店(千代田区有楽町)、ルミネ新宿店(新宿区西新宿)、高田馬場メトロピア店(同区高田馬場)など都内各所に店舗があるので、足を運んでみてください。 2.雅なだし「雅(みやび)なだし」(千代田区麹町)は半蔵門駅から徒歩1分、地上から階段を下りて入るお店です。木材を基調とした店内からはぬくもりを感じられ、ゆったりと料理を楽しめるでしょう。 同店では、北海道産の真昆布や鳥取産のたい煮干し、長崎産の平子いわし煮干しなど、こだわり抜いた素材をブレンドしてだしをとっています。 「雅なだし」のお茶漬けメニュー「鮭&いくらなだし茶漬」(画像:Twitter うささん、ID usa_SomaTenn422) おすすめの品は「鮭&いくらなだし茶漬」。刺し身で食べられるサーモンを軽く炙り、いくらをのせたお茶漬けです。コクのあるさけ・いくらと繊細なだしの織り成すハーモニーがたまりません。 そのほか黒毛和牛のお茶漬けや、イベリコ豚のしょうが焼きをのせたお茶漬けもあります。ガッツリしたものを食べたいときでも同店を利用できそうです。 ちなみに雅なだしでは、だしだけをコップで飲むことができます。初めてだと少し戸惑うかもしれませんが、これも専門店ならではの楽しみ方だと思って、素材のうま味が溶け出たスープを味わってみましょう。 3.お茶づけバーZUZU 新宿店3.お茶づけバーZUZU 新宿店 JR新宿駅から徒歩5分の場所に店を構える「ZUZU」(新宿区歌舞伎町)。前出の2店とは異なり、お酒も楽しめるバータイプのお店です。 ほわっと柔らかな明かりに照らされた看板、茶室のように低く造られた入り口など、外観からは「大人の隠れ家」といった趣を感じられるでしょう。 席はしゃれたバーカウンターとお座敷、個室席に分かれます。お酒メインで楽しみたいときやデートの際にはバーカウンター、ちょっとした飲み会にはお座敷や個室席という使い分けができそうですね。 「お茶づけバーZUZU 新宿店」のお茶漬けメニュー(画像:Twitter アガスケ@趣味アカさん、ID agasuke1002) 使用するだしは、あごだしにかつおと昆布だしを合わせたもの。ふわっと香るだしをご飯にたっぷりかけていただきましょう。 ZUZUでは、「鮭とイクラの親子茶漬け」や「真鯛の柚子〆 茶漬け」、「漬けマグロ茶漬け」「鰹の漬け茶漬け」などの品々を楽しめます。 そのほか注目すべきなのが、「玄米の味噌焼きおにぎり茶漬け」。ねぎみそが塗られ、香ばしく焼きあがったおにぎりをお茶漬けとしていただく一品です。だしを注ぐことで、みその香りがより一層立ち上る品に変貌します。 ※ ※ ※ お茶漬け専門店と一口にいっても、気軽に入ってササッと食べられるお店から、ゆったり楽しむタイプのお店まで、その性格はさまざまです。しかし共通するのは、素材の味をたっぷり引き出しただしや、多彩な具材で本格的な味を楽しめるということ。 そんな、都内にある専門店でたまには、家とは違うお茶漬けを「ズズーッ、ハフハフ……」と思いっきり堪能してみてはいかがでしょうか?
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