旅の達人が教える「ドイツ」の魅力!旅の予習は日本最大級「東京クリスマスマーケット」で【新宿区】
美しい景観、歴史と文化、そして冬のクリスマスマーケット。日本からの直行便もある「ドイツ」はヨーロッパで人気が高い観光国の1つです。東京の冬の風物詩となっている「東京クリスマスマーケット」の開催情報も合わせ、旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんがその魅力をご紹介します。●ドイツには世界遺産が50以上! 歴史も自然も見どころが満載 ドイツは、日本より少し小さな面積でありながら、世界遺産が51(世界第3位)も登録されているなど、観光客に人気のある国です。ノイシュバンシュタイン城、ロマンチック街道、中世の面影が残るハイデルベルク、ビールの都で有名なミュンヘン、東西ドイツ分断の歴史が感じられる首都ベルリンなど、見どころがドイツの国じゅうに点在しています。 ドイツで最も有名な観光スポットの1つ「ノイシュバンシュタイン城」(画像:photoAC)【その他の画像を見る】>> 初めてのドイツであれば、世界的に有名なケルンの「ケルン大聖堂」をはじめ、白亜の名城でシンデレラ城のモデルとなった「ノイシュバンシュタイン城」、日本からの直行便で行けるフランクフルトにある「レーマー広場」などがおすすめ。 首都ベルリンには、ドイツ統一のシンボル「ブランデンブルク門」や、「ベルリンの壁」の名残のほか、世界的に貴重な美術品などが集まる「博物館の島」などがあります。 ドイツの首都ベルリンにある「ブランデンブルク門」はとても有名(画像:シカマアキ) ただ、あれもこれもと行こうとすると、数日ではとても足りません。効率よく回りたいならツアーの利用も手で、今回は「ドイツ南部を中心に」「ドイツの黒い森を満喫する」「マイセンの陶器を買いに行く」など巡るエリアを絞るのもよいでしょう。 ●冬のクリスマスマーケットはドイツ発祥、世界中から旅行客が集まる ドイツの冬といえば、クリスマスマーケット。街の中心にある広場に1カ月ほど限定でクリスマスマーケットが出現します。クリスマスの雑貨や「シュトーレン」など季節のお菓子などを販売する木の小屋(屋台)が並び、夜は美しいイルミネーションで彩られます。 ドイツのクリスマスマーケットは開催都市ごとに特徴が見られる(画像:photoAC) 特に、ニュルンベルク、ドレスデン、シュツットガルトが、ドイツ3大クリスマスマーケット。ニュルンベルクは名物ソーセージと子ども向け屋台、ドレスデンは世界最大の高さ14メートルあるクリスマスピラミッドとシュトーレンが名物で、シュツットガルトは300近くの屋台が並ぶ大規模なマーケットで有名です。その他も含め、それぞれの都市の「グリューワイン」のカップを集めるコレクターもいます。 ●日本とドイツを結ぶ直行便は? お得な航空券の情報も 東京からドイツへの直行便は、羽田と成田の両空港から。羽田-フランクフルト線は、ルフトハンザドイツ航空とANAが運航。また、羽田-ミュンヘン線も、この2社が運航しています。一方、成田空港発着は、JALの成田-フランクフルト線があります。 ルフトハンザドイツ航空は羽田発着でフランクフルト便とミュンヘン便を運航する(画像:シカマアキ) 直行便は便利である分、運賃が高いのがネック。ANAで、羽田22時時45分発フランクフルト5時35分着の便は、仕事終わりにそのままヨーロッパへ向かうことができ、早朝に着いて現地時間を有効的に使えるため、働き世代にも人気です。 所要時間は行きが約14時間半、帰りが約13時間。ロシア上空を飛行できなくなった影響で、以前より長くなっています。一方、中東など経由の乗継便だと、飛行時間10時間あまりで一度降機できて「体力的にラク」という人も。中東系エアラインは、サービスにも定評があります。運賃は、直行便より経由便のほうが安いことも多いため、ぜひチェックして比べてみてください。 首都ベルリンの新しい空港、ブランデンブルク国際空港。日本からの直行便はないものの、ヨーロッパ各地や他中東などからの便が発着する(画像:シカマアキ) なお、ドイツではドイツ語が主要言語ですが、都市部を中心に英語がかなり通じます。物価は昨今の円安も合わせ、日本よりやや高めです。 ●「東京クリスマスマーケット」2023年は明治神宮外苑で開催 東京のクリスマスマーケットと言えば、今年で9年目を迎える「東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑」。11月23日(木)~12月25日(日)の日程で行われます。 昨年まで会場だった日比谷公園は現在段階的にリニューアル整備中のため、今年はイチョウ並木の参道で知られる明治神宮外苑の聖徳記念絵画館前と総合球戯場に会場変更しての開催となります。 過去の東京クリスマスマーケットの様子。高さ14メートルのクリスマスピラミッド(画像:株式会社ビー・エフ・シーリリース) 昨年はのべ25万人の来場者が集まった、日本で最も集客数が多いクリスマスイベント。今回は「国際交流」「地域振興」「環境にやさしいイベント」という3つのテーマに基づいて規模が拡大されます。グリューワインやドイツビールをはじめ、クリスマス雑貨など飲食店25店舗と雑貨30店舗が出店予定。海外アーティストらが出演するなどプログラムも充実しています。 過去の東京クリスマスマーケットの様子。物販エリアはクリスマス雑貨などが並ぶ(画像:株式会社ビー・エフ・シーリリース) 必見は、高さ14メートルのクリスマスピラミッド。クリスマスツリーの原型とされ、世界最古のクリスマスマーケットで知られるドイツのドレスデン会場と、この東京会場のみで見られるため、都民のみならず日本全国、海外からの旅行客にも例年人気です。 過去の東京クリスマスマーケットの様子。飲食だけでなく買い物も楽しめる(画像:株式会社ビー・エフ・シーリリース) 「東京クリスマスマーケット」は、都心でドイツ、ヨーロッパでの本場のクリスマスマーケット気分が体感できる絶好の機会。いつか訪れたい本場の「予習」にもおすすめです。 ■東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑 開催日:2023年11月23日(木)~12月25日(月) 開催時間:11:00~21:30(初日のみ16:00~21:30)L.O各日21:00 開催場所:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館・総合球技場(東京都新宿区霞ヶ丘町2-3) 入場料:【11月23日~12月22日】大人(中学生以上)平日1,000円/土日祝1,500円 小人(小学生)500円 【12月23日~25日】大人(中学生以上)土日2,000円/小人(小学生)1,000円/5歳以下は無料 ※事前予約の場合オリジナルマグカップノベルティ付き アクセス:JR「信濃町駅」より徒歩約5分 都営大江戸線「国立競技場駅」より徒歩約5分 東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩約8分 東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」より徒歩約10分
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