あざやかな切り紙絵の世界に夢中！マティス展開催記念アフタヌーンティーも【港区】

六本木の国立新美術館にて「マティス　自由なフォルム」が2月14日（水）～5月27日（月）まで開催されます。3月からは近隣のホテルで色彩豊かなコラボアフタヌーンティーも実施。今回はデザイナーのINDULGEさんが、マティス展と楽しむデートプランをご紹介します。ひとあし先に春デートを満喫　寒い時期におすすめなのが、美術館をゆったり巡るアートなデート。重いコートやバッグはロッカーに預けて、暖かい館内を身軽に動けるのもうれしいですよね。アートに触れた後は、おいしいものをいただきながら余韻に浸る…素敵な1日を過ごせそう。 　今回の記事では、2月14日（水）から六本木・国立新美術館にて開催されるマティスの企画展をご紹介します。企画展の後はマティスの作品から着想を得て作られたカラフルなアフタヌーンティーを楽しんで、春らしい彩りに遊んでみては。マティスの色あざやかでダイナミックな作品は、気持ちを明るくしてくれます。春が待ち遠しいこの季節に、アートなデートを楽しみませんか？ アンリ・マティス《花と果実》1952-1953年　切り紙絵　410×870cm　ニース市マティス美術館蔵　 ©Succession H. Matisse　Photo: François Fernandez【その他の画像】＞＞ ●【六本木】国立新美術館「マティス　自由なフォルム」／2月14日～5月27日　20世紀芸術の巨匠の一人として知られるアンリ・マティス。マティスの愛した手法「切り紙絵」に焦点を当てた展覧会「マティス　自由なフォルム」が、2月14日（水）から5月27日（月）まで国立新美術館にて開催されます。フランスのニース市マティス美術館所蔵の「切り紙絵」をはじめ、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点が紹介されます。 アンリ・マティス《クレオールの踊り子》1950年　切り紙絵　205×120cm　ニース市マティス美術館蔵　 ©Succession H. Matisse　Photo: François Fernandez　マティスが60年以上におよぶ創作活動の晩年、精力的に取り組んだのが「切り紙絵」という技法。アシスタントに色を塗ってもらった紙をハサミで切り抜き、それらを組み合わせて構図に仕上げる表現技法です。本展では、《ブルー・ヌードⅣ》が出品されるほか、日本初公開となる大作《花と果実》など、「切り紙絵」の技法を用いた代表作品が一堂に会します。 アンリ・マティス《ブルー・ヌード IV》1952年　切り紙絵　103×74cm　オルセー美術館蔵（ニース市マティス美術館寄託）　©Succession H. Matisse　Photo: François Fernandez　「マティス　自由なフォルム」は、マティスの芸術家人生を時系列に沿った5つのセクションに分けて構成されています。最初のセクション「色彩の道」から「アトリエ」、「舞台装置から大型装飾へ」と続き、いよいよ4つ目のセクションが「自由なフォルム」。見どころのひとつが、ニース市マティス美術館のメインホールで来場者を迎える切り紙絵の大作《花と果実》です。出品にあたって2021年に大規模な修復が行われました。会場では、鮮やかな色彩によみがえった4m×8mの広大なタペストリーのような《花と果実》を目にすることができます。 ニース市マティス美術館展示風景　2022年　©Succession H. Matisse pour l’œuvre de Matisse　Photo: François Fernandez　最後のセクションでは、マティス晩年の1948〜51年に建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるニース郊外のヴァンスのロザリオ礼拝堂にまつわる作品を展示しています。建築から室内装飾、司祭服に至るまで、デザインのほとんどを指揮。切り紙絵を用いて制作されたステンドグラスや祭服のマケットなど、ヴァンスのロザリオ礼拝堂関連作品や資料が公開されます。会場では、礼拝堂を体感できる空間が再現されるとのこと。実際にヴァンスを訪れたかのような気分になれそうですね。 ヴァンスのロザリオ礼拝堂（内観）　©Succession H. Matisse　Photo: François Fernandez　みどころたっぷりのマティス展ですので、作品それぞれの説明やエピソードなども知りたくなります。音声ガイドは、女優の安藤サクラさんが担当。解説を聴きながら、マティスの世界観に浸ることができます。当日貸出の他、期間中いつでもどこでも視聴可能な音声ガイドアプリでも配信されます。お得な平日限定音声ガイドセット券やペアチケットも2月13日（火）まで販売中ですので、展覧会公式サイトをチェックしてみてください。 ●【六本木】グランド ハイアット 東京【マティス展開催記念】「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」／3月1日〜5月27日　「マティス　自由なフォルム」展を鑑賞後は、国立新美術館から徒歩10分ほどの位置にある「グランド ハイアット 東京」へ。3月1日（金）から5月27日（月）までの期間を2シーズンに分けて、2階の「フレンチ キッチン」にてマティス展の開催を記念した「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」が開催されます。初来日する切り絵の大作《花と果実》に着想を得た、彩り豊かなスイーツとセイボリーが楽しめます。 　4月15日（月）までの前半のテーマは「桜＆ストロベリー」。カラフルなエディブルフラワーや真っ赤に熟したイチゴ、切り絵をイメージした色鮮やかなチョコレート、さらに見頃を迎える桜スイーツなど、春満載なメニューが並びます。 【4月15日まで】マティスの《花と果実》からイメージした、ピンクやイエロー、オレンジカラーの「桜＆ストロベリー」（画像：グランド ハイアット 東京リリース）　まるでお花畑のような「フラワーバニラムース」や、桜の生クリームをのせて桜のシロップを添えた「桜＆ストロベリーショートケーキ」など、春の訪れを感じられるスイーツは7種。 　セイボリーには、フレッシュなトマトを合わせた「ラタトゥイユのキッシュ」や、プロヴァンス風のポークテリーヌにイベリコ豚の生ハムを合わせたカナッペなど。マティスが後半生を過ごした南フランス・プロヴァンスの家庭料理が味わえます。 目でも舌でも春を楽しめるラインアップ（画像：グランド ハイアット 東京リリース）　4月16日（火）から5月27日（月）まで開催される後半のテーマは、「抹茶＆ピスタチオ」。新茶のシーズンである宇治抹茶や、香ばしいピスタチオなどを使用したリッチな味わいのメニューがそろいます。 【4月16日～】《花と果実》の鮮やかなグリーンやブルーを表現した「抹茶＆ピスタチオ」（画像：グランド ハイアット 東京リリース）　スイーツは、濃厚な宇治抹茶のクリームをサンドした「抹茶パリブレスト」や、ピスタチオと甘酸っぱいラズベリーをあわせた鮮やかなライトグリーンの「ピスタチオとラズベリーのムース」など。作品に使われている印象的なブルーを表現したバタフライピーティーのゼリーなど6種が登場。 　セイボリーにはほうれん草のピューレに、ソテーしたケールとベーコンを合わせた「グリーンキッシュ」や、プロヴァンス風のポークテリーヌにバジルクリームを使ったイベリコハムロールを合わせるなど、さわやかな初夏の彩りを感じる5種類の軽食が並びます。 ブッフェスタイルなので好きな色のメニューを組み合わせるなども楽しそう（画像：グランド ハイアット 東京リリース）　数々の世界大会で受賞経験のあるパティシエが長年指導するペストリーチームが、マティスに敬意を込めて手掛けたアフタヌーンティー。展覧会チケット付きのプランもあるのでお得です。「桜＆ストロベリー」と「抹茶＆ピスタチオ」、どちらも体験したくなりますね！ アートなデートで春爛漫　「マティス　自由なフォルム」は、元々2021年9月に開幕予定だった展覧会が延期となり、満を辞して今回開催されることになったもの。 　マティスの「切り紙絵」に焦点を当てた画期的な内容なので、上野の展覧会に行かれた方はより深く、違った角度で楽しめそう。タイアップ企画のアフタヌーンティーも、ホテルクオリティーの素晴らしいプランです。 　アート鑑賞とおいしいものをセットにした春デートなら、身も心も温かくなって春爛漫な幸せ気分を味わえそうですね。 ■国立新美術館「マティス　自由なフォルム」 開催期間：2024年2月14日（水）～5月27日（月） 住所：東京都港区六本木7-22-2 企画展示室 2E TEL：050-5541-8600（ハローダイヤル） 開館時間：【平日】10:00～18:00／【金・土】10:00～20:00※入場は閉館の30分前まで 入場料：大人2,200円／大学生1,400円／高校生1,000円 休館日：火曜日※ただし4月30日（火）は開館 アクセス：東京メトロ千代田線「乃木坂駅」直結 都営大江戸線「六本木駅」7出口より徒歩4分 東京メトロ日比谷線「六本木駅」4A出口より徒歩5分 ※詳細については公式サイトをご確認ください ■フレンチ キッチン【マティス展開催記念】「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」 開催期間：【桜＆ストロベリー】2024年3月1 日（金）～4月15日（月） 【抹茶＆ピスタチオ】2024年4月16日（火）～5月27日（月） 住所：東京都港区六本木6-10-3　グランドハイアット東京2F TEL：03-4333-8781（直通） 時間：15:00～17:00（最終入店15:30）※平日120分・土日祝90分制 料金：平日1名5,940円／土日祝1名7,590円 アクセス：東京メトロ日比谷線、都営大江戸線「六本木駅」より徒歩3分 ※料金は税込サービス料別。予約詳細については公式サイトをご確認ください 参照：マティス展特設サイト https://matisse2024.jp

海外気分が味わえる！話題の「麻布台ヒルズ」のクリスマスマーケットが熱い【港区】

コロナ禍の新大久保に見る日本人と外国人の意識の違いについて、アジア専門ライターの室橋裕和さんが解説します。広場には世界各国のクリスマス雑貨やフードが！ヘザウィック・スタジオがデザインした特徴的な大屋根「The Cloud」（画像提供：麻布台ヒルズ）　虎ノ門・麻布台エリアに誕生した複合施設「麻布台ヒルズ」のコンセプトは“Green＆Wellness”。緑に包まれ、人と人をつなぐ広場のような街をイメージしています。開催期間中、中央広場の特徴的な大屋根「The Cloud」は、「ニューヨークのティファニー本店」などを手掛ける建築家の重松象平氏がデザインした華やかな光のドレープをまとい、クリスマスの祝祭感を演出します。 　マーケットの中心には、群馬県嬬恋村より運搬された高さ約12mのモミの木を使用したクリスマスツリーに、2万球のLEDや5種類のオーナメントがきらびやかに飾り付けされ、マーケットには、クリスマスにぴったりな世界各国の雑貨や麻布台ヒルズの名店レストランも出店するなど、まさに気分は海外のクリスマスマーケットのようです。 ツリーをバックに撮影できるフォトスポットや、ツリーの足元には座ってお酒や軽食を楽しめるベンチスペースもあり（画像提供：麻布台ヒルズ）　ドイツのクリスマス用品専門店の「ケーテ・ウォルファルト」では、クリスマスのワクワク感にあふれる街をイメージしたフィギュリンシリーズ「ウィンター・ワンダーランド」を麻布台ヒルズ限定販売するそう。 ジンジャーブレッド売りとシャレ－（木製、2点一組）16,000円ほか（画像提供：麻布台ヒルズ）　また、祐天寺のフラワーショップ「CAMILLE（カミーユ）」からは、生の木を装飾したミニツリーやリース、スワッグを限定販売。クリスマス終了後に不要になったツリーは北海道に送り戻し、植樹を行うエコな取り組みも。 ミニツリー8,000円（画像提供：麻布台ヒルズ）　リトアニアのギフトを中心に扱う「GIFT BY EAST（ギフトバイイースト）」からは、コースター（770円）や陶器のオブジェ、ハーブティーやチョコレート、さらに麻布台ヒルズ限定でリトアニアのギフトセットを販売。 Wood coaster（770円）ほか（画像提供：麻布台ヒルズ）　今年限定デザインのマグカップやサンタさんの袋も販売。プレゼントやお土産に喜ばれそうです。 限定のマグカップ（1,500円）とサンタの袋（S・3,900円／L・4,400円）（画像提供：麻布台ヒルズ）写真左：【8ablish】グルテンフリーのシュトーレン（800円）／写真中央：【FISH＆CHIPS MALINS】フィッシュ＆チップス（2,000円）／写真右：【GOOD GOOD MEAT】チキン（1,000円）（画像提供：麻布台ヒルズ）　ヴィーガンカフェ「8ablish（エイタブリッシュ）」からはグルテンフリーのシュトーレン（800円）を限定販売。英国フィッシュ＆チップス協会アジア初の認定専門店「FISH＆CHIPS MALINS」からは、フィッシュ＆チップス（フィレ）2,000円、“牧草牛”（グラスフェッドビーフ）を専門に扱う神戸の人気精肉店「GOOD GOOD MEAT」からは、オーガニックスパイスを使用したチキン（1,000円）など、こだわりのフードも。 　今年のクリスマスは、ヨーロッパ気分を味わいに、麻布台ヒルズに行ってみませんか？ ■麻布台ヒルズ 住所：東京都港区麻布台1-3-1 TEL：03-6433-8100 営業時間：11:00～21:00 アクセス：東京メトロ日比谷線「神谷町駅」 5番出口直結 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」2番出口より徒歩4分 東京メトロ日比谷線「六本木駅」3番出口より徒歩10分 東京メトロ南北線「麻布十番駅」3番出口より徒歩11分 都営大江戸線「六本木駅」5番出口より徒歩10分 都営大江戸線「麻布十番駅」6番出口より徒歩10分 都営三田線「御成門駅」A6出口より徒歩11分

映画のように手を取って。冬の風物詩・東京スケートリンク4選

冬の東京都内には、季節限定の屋外アイスリンクが街なかに複数スポット登場します。その多くは、イルミネーションとともに映画のような思い出の一幕となりそうな特別なロケーション。今回はエデュケーショナルライターの日野京子さんおすすめの「都内期間限定スケートリンク」をご紹介します。　すっかり街の雰囲気は冬一色となりました。クリスマスソングがあちらこちらから流れてくる季節、冬の定番お出かけスポットとして外せないのがアイスリンク。 　実は東京都内には季節限定の屋外アイスリンクが街なかに複数スポット登場するため、エリアならではの雰囲気を感じながら気軽にスケートを楽しむことができます。そこで今回は仲間や恋人と一緒に滑って特別な思い出を作るのにピッタリなアイスリンクを4つご紹介していきます。 【丸の内】Marunouchi Street Rink／開催中～12月25日　東京駅前の行幸通りには12月25日までの期間「Marunouchi Street Rink（マルノウチストリートリンク）」が登場しています。都心の広場や公園空間を有効活用する社会実験「Marunouchi Street Park 2023 Winter」の一環として開設されたリンクは昼11時から夜の10時までスケートを楽しむことができます。 行幸通りに設置されたアイスリンクのイメージ。カーリング体験も（画像：三菱地所株式会社リリース）【その他の画像】＞＞ 　東京駅をバックにスケートを滑ることができる、丸の内だからこそ実現できた贅沢なリンクは環境配慮型の樹脂製スケートリンク。転んでも服が濡れる心配もありません。リンクサイドや丸の内エリアは夜になるとイルミネーションが輝き、幻想的な空間でスケートを楽しめます。 昨年の丸の内仲通りのイルミネーション（画像：一般社団法人千代田区観光協会リリース）　期間中は、丸の内仲通りなど隣接するエリアで「Bright Street」をコンセプトにクリスマスシーズンを盛り上げるイベントも開催。岩手県の小岩井農場の「小岩井農場TOKYO」や特定日には帝国ホテルのキッチンカー、週替わりでアンティークディーラーなどが出店し、海外のクリスマスマーケットを疑似体験できます。 小岩井牛の絶品！チーズ肉まん（850円）（画像：三菱地所株式会社リリース）　ニューヨークのロックフェラー・センターのアイスリンクのように、東京都心の冬の風物詩として定着しつつある「Marunouchi Street Rink」で非日常を体験してみてはいかがですか？ 【豊洲】パラマウントベッド Sea Sideアイススケートリンク／開催中～2024年1月28日　豊洲の冬に欠かせない本格的な屋外アイススケートリンク「パラマウントベッド Sea Sideアイススケートリンク」が2024年1月28日（日）までの期間、三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲にて今年も登場します。 海を臨むアイスリンクは豊洲の冬の風物詩（画像：三井不動産商業マネジメント株式会社プレスリリース）　東京湾を眺めながらスケートを滑るという豊洲ならではの体験ができる同リンクは、約360平方メートルと広く、毎年多くの人でにぎわう人気リンクです。 　昼は東京湾をバックに、夕方から夜はエリアのシンボル的存在でもあるクレーンやベイエリアの夜景、イルミネーションを背景に、時間帯によって移り変わるロケーションを楽しみながら滑ることができます。 広々とした空の下で滑れる貴重なアイスリンク（画像：三井不動産商業マネジメント株式会社プレスリリース）　12月15日（金）までの平日には先着150枚限定で館内お買物券やグルメクーポンが当たるキャンペーンも実施。何かと物入りな年末年始、スケートを楽しんだ後はお得に冬のショッピングを堪能してみては。 【六本木】COACH MIDTOWN ICE RINK／開催中～2024年2月25日　東京ミッドタウンの芝生広場にアイスリンク「COACH MIDTOWN ICE RINK（コーチ　ミッドタウン　アイスリンク）」が2024年2月25日（日）までの期間限定でオープンしています。 華やかな世界観を演出するアイスリンク（画像：コーチプレスリリース）　コーチが東京ミッドタウンとコラボレーションして行われる2023年のアイスリンクは、ホリデーシーズンをイメージした華やかな装飾が印象的。アイスリンクのサイズは840平方メートルと都内最大級を誇ります。 過去のアイスリンクの様子（画像：東京ミッドタウンマネジメント株式会社リリース）　また、ミッドタウンでは12月25日（月）まで「MIDTOWN CHRISTMAS 2023」を開催しており、期間内はスケートだけでなくクリスマスイベントや隣接するミッドタウン・ガーデンの木々が光り輝くイルミネーションも一緒に楽しめます。 　ホリデーシーズンのにぎわいの中で滑って素敵な冬の思い出の一ページに加えてみてください。 きらびやかなゴールドのイルミネーション（画像：東京ミッドタウンマネジメント株式会社リリース）【世田谷】FUTAKO TAMAGAWA RISE SKATE GARDEN／12月2日～2024年3月3日　複合商業施設「二子玉川ライズ」には、アイスリンク「FUTAKO TAMAGAWA RISE SKATE GARDEN」が12月2日（土）にオープン。2024年3月3日（日）まで営業しているので、冬から初春にかけて長い間スケートを楽しめます。 過去のスケートガーデンの様子（画像：東急株式会社・二子玉川ライズリリース）　2012年に始まった「FUTAKO TAMAGAWA RISE SKATE GARDEN」は、今年で12回目を迎える二子玉川ライズの冬の風物詩。昨年は延べ2万5,000人を超える来場者が足を運んだ人気リンクです。 　昼間は幅広い年齢層の人でにぎわい、夕方から夜は周囲がクリスマスやウィンターイルミネーションで輝く幻想的な雰囲気の中でスケートを楽しめます。 クリスマスツリー「THE CHRISTMAS STATION ‐サンタクロースの発着駅‐」。音楽プロデューサー・DJとして活躍する、tofubeats氏のオリジナル楽曲とムービーが視聴できる（画像：東急株式会社・二子玉川ライズリリース）　ファミリー層も多く訪れる場所柄、水曜日と金曜日の11時30分から12時30分（※特定日を除く）に未就学児とその保護者を対象にしたキッズタイムが設けられ、子どものスケートデビューにも最適なリンクです。 東京都心でもスケートを楽しめる場所がある　青空の下や夕暮れ時、夜と時間帯で雰囲気が変わる中で滑れる屋外アイスリンクは冬季限定のアトラクション。冬にならないと出会うことのない場所で、特別なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。 ■Marunouchi Street Rink 開催期間：開催中～12月25日（月）※雨天の場合はクローズ 開催場所：行幸通り（東京都千代田区丸の内2-2） TEL：03-5418-5063（平日10:00～17:00） 料金：【平日料金】大人1,800円／学生1,500円／小人1,000円（4歳から小学生） 【週末料金】大人2,300円／学生1,700円／小人1,200円（4歳から小学生） ※12月16日（土）〜25日（月）は週末料金。未就学児は保護者同伴での滑走が必要 営業時間：11:00～22:00（最終受付21:30） アクセス：JR・東京メトロ丸ノ内線 東京駅丸の内中央口より徒歩1分　 東京メトロ千代田線「二重橋前駅」より徒歩3分 ※料金は貸靴代と税込。支払いはキャッシュレス決済のみ。手袋必着。補助遊具やロッカー代など詳細については公式サイトをご確認ください ■パラマウントベッド Sea Sideアイススケートリンク 開催期間：開催中～2024年1月28日（日） ※悪天候の場合や晴天による気温の上昇によりリンク状態が悪い場合は中止 開催場所：三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲（東京都江東区豊洲2-4-9） TEL：0570-077-732 (受付時間10：00～18：00) 料金：大人1,800円（中学生以上）／小人1,400円（4歳～小学生）／ペア（大人＋小人）3,000円 ※マイシューズ持込の場合300円引き 営業時間：【平日】14：00～21：00（最終受付20：15） 【土・日・祝日および特定日】11：00～21：00（最終受付20:15） ※特定日2023年12月23日(土) 〜2024年1月8日（月・祝）。混雑状況により早期受付終了の場合があり。滑走時間／休日（45分間）／平日（時間制限なし） 再入場不可。 アクセス：東京メトロ有楽町線「豊洲駅」直結・ゆりかもめ「豊洲駅」直結 ※料金は貸靴代と税込。5本指手袋必着。滑走補助具など詳細については公式サイトをご確認ください ■COACH MIDTOWN ICE RINK 開催期間：開催中〜2024年2月25日（日）※2024年1月1日（月・祝）は休館日のためクローズ 開催場所：東京ミッドタウン 芝生広場（東京都港区赤坂9-7-1） TEL：03-3475-3100 料金：【平日】大人1,800円 （高校生以上）／ 小人1,100円（中学生以下） 【土日祝日】大人2,200円 （高校生以上）／ 小人1,500円（中学生以下） ※年末年始期間12月16日（土）〜1月3日（水）は土日祝日料金 営業時間：11:00～21:00 （20:00最終入場） アクセス：都営大江戸線「六本木駅」より直結 東京メトロ日比谷線「六本木駅」より地下通路にて直結 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より徒歩約3分 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」より徒歩約10分 ※ 料金は税込。手袋必着。貸靴料やソリ貸出料など詳細については公式サイトをご確認ください ■FUTAKO TAMAGAWA RISE SKATE GARDEN 開催期間：2023年12月2日（土）〜2024年3月3日（日）※2024年1月1日（月・祝）は休業 開催場所：二子玉川ライズ 中央広場 （東京都世田谷区玉川1-14-1） TEL：03-3709-9109 料金：大人2,200円／学生2,000円（中学生から大学生）※要学生証 ／小人1,700円（小学生以下） 営業時間：【平日】13：00～19：00（受付18：30終了） 【土日祝日】11：00～19：00（受付18：30終了） ※12月25日（月）～1月5日（金）は、11：00～19：00（18：30受付終了） アクセス：東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」直結 ※ 料金は貸靴代込。キッズタイムなど詳細については公式サイトをご確認ください

日本初「イヴ・サンローラン」回顧展をより深く楽しむ！都内でフランス気分が味わえるスポット6選

海外旅行先として根強い人気を誇る都市、フランス・パリ。東京都内には、フランスの雰囲気が感じられる場所がいくつもあります。現在開催中の話題の「イヴ・サンローラン展」に行くならチェックしておきたい都内スポットを6カ所、フランスに詳しい旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが比較して解説します。　海外旅行先として根強い人気を誇る都市、フランス・パリ。プレタポルテ（高級既製服）の新作発表会パリ・コレクションが行われるファッションの街でもあります。 　そのパリで、1960年代以降サファリルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを次々に定着させた「モードの帝王」がイヴ・サンローランです。映画にもなった彼の作品についての大回顧展が現在「国立新美術館」で開催中です。 　東京都内には、フランスの雰囲気が感じられるスポットがいくつもあります。今回は話題の企画展「イヴ・サンローラン展　時を超えるスタイル」を見る前に、知っておくとより楽しめる場所を６つご紹介します。 ●都心でフランス気分が味わえる「神楽坂」はSNS映えでも注目　東京都心で「プチ・フランス」「リトルフランス」など呼ばれていることで有名なのが、神楽坂です。もともと在日フランス人向けの学校があり、そのため周辺に住むフランス人が多くいたことに由来し、現在もフランス料理店やカフェ、ショップなどが多くあります。 「プチ・フランス」「リトルフランス」などと呼ばれる神楽坂エリア。フランスらしい店舗がこのエリアに集中する。神楽坂通りにはビストロフレンチが味わえる人気店が多い（画像：photoAC）【その他の画像を見る】＞＞ 　神楽坂で中心的存在なのが、1952年に開校した「東京日仏学院」（旧アンスティチュ・フランセ東京）です。今は移転してしまった東京国際フランス学園も、かつて神楽坂にありました。 　アンスティチュ・フランセ東京のアルファベットが刻まれたピンクの壁は「SNS映えする」と若者を中心に人気。構内にあるメディアテークでは、映画や音楽、アートやグルメといったフランス文化に関する所蔵資料の閲覧や貸出、ワークショップなどが数多く開催されています。2021年には「フランスの村」というコンセプトで作られた新校舎が増築されました。 　神楽坂エリアにはその他、フレンチビストロ、カフェ、フランス菓子、フランスパン、チーズ、塩バターなどのお店が点在しています。裏路地に入ると多い石畳は、パリの人気スポット「モンマルトル」の雰囲気とも似ています。街歩きが楽しい都内随一のスポットです。 モンマルトルの街並み（画像：photoAC）●フランスにある聖地を再現した泉、本場の建築様式が伝わる歴史的建物も　神楽坂以外にもフランスが感じられる場所が、都内にあります。 　例えば、目白の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」にあるルルドの泉。フランス南西部の町ルルドは世界中から巡礼者が集まる場所で、ここに病気をいやす奇跡の泉があることで有名です。20世紀初め、東京カテドラル聖マリア大聖堂の敷地内に、フランス人宣教師の手で再現されたルルドの泉が作られ、今日に至ります。 東京カテドラル聖マリア大聖堂は1964年建設で、国際的に有名な日本の建築家・丹下健三氏が手がけた。パリ・イタリア広場には丹下健三設計の「グラン・テクラン」もある（画像：photoAC）　また「まるでヴェルサイユ宮殿のよう」とずっと評されているのが、「迎賓館赤坂離宮」です。日本唯一のネオバロック様式による宮殿建築物であり、威厳ある外観はもちろんのこと、豪華な館内の至るところにフランスらしさが取り入れられています。 元赤坂の「迎賓館赤坂離宮」は東京23区で唯一の国宝建築でもある（画像：photoAC）ヴェルサイユ宮殿（イメージ画像：photoAC）　上野にある「国立西洋美術館」は、20世紀を代表するフランス人建築家ル・コルビュジエの設計。ユネスコ世界文化遺産にも登録された地上3階・地下1階の鉄筋コンクリート造の建物で、「ドミノ・システム」「近代建築の5原則」などル・コルビュジエ建築の特徴が直に見られます。 1959年竣工の国立西洋美術館。コンクリートの柱や床で支えるため壁面を大きくなくすことができるル・コルビュジエ建築の特徴がみられる（画像：photoAC）リヨン郊外にあるル・コルビュジエの作品「ラ・トゥーレット修道院」。1960年の竣工だが設計時期はこちらの方が早い。石積み・レンガ造りから脱却した近代建築（画像：photoAC）●都内にあるフランス式庭園をお散歩、バラの季節はさらにパリジェンヌ気分　ちょっとお散歩するのにおすすめのフランス式庭園も、都内にいくつかあります。左右対称など整形型庭園は、主にヴェルサイユ宮殿などで見られるスタイルです。 　駒込の「旧古河庭園」は、日本初の本格的ヨーロッパ建築をもたらしたイギリスの建築家ジョサイア・コンドルによる洋風庭園。春と秋、約100種200株ものバラが咲き誇ることで知られ、まるでフランスのお城にいるかのような美しさが体験できます。 旧古河庭園とバラが咲き誇るフランス式庭園（画像：photoAC）16世紀に建設されたロワール地方の世界遺産「シュノンソー城」の幾何学的な庭園（イメージ画像：photoAC）　そのほか都内では「新宿御苑」も代表格。バラの花壇を中心とし、プラタナスの並木を左右に配置する庭園や並木道など、見どころが多くあります。現在の新宿御苑を設計したのは、フランス人造園家のアンリ・マルチネです。 ●約半世紀にわたって活躍「イヴ・サンローラン」の軌跡をたどる展覧会　日本でもよく知られているフランス・パリ発のブランド、イヴ・サンローラン。世界のファッションシーンをリードし続けたイヴ・サンローランの人生を回顧する日本で初めての「イヴ・サンローラン展　時を超えるスタイル」が、12月11日まで東京・六本木の国立新美術館で開催されています。 日本初「イヴ・サンローラン」大回顧展が開催中（画像：TBSテレビのリリースより）　イヴ・サンローラン（1936～2008）は、1958年、クリスチャン・ディオールが急死したことを受け、「DIOR」のデザイナーとしてデビュー。1962年、自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表し、2002年に引退する前の40年あまり、「モードの帝王」と呼ばれるなど、女性のファッションに変革を起こしました。1983年、現役のデザイナーで初めて、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で展覧会を行ったことでも知られます。 イヴ・サンローランが手がけた代表作の1つ。本展で見ることができる（画像：株式会社TBSテレビリリース）　今回の「イヴ・サンローラン展」は、パリにあるイヴ・サンローラン美術館の全面協力による、日本初の回顧展。序章と11章から構成され、DIORでのデビュー、イヴ・サンローランとして初のコレクション、独自スタイルの確立までを、テキスタイル作品110点をはじめ、グラフィック作品124作、写真作品30点、ジュエリー55点によって紹介されています。 　豪華絢爛ともいえる、イヴ・サンローランが生み出した美の世界。没後に日本で初めて開かれる展覧会で、時代を超えたイヴ・サンローランの世界観を堪能してみてはいかがでしょうか。 イヴ サンローラン美術館パリ（Musée Yves Saint Laurent Paris）は2017年オープンとまだ新しいパリの人気スポット（画像：株式会社TBSテレビリリース）　現在神楽坂の東京日仏学院では、連続講義「パリ・モード史講座（アートのアトリエ）」を実施中です。歴史を深掘りしながらファッションの未来を探る内容とのこと。 　授業は10月30日（月）、11月13日（月）、11月27日（月）、12月11日（月）の19時～20時30分に、教室での対面もしくはオンラインで行われます。興味のあるテーマだけの受講も可能なので、展覧会の予習や復習として参加してみてはいかがでしょうか。 ■東京カテドラル聖マリア大聖堂 住所：東京都文京区関口3-16-15 TEL：03-3941-3029（9:00～17:00※12:00～13:00をのぞく） ※見学不可時間：日曜8:00～14:00／水・木・金10:30～11:00／木曜13:00～16:15頃 アクセス：東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」より徒歩15分 JR新宿駅・目白駅より都バス61系統にて「ホテル椿山荘東京前」停留所下車、徒歩1分 ■迎賓館赤坂離宮 住所：東京都港区元赤坂2-1-1 TEL：03-5728-7788 公開時間：10:00～17:00（最終受付16:30） 休館日：水曜 庭園入園料：300円／大学生以下無料 本館・庭園（主庭及び前庭）参観料金: 一般1,500円／大学生1,000円／中高生500円／小学生以下無料 アクセス：JR「四ツ谷駅」より徒歩約７分 東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」より徒歩約７分 ※その他公開日程など最新情報は公式サイトをご確認ください ■国立西洋美術館 住所：東京都台東区上野公園7-7 TEL：050-5541-8600（ハローダイヤル） 開館時間：9:30～17:30（金・土9:30～20:00）※入室は閉室30分前まで 休館日：月曜 入館料：常設展500円／大学生250円（原則毎月第2日曜、国際博物館の日（5月18日）、文化の日（11月3日）は入館無料） ※企画展料金は異なる アクセス：JR「上野駅」より徒歩1分 京成電鉄「京成上野駅」より 徒歩7分 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩8分 ※最新情報は公式サイトをご確認ください ■旧古河庭園 住所：東京都北区西ケ原1-27-39 TEL：03-3910-0394 開園時間：9:00～17:00（入園は16:30まで） 休園日：12月29日～翌年1月1日まで（洋館は月曜休館） 入園料：一般150円／65歳以上70円（小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料）※洋館入館料別途400円 アクセス：JR京浜東北線「上中里駅」より徒歩7分 東京メトロ南北線「西ケ原駅」より徒歩7分 JR山手線「駒込駅」より徒歩12分 都電荒川線「飛鳥山」より徒歩18分 ※最新情報は公式サイトをご確認ください ■イヴ・サンローラン展 開催日時：開催中～2023年12月11日（月） 休館日：火曜日 開催場所：国立新美術館 企画展示室1E 住所：東京都港区六本木7-22-2 入場料：一般2,300円／大学生1,500円／高校生900円／中学生以下無料 交通アクセス：東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口（美術館直結） 東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口より徒歩約5分 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口より徒歩約4分 参考：東京日仏学院イベントページ https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/histoire-de-la-mode-a-paris/

予約の取れない縁結びスポット！吉宗ゆかりの鎮守の杜・赤坂氷川神社―東京神社案内【２】

東京都には約2,000社の神社があると言われています。初詣や祈願成就で参拝したり、散歩がてらに立ち寄ったりと神社に行く機会は何かと多いのでは。本シリーズでは写真家の石津祐介さんが、神社の見どころや土地とのつながり、オススメの授与品を紹介し、神職の方からお話を伺います。第2回は「赤坂氷川神社」です。赤坂の高台に鎮座する氷川神社。こちらは南側にある一の鳥居（画像：石津祐介）緑に囲まれた高台に鎮座する神社　赤坂氷川神社は、埼玉県や東京都に200社以上ある氷川神社の一つです。「厄除けと縁結び」のご利益がある神社として知られ、とくに女性に人気があります。今回は、権禰宜（ごんねぎ）の神屋宗太郎さんに神社を案内していただきました。 氷川坂に面した一の鳥居。都心とは思えない程に木が生い茂っています（画像：石津祐介）江戸幕府の八代将軍、徳川吉宗ゆかりの神社　もともと神社は一ツ木村（現在の赤坂４丁目付近）にありましたが、紀州徳川家出身の徳川吉宗が江戸幕府の将軍職を継ぐにあたり、紀州藩の屋敷が赤坂にあったことから「天下一の将軍の神社を、地域一体が見渡せる高台の広い場所へ」と、現在の地に遷座され社殿が造営されたといいます。 　「もともと神社は今の赤坂見附駅の近くにありました。この地に移ってから吉宗公のご参拝があり、将軍家と縁のある神社となりました」（神屋さん） 建立当時の姿を伝える御社殿は、東京都の有形文化財建築物に指定されています（画像：石津祐介）厄除けと縁結びのご利益　赤坂氷川神社では、素盞嗚尊（スサノオノミコト）、奇稲田姫命（クシイナダヒメノミコト）、大己貴命（オオナムジノミコト）の3柱を御祭神としています。 　「日本神話では、素盞嗚尊は八岐大蛇（ヤマタノオロチ）を退治しましたので、そのことから『厄除け』のご利益、素盞嗚尊と奇稲田姫命は夫婦神で、出雲大社で有名な大己貴命（大国主命）をお祀りしていますので、『縁結び』のご利益があります」（神屋さん） 三の鳥居から楼門を望む。鳥居の銘板には「氷川大明神」と記されています（画像：石津祐介）大人気の神事「縁結び参り」　赤坂氷川神社では、月に一度行われる「縁結び参り」の神事があります。 　「神事では男女のご縁など、さまざまな『縁結び』を御祭神にお祈りしていただき、その後に授与品をお渡しします」（神屋さん） 　斎行日はホームページにて案内されますが、受付開始からものの数分で予約が埋まるという人気ぶりだとか。また3月3日の「桃の節句の縁結び参り」や、7月7日の「星合ひの縁結び参り」など季節の縁結び参りも行われています。 　境内には、梛（なぎ）の木にさくらんぼの根付を結ぶ「さくらんぼ結び」や、格子に願い事を書いた紙を結ぶ「縁結ひ（えんゆい）」があり、とくに女性の参拝者に人気です。 ちりめん根付のさくらんぼを木に結ぶ「さくらんぼ結び」（画像：石津祐介）もともと社殿に使われていた格子に、願い事を結ぶ「縁結ひ」（画像：石津祐介）勝海舟ゆかりの四合（しあわせ）稲荷　境内にはいくつかの稲荷神社が鎮座していますが、その中でとくに注目したいのが四合稲荷です。明治に神社の近くに鎮座していた4社の稲荷神社を合祀した際に、幕末に活躍した勝海舟により「4社を合祀」、幸福の「しあわせ」、「志を合わせる」をかけ、「四合（しあわせ）稲荷」と名付けられました。 　「縁結び参りでお渡しする授与品『四合御櫛（しあわせみくし）』は、ここから名前をいただいていますので、ぜひご参拝いただければと思います」（神屋さん） 幕末に志士、勝海舟が名付けた四合（しあわせ）稲荷（画像：石津祐介）人気の授与品や御朱印をいただこう　縁結びの神社ですので、一番人気の授与品は縁結びのお守りです。赤坂氷川神社オリジナルデザインの「縁結守」の2種類受けることができます。 　青海波に千鳥を組み合わせた「波に千鳥」は、「困難を共に力を合わせて乗り越えてゆく」人との出会いを祈願し、七宝文様は円のつながりがご縁、円満、調和を意味しています。 　御朱印は、通常の御朱印として氷川神社と四合稲荷のものがあり、また季節ごとに特別な御朱印も用意されています。 人気の縁結守、波に千鳥紋様（左）と七宝紋様（右）（画像：石津祐介）境内の大銀杏（イチョウ）の葉をデザインした御朱印帳（左）と氷川神社の通常御朱印（右）（画像：石津祐介）いろいろなご縁に巡り合えるように　「赤坂氷川神社は、縁結びの神様をお祀りしている神社ですので、ご自身の良縁はもとより、ご家族や友人、お仕事などさまざまなご縁を、お願いに来ていただければと思います」（神屋さん） 「祈願成就されましたら、ぜひお礼参りにお越しください」と、権禰宜の神屋さん（画像：石津祐介）■赤坂氷川神社（あかさかひかわじんじゃ） 住所：東京都港区赤坂6-10-12 TEL：03-3583-1935 社務所受付時間：9:00～17:00 縁結び参り斎行日：7月日程は5月30日9:00に発表（6月分は予約満了） アクセス：東京メトロ千代田線 赤坂駅より徒歩8分 東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅より徒歩8分 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅より徒歩9分 東京メトロ銀座線 溜池山王駅より徒歩13分

冬のデートにおすすめ！都内のイルミネーションスポットをご紹介

冬の定番デートといえば、イルミネーションでしょう。とはいえ、さまざまなイルミネーションスポットがある中で、どこを選べば良いかは気になるところ。本記事では、不動産ライターの逆瀬川勇造さんが、都内で楽しめるイルミネーションスポットについてご紹介します。冷たい風が冬の訪れを感じさせるこの頃。 　クリスマスも近づくこの時期のデートスポットといえば、やはりイルミネーションではないでしょうか。 　そこで、本記事では、都内のおすすめイルミネーションスポットについてご紹介します。 >>関連記事：仕事帰りにふらっと寄れる都内絶景イルミネーション3選 ワンランク上のスマホ撮影術も大公開 冬のデートといえばイルミネーション！ハロウィンも終わり、カラフルなイルミネーションで彩られるクリスマスシーズンがやってきました。 冬の澄んだ空気の中で光輝く幻想的なイルミネーションは冬のデートの定番です。 友達以上恋人未満からのステップアップに、家族とのおでかけに、イルミネーションスポットに出かけてみてはいかがでしょう。 「ＫＩＴＴＥの森 Winter Forest Christmas ～自然からの贈り物～」（画像：千代田区観光協会プレスリリースより）都内のイルミネーションスポット7選　2022年もさまざまなイルミネーションが街を彩ります。 　とはいえ、さまざまなイルミネーションが開催される中で、一体どこに行けば良いか迷ってしまう方も多いはず。 　ここでは、都内のおすすめイルミネーションスポットについてご紹介します。 　東京ミッドタウンでは、11月17日（木）より「MIDTOWN WINTER LIGHTS（ミッドタウン ウインター ライツ）」として施設全体がきらびやかなイルミネーションに彩られます。 　毎年恒例の「光の散歩道」はもちろん、12月14日（水）までは期間限定で巨大なスノードームが設置され、しゃぼん玉の舞う特別な演出も楽しめます。 　また12月25日（日）までの期間中、クリスマスツリーが登場し、手をかざすとカラフルなオーナメントが輝きだす参加型の特別演出も行われます。 　クリスマス前の何ともいえないワクワク感が味わえそうですね。 CHRISTMAS STORY LIGHTS　※期間限定のしゃぼん玉演出も（イメージ画像：三井不動産プレスリリースより）「MIDTOWN WINTER LIGHTS」 開催場所：東京ミッドタウン 所在地：東京都港区赤坂9-7-1 TEL：03-3475-3100 営業時間：17：00～23：00 開催期間：2022年11月17日（木）～12月25日（日） アクセス：東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅より直結 東京メトロ千代田線 乃木坂駅より徒歩3分、南北線 六本木一丁目駅より徒歩10分 品川区の大井競馬場で開催中の「東京メガイルミ」もおすすめです。 大井競馬場全体が幻想的な光に包まれる、都内有数の規模を誇る大型イルミネーションが楽しめます。NAKED, INC. （ネイキッド）プロデュースのプロジェクションマッピングなど光の演出の種類も豊富です。 　アニメ作品とのコラボレーションの他、馬とふれあえるイベントも開催されるなど、競馬場ならではの体験ができるのもおすすめポイントといえるでしょう。 広い敷地いっぱいに灯されたイルミネーション（画像：photoAC）東京メガイルミ 開催場所：大井競馬場 所在地：東京都品川区勝島2-1-2 TEL：03-3762-5230 営業時間：16：30～21：00 (最終入場20：00) 開催期間：開催中〜2023年1月9日（月） アクセス：東京モノレール 大井競馬場前駅より徒歩2分 　六本木ヒルズでは、約80万灯のLEDが彩る「けやき坂イルミネーション」（開催中）や3年ぶりの毛利庭園のイルミネーション（11月18日～）などが楽しめる「Roppongi Hills Christmas 2022」が開催されます。 　六本木ヒルズならではの特別なクリスマスフェアが実施される他、11月26日（土）からは本場ドイツのクリスマスの雰囲気が味わえる「クリスマスマーケット」も楽しめます。 過去に実施されたクリスマスマーケットの様子（画像：森ビル株式会社プレスリリースより）「Roppongi Hills Christmas 2022」 開催場所：六本木ヒルズ施設内（六本木けやき坂通り、ウェストウォーク、大屋根プラザ、66プラザ、ヒルズ カフェ/スペースなど） 所在地：東京都港区六本木6-10-1 TEL：03-6406-6000 点灯時間：17：00～23：00 開催期間：開催中～2022年12月25日（日） アクセス：東京メトロ日比谷線 六本木駅より直結 都営大江戸線 六本木駅より徒歩4分 　東京ドームシティでは、子どもから大人まで楽しめるイルミネーションイベントとして「ウィンターイルミネーション」が開催されています。 　約15mもの高さの光り輝く巨大ツリーやラクーアエリアの全長140mの光の回廊「ミルキーウェイ」など見どころもたくさんです。 　恋人や家族、友人ときらびやかな雰囲気の中でアトラクションやショッピングを楽しんでみてはいかがでしょう。 12月17・18日、24・25日限定のクリスマスギフトマーケット。昨年の様子（画像：株式会社東京ドームプレスリリースより）「東京ドームシティ　ウィンターイルミネーション」 開催場所：東京都文京区後楽1-3-61 TEL：03-5800-9999 点灯時間：17：00～24：00 開催期間：開催中～2023年2月28日 アクセス：JR・都営三田線 水道橋駅より徒歩1分 　恵比寿ガーデンプレイスでは、11月12日(土)より毎年恒例の世界最大級の「バカラシャンデリア」など、大人な雰囲気のイルミネーションが楽しめます。 　11月30日からは、恵比寿ガーデンプレイスをARで楽しめる「Through the Lens」も開催予定となっています。一体どのようなAR体験ができるのか気になるところです。 　また、時計広場内の特設ドームステージでは、フリーピアノが常設予定。（20時まで） 幻想的な光の中で奏でられるピアノの音色を楽しんでみてはいかがでしょうか。 「バカラシャンデリア」光の演出 過去開催時の様子（画像：サッポロ不動産開発株式会社）「Baccarat ETERNAL LIGHTS－歓びのかたち－」 開催場所：恵比寿ガーデンプレイス 所在地：東京都渋谷区恵比寿4-20 TEL：03-5423-7111 営業時間：11：00～23：00 開催期間：2022年11月12日(土)〜2023年1月9日(月) アクセス：JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩10分 　丸の内では、メインストリートの丸の内仲通りを中心に約1.2㎞、340本以上の街路樹がシャンパンゴールドのイルミネーションに彩られます。 　日本夜景遺産にも登録されており、見ごたえも抜群です。大人な丸の内デートをよりロマンティックに彩ってくれることでしょう。 　丸ビルでは開業20周年記念「Marunouchi Bright Christmas 2022 ～YUMING 50th BANZAI！～」が12月25日まで開催中。松任谷由実さんデビュー50周年コラボ企画として、高さ8mの生木のクリスマスツリーのもと、映像と楽曲によるプロジェクションマッピングショーが実施されています。 丸ビル1Fグランキューブにて「Marunouchi Bright Christmas 2022 ～YUMING 50th BANZAI！～」（イメージ画像：千代田区観光協会プレスリリースより）「丸の内イルミネーション2022」 開催場所：東京都千代田区丸の内1～3丁目周辺（丸ビル、新丸ビル、丸の内オアゾ、TOKYO TORCHほか） TEL：03-5218-5100 営業時間：15：00～23：00 （12月は15：00～24：00までの予定） 開催期間：開催中～2023年2月19日（日） アクセス：JR、東京メトロ丸ノ内線 東京駅より徒歩すぐ 　よみうりランドでは、都内でも最大級規模のイルミネーションイベント「ジュエルミネーション2022」を開催中です。 　世界的にも有名な照明デザイナー・石井幹子氏がプロデュースしたジュエリーのような輝きは、恋人や家族、友人との思い出を彩ってくれるはず。 　体験型のイルミネーションがあるのもジュエルミネーションの魅力。3種類の幻想的な光の噴水ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。 アトラクションに乗りながら園内のイルミネーションを一望することができる（画像：京王電鉄株式会社プレスリリースより）「よみうりランド ジュエルミネーション 2022 LIGHT IS HAPPINESS！」 開催場所：東京都稲城市矢野口4015-1 TEL：044-966-1111 点灯時間：16：00～20：30 開催期間：開催中～2023年4月9日（日） ※12月24・25日は入場制限を行う可能性あり ※2023年３月１日(水)～１７日(金)の平日は日中の遊園地営業のみ （休園日は公式サイトをご確認ください） アクセス：京王線 京王よみうりランド駅よりゴンドラで約10分 幻想的な光の中で大切な人との時間を過ごしてみては？　本記事では、都内のおすすめイルミネーションスポットをご紹介しました。 　2022年もさまざまなイルミネーションイベントが開催されます。 冬のデートの定番といえば、イルミネーションです。 ぜひとも恋人や家族、ご友人との大切な時間を幻想的な光の中で過ごしてみてはいかがでしょうか。

金欠の学生カップル必見！ 完全無料で楽しめる都内「デートスポット」4選

大学生カップルはデートをたくさんしたくても、お金に限りがあります。そんな彼らに朗報？ 今回は都内にある完全無料のデートスポットをご紹介します。金欠生活は大学生の常　大学生活は、人生で最も自由に時間を使える期間です。そのため、ここぞとばかりにいろいろな場所でデートし、たくさんの思い出を残しているカップルも少なくありません。 　しかし、デートをするためにはお金がかかります。実家がお金持ちでもない限り、そのお金はアルバイトで稼がなければなりません。デートをたくさんしたいけれど、お金が……そんな悩みは大学生に付きものです。 金欠状態の顔のメージ（画像：写真AC）　ということで今回は、金欠の学生カップル必見！ 完全無料で楽しめる都内のデートスポットを四つご紹介します。 1.江戸川区自然動物公園　まずご紹介するのは、江戸川区にある江戸川区自然動物公園（江戸川区北葛西）です。 江戸川区北葛西にある江戸川区自然動物公園のウェブサイト（画像：江戸川区）　こちらの動物園は完全無料で利用可能です。 ・モリフクロウ ・レッサーパンダ ・フンボルトペンギン といったかわいらしい動物を間近で見ることができ、ヤギやヒツジとも触れ合えます。 　なかでも人気が高いのは、レッサーパンダの「ブナくん」「ユウユウちゃん」。ブナくんは展示場を歩きまわっていることが多く、ユウユウちゃんは木の上で昼寝をするのが大好きなおとなしい性格です。見ているだけで癒やされ、心が落ち着くことでしょう。 　なお、定期的にイベントが開催されており、ヒツジの毛刈りショーや動物写真家による写真講座など、興味深いものが盛り沢山です。 　東西線「西葛西駅」から徒歩15分の場所に位置しており、駅からバスを利用することもできますが、節約のためにふたりで会話を楽しみながら歩いて訪れてみるのはいかがでしょうか。 2.国立極地研究所 南極・北極科学館2.国立極地研究所 南極・北極科学館　次にご紹介するのは、国立極地研究所 南極・北極科学館（立川市緑町）です。 立川市緑町にある国立極地研究所 南極・北極科学館のウェブサイト（画像：国立極地研究所）　こちらでは南極や北極に関する展示物を完全無料で楽しむことができます。南極点まで往復5200kmを走破した雪上車や南極観測で使用していた機器など、実物が展示されています。本物の隕石（いんせき）や南極の氷に触ることができ、偏光顕微鏡で隕石や岩石を観察することも可能です。 　全天ドーム型のオーロラシアターで大迫力のオリジナル映像を見ることもできます。オーロラの謎を解き、南極の氷に触って、月の裏側や火星の石を見て宇宙の旅を感じ、知的好奇心が満足させられること間違いなしです。 　入場無料なだけでなく、撮影も自由なのがうれしいポイント。多摩都市モノレール線「高松駅」から徒歩7分でアクセスできますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。 3.世界のカバン博物館　次は、世界のカバン博物館（台東区駒形）です。 台東区駒形にある世界のカバン博物館のウェブサイト（画像：エース）　こちらは、かばん大手のエース（渋谷区神宮前）の建物内にあります。世界五大陸、50か国以上から収集された希少価値の高いカバンコレクションを完全無料で楽しめます。カバンの歴史や秘密を解説付きで知ることができるので、ファッション好きなら思わず心が躍ることでしょう。 　ヨーロッパは現代的でファッショナブル、アフリカは伝統的、アメリカはカジュアルで工業的、オセアニアは自然的、アジアは古代的など、各大陸によって特徴が異なります。カバンを通して国の文化を知ることで、まるで世界一周をしているような気分を味わえます。 　カバンの展示を楽しんだ後は、東京スカイツリーが眺められるビューラウンジでくつろげますので、ロマンチックなムードを作るにはぴったりです。都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩1分の場所にありますので、気軽に行ってみてください。 4.FUJIFILM SQUARE4.FUJIFILM SQUARE　最後にご紹介するのは、FUJIFILM SQUARE（港区赤坂）です。こちらは富士フイルム（同）が運営する写真展です。日々さまざまな写真展が開催されており、完全無料で楽しむことが可能です。価値のある作品がそろっていますので、写真好きの人は思う存分満喫できるでしょう。 港区赤坂にあるFUJIFILM SQUAREのウェブサイト（画像：富士フイルム）　ただ眺めるのではなく、作品作りの背景や意図を理解しようとすれば、より一層楽しめます。写真家の心に共感し、一緒に見ている恋人と気持ちを分かち合いましょう。歴代のカメラや写真の歴史を知り、好奇心の羽を広げる。そんな楽しみ方ができる場所です。 　写真家の蜷川実花さんによる東京ディズニーリゾートの写真展や、女優の広瀬すずさんによる写真展なども開催されています。日比谷線「六本木駅」から徒歩5分で行ける東京ミッドタウンにありますので、ぜひ無料の港区デートを満喫してください。 ※　※　※ 　金欠の学生カップルにおすすめな、完全無料で楽しめる都内のデートスポットを四つご紹介しました。 　動物園、南極・北極科学館、カバン博物館、写真展など、東京でもお金をかけずに遊べます。貴重な大学生活ですので、お金を稼ぐためにアルバイトばかりをするのではなく、工夫して楽しみましょう。 　お金のかからないデートでも心の底から楽しめる相手こそ、本当に大切にすべきパートナーなのかもしれません。