大田区「COCOFUROますの湯」はサウナが毎日無料! 冷たい黒湯温泉もくつろぎソファも最高だった【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(14)
ソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。第14回は、大田区の西馬込駅からスタートです。池上梅園の庭園にウットリ 久しぶりに大田区の、あの濃厚な黒湯に入りたくて出掛けたのが、都営浅草線は西馬込駅。 ここ終点なんですな。そこからちょいと池上本門寺方面へ。 まずは池上梅園(大田区池上)。 グルグルしてっと、ここは梅の咲く季節は最高だろうなぁと、すてきな庭園を見て回ります。 ここはどうやら日本画家の伊東深水氏の自宅兼アトリエだった所で、戦火で焼けた所を再建した物なんだそうです。 ふーん、なんてウロウロ。 せっかくだからそのまま池上本門寺まで歩き、いやはや万歩計が何と9523まで記録されております。でもここからが大変っすよ。銭湯は逆方向ですから。 土・日・祝はサウナが無料 第2京浜を渡って、東急池上線の久が原駅に向かいます。 途中に久が原湯(久が原)ってのがあるけど、ここは人気があるのか家族が多いのか、人数制限されてて入れず、それじゃあ駅スグ目の前のCOCOFUROますの湯(南久が原)に向かいます。 大田区南久が原にある銭湯「COCOFUROますの湯」ののれん(画像:島本慶さん制作) この銭湯はいいんですよ。2年前にリニューアルされててスゴクおしゃれな雰囲気。しかもサウナ無料ですからねぇ。 まずはげた箱に靴を入れ、券売機で大人470円のチケットを買いフロントへ。 脱衣場でサクサク服を脱ぎます。洗い場に入ると、さすがにみんな黙浴。 まずはカランを確保してと、ん? シャンプーにボディーソープも置いてあって、何々? 冷たいシャンプー? へーえ、何か気持ち良さそう。 冷たい黒湯温泉もある冷たい黒湯温泉もある でもなぁ、申し訳ないけど私は最近髪の毛は湯洗いにしているんです。 シャンプーもせっけんも使いません。でもそのおかげで頭皮のかゆみが無くなりキレイになりました。 てなわけで体を洗い、顔と耳はせっけんでゴシゴシ。 シャワーで流してスッキリしてから、さぁてまずは黒湯に身を沈めます。 これがかなり濃厚で、そこそこ熱くていい気持ち。 オジさんたちみんないい顔してますよ無言だけど。これですよこれ。生きてる喜びというか、今夜もビールがうまいというか。 で、お次は炭酸泉ですよ。おぉ~、ぬるくてグー。いつまで入っていられます。 とはいえ、10分も入ってると汗が吹き出て来ます。 私、サウナで汗を流すよりこっちの方が好きというか向いてます。あ~シアワセ。というか後の生ビールがうまいというか。 他には「冷たい生源つぼ風呂」ってのがあって、順番にひとりずつ入る冷たい黒湯温泉があります。 「COCOFUROますの湯」の「冷たい生源つぼ風呂」(画像:島本慶さん制作) 加温、加水をしていない新鮮な源泉100%の、まぁ五右衛門風呂みたいなやつ。見ると子どもが背を向けて入ってるのがほほ笑ましい。 ゆったりとくつろげるソファ11席も スッキリしてシャワーで流し、例によってキュッキュッ絞りまくったタオルでよおくフキフキして脱衣場へ。 ロッカーから乾いたタオルを出して頭から念入りにフキフキ。 そういえば体重も計んなきゃとデジタルの体重計に乗っかると、えーっ! 51.7kg。ヤベェ! また減っちゃった。おかしいなぁ~。 最近はムシャムシャよく食べながらビール飲んでんだけど。まいっか。 COCOFUROますの湯の所在地(画像:(C)Google) さてと、身支度を整えてフロントのあるロビーへ。 わりと広々とした、ゆったりとくつろげるソファが、んーと11席もありますよ。でも半分ペケしてあります。このご時世だから。 しばらく待ってて何とか腰を降ろして、おやおや生ビール300円! 頂きましょう。 見渡すと、マンガ本も置いてあるし、何々? オセロや将棋に囲碁を無料貸し出しってか! いいねぇここ! そうそう、朝6時からやってるってのがうれしいねぇ!
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