ランタン&あったかグルメ!人気の「台湾フェスティバル(TM)」初の秋冬開催ガイド【江東区有明】
1年を通じて温暖な気候というイメージがある「台湾」では、日本ほど四季はないものの、長い夏と短い冬があります。今回は人気の「台湾フェスティバル(TM)」が初めて秋冬シーズンに開催されるということで、旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが、魅惑の台湾あったかグルメとランタンフェスについてご紹介します。●台湾の秋冬シーズン、現地ではイベントがめじろ押し! 首都圏から直行便で約4時間。親日で知られる台湾は、日本人旅行客に人気が高い海外旅行先です。日本人の口に合う台湾グルメや台湾茶が豊富な点、首都圏をはじめ全国各地から直行便がありアクセスしやすい点、現地での交通手段が豊富で治安も良い点など、旅の魅力が満載です。 そんな台湾の文化を東京で最も感じられる人気イベントが、今年初めて11月にも開催されることとなった「台湾フェスティバル(TM)」です。今回は「台湾フェスティバル(TM)AkiFuyu2023」で紹介される世界的に有名なランタンフェスの魅力や、冬ならではの「あたたまる台湾料理」について解説します。 本場の「台湾ランタンフェスティバル」過去開催の様子(画像:photoAC) 台湾は、沖縄県の南に位置する亜熱帯気候。そのため、日本の春夏秋冬のようなはっきりとした四季はなく、夏が長くて冬が短い、気温と湿度いずれも日本より高い地域です。南北に長いうえ、島の中央には3,000メートル級の山岳地帯があるため、地域によって気温差も。6月から10月にかけては台風シーズンとなります。 秋から冬にかけての台湾の魅力は、クリスマスに向けて街のいたるところで光り輝くイルミネーションがまず1つ。続いて、大みそかに行われる「台北101」のカウントダウン花火は、世界的に有名です。さらに新年が過ぎると「旧正月」があるため、まさにイベント続き。しかも日本と比べると暖かいので、冬の旅行シーズンにも最適です。 大みそかの夜に行われる台北101のカウントダウンと花火(画像:PhotoAC)【その他の画像】>> ●台湾の冬を彩る「ランタン飛ばし」の由来とイベント会場は? 台湾の冬といえば、毎年2月ごろ行われる「平渓天燈節」(へいけいてんとうせつ)と、「台湾ランタンフェスティバル」の二大ランタン祭りが有名です。多くのランタンが夜空に舞う光景は、とても幻想的。 「平渓天燈節」は台湾北部の新北市で、「台湾ランタンフェスティバル」は毎年異なる場所で行われます。 台湾・十分でのランタンフェスティバルの様子。2024年の「台湾ランタンフェスティバル」は台南市で行われる予定(画像:PhotoAC) もともと台湾には、吉祥や邪気払いの意味を込め、旧暦の元旦(春節)から数えて15日目の「元宵節」(げんしょうせつ)に灯ろうをともす風習、文化があります。これがランタン飛ばしの由来です。 「平渓天燈節」のランタン飛ばしは無料で参加でき、朝から配布される整理券が必要。夕方からの見学のみもできます。一方、「台湾ランタンフェスティバル」は世界中から旅行客が集まり、巨大なランタンの展示も含め入場無料です。 台湾ではイベント以外でもランタンが見られる街もある。写真は台北の迪化街。また、台北郊外の十分では一年中ランタン飛ばしを体験できる(画像:PhotoAC)●秋冬ならでは!台湾のグルメとスイーツは身体にもいい 秋冬ならではの台湾グルメもあります。例えば暑さが和らいできたころから食べる台湾式鍋。その種類や食べ方はさまざまです。特に羊肉を使った火鍋「羊肉爐」(ヤンロールー)は漢方薬を使った薬膳スープがベースで、身体を芯から温めてくれます。 また、「麻油鷄」(マーヨウジー)も、台湾の秋冬ならではのグルメ。ごま油で炒めたショウガと鶏肉をお酒とともにじっくり煮込んだ料理です。 台湾のおしること言われる「紅豆湯」(画像:PhotoAC) 秋冬に食べるとおいしい台湾スイーツといえば、「紅豆湯」(ホンドウタン)がおすすめ。小豆で煮込んだスープに、紅白の白玉やタロイモなどで作られたお団子「湯圓」(タンユエン)を入れて味わいます。台湾旅行で毎日食べるという人もいるほど定番中の定番です。 台湾スイーツのもう1つのおすすめは、「仙草」(シェンツァオ)。夏はかき氷と、冬は温かいスープと合わせて食べる、健康にいいトッピングで知られます。見た目はコーヒーゼリー、でも実はシソ科のハーブで作られていて、すっきりとした味わいです。 ●秋冬シーズン初開催「台湾フェスティバル(TM)AkiFuyu2023」の見どころ紹介 そんな台湾の文化を、東京で最も感じられるイベントが「台湾フェスティバル(TM)」です。2014年より例年6月に上野で開催されており、9年間で累計来場者数は約95万人。日本最大の台湾イベントとして定着しています。 今年2023年からは、11月にも有明で実施されることとなりました。江東区の複合商業施設「有明ガーデン」にて、11月23日(木)~26日(日)の4日間限定で開催されます。 「台湾フェスティバル(TM)AkiFuyu 2023」ポスター(画像:一般社団法人台湾を愛する会リリース) 会場では「台湾の秋冬」をメインテーマに、幻想的なランタンの下、台湾式飲食スタイル「辦桌(パントー) 」形式での秋のビアフェスが楽しめます。 また、台湾ランタンフェスを模した演出や、身体が芯から温まる台湾ならではの秋冬グルメやスイーツの屋台が並び、栄養価が高いことで知られる「タロイモ」フェアも実施。台湾好きに絶大な支持を誇る「トマト牛肉麺」や、タロイモファン待望の「タロイモスープビーフン」、商売繁盛のご利益がありそうな「台湾もちもち蒸しパン」ほか、台湾グルメがめじろ押しです。 旅好き人気が高い本格台湾グルメの数々(画像:一般社団法人台湾を愛する会リリース) さらに、今年の干支である「うさぎ」が光るランタンを作るDIYコーナー、“台湾のノリノリ音楽が流れる”本格的な夜市ゲーム、無料または有料で参加できる台湾の中国語を学ぶ講座プログラムなども用意される予定とのこと。台湾文化をより深く知ることができそうです。 ●もっとディープに!あったか定番メニューで台湾気分 東京で開催される海外イベント・フェスの中で、特に「台湾」関連は親日ということもあり、根強い人気があります。しかも今の時期にピッタリの「秋冬版」なら、台湾の魅力をまた違った角度で知ることができ、今後の台湾旅行での参考にもなるはず。台湾式「宴」スタイルで存分に楽しむ台湾グルメ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 台湾名物、空にランタンを飛ばす「天燈あげ」のイメージを会場で再現(画像:台湾を愛する会リリース)■台湾フェスティバル(TM)AkiFuyu2023 開催日:2023年11月23日(木・祝)~26日(日) 開催時間:10:00~21:00(最終日19:00) 開催場所:東京都江東区有明ガーデン・スポーツエンターテイメント広場 住所:東京都江東区有明2-1-8 入場料:800円(ドリンク1杯引換券付き、ビール対象外) アクセス:ゆりかもめ「有明駅」より徒歩4分 ゆりかもめ「有明テニスの森駅」より徒歩3分 りんかい線「国際展示場駅」より徒歩6分
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