飲みたい人も飲まない人も!イベントから見る東京最新アルコール事情
飲む人も飲まない人も楽しめるのがリラックス感のあるお花見です。飲まないけどおつまみや雰囲気は好き、なんて方も多いのでは。そんな方にオススメの3つのイベントから見る最新の東京アルコール事情について、エデュケーショナルライターの日野京子さんがご紹介します。 まだまだ寒い日が続いていますが、暦の上では立春が過ぎて春となりました。街を歩いていると、日中の太陽の日差しや日が暮れる時間の変化し「春がやってきた」と感じることもあります。 少しずつ外歩きが楽しくなり、梅や菜の花など花の便りも聞こえてくるこの季節におすすめなのがお酒との出会いです。日本では花見をしながらお酒を飲む「花見酒」という言葉があるように、冬の後にやってくる春に桜を愛でながらにぎやかに食べたり飲んだりする風習が根づいています。 花見の季節を前に行われるイベントを通じ、最近のアルコール事情をご紹介していきます。 【渋谷】ノンアル・ローアル ボトルショップ&バー飲まない渋谷@渋谷PARCO/2月10日 渋谷PARCO10階屋上にあるカフェ「ComMunE(コミューン)」では、2月10日(土)に一日限定のノンアルコール、ローアルコールを提供するイベント「ノンアル・ローアルボトルショップ&バー 飲まない渋谷@渋谷PARCO」が行われます。 N.Y生まれのリラクゼーションドリンク・moment/モーメント(画像:株式会社パルコリリース)【すべての画像】>> ここ数年ブームが続いているノンアルコールの歴史は古く、1920年代のアメリカの禁酒法にまでさかのぼります。日本では、2000年代から広まった「飲酒運転撲滅」という社会的な目的のもと大手メーカーが新製品を開発し、コロナ禍も経てノンアルコールジャンルは消費者側にも選択肢の一つとして人気が高まるようになりました。 ビールやカクテル、サワーと多種多様な商品が誕生し、外食の際もノンアルコールやローアルコールの選択肢が徐々に増えています。 鳥取県のノンアル&ローアルクラフトビールCIRAFFITI/シラフィティ(画像:株式会社パルコリリース) 会場には国内外の注目の8ブランドが集まり、ボトルショップやバーがオープン。クラフトビール、ワイン、コンブチャ、リラクゼーションドリンクと個性的なドリンクが並びます。 また、トークショーやポップアップイベントとして渋谷PARCO公園入り口前特設会場にて「バドワイザー ゼロ」「ヒューガルデン ゼロ」の現品のプレゼントとテイスティングも同時開催されます。 2024年、進化し続けるノンアルコール、ローアルコールドリンクの奥深い世界を垣間見てはいかがでしょうか。 _SHIP KOMBUCHA/シップコンブチャ(画像:株式会社パルコリリース)【上野】第8回酒屋角打ちフェス~TOKYO酒屋魂㏌上野恩賜公園~/2月16日~18日 都内でも有数の観光エリア・上野。一年を通してさまざまなイベントが開かれている上野恩賜公園噴水広場では、2月16日(金)から18日(日)の3日間、「第8回・酒屋角打ちフェス」が行われます。 累計来場者数は10万人を誇り、国内外から多くの人が訪れるイベントとして知られています。第8回目となる今回は、都内の酒屋を中心とした約25店舗の酒屋がセレクトしたおすすめの日本酒や焼酎、ワイン、クラフトビールなど約300種以上のお酒が杯売りで楽しめます。 日本各地の地酒と出会えるチャンス※過去開催の様子(画像:東京小売酒販組合リリース) 日本各地には「地酒」「地焼酎」と呼ばれる地域に根付いたお酒が数多くあり、最近ではこだわりのクラフトビール醸造所も地方を中心に増えています。とても魅力的な存在ですが、遠方だと足を運ぶのも難しいことも。こうした選りすぐりのお酒が結集するイベント会場なら、いろいろなお店の人との会話を楽しみながら多くのお酒に出会うことができます。 大人気のきき酒体験コーナー※過去開催の様子(画像:東京小売酒販組合リリース) また東京都内の地酒の魅力をアピールする「きき酒体験コーナー」では、20歳以上の入場者全員が参加できる 「きき酒体験」と、純米酒・大吟醸酒・純米吟醸酒の飲み比べをする「有料きき酒体験」(1,500円)の2種類が用意されているので、東京で作られている日本酒の味や特徴を気軽に飲み比べてみるのも楽しいですよ。 この他にも会場内にはフードコートも設けられ、29店舗が出店。お酒との相性が抜群に良いつまみ系、ご飯もの、スイーツと多岐にわたるメニューがそろっています。お酒を飲んで食べて有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。 お酒のお供のグルメも充実※過去開催の様子(画像:東京小売酒販組合リリース)【水道橋】ご当地よいどれ市2024/3月8日~3月13日 「東京ドームシティ プリズムホール」では、3月8日(金)から13日(水)の6日間、日本全国のオイシイが集結した「ご当地よいどれ市2024」が開催されます。 実はこちら、毎年東京ドームで開催されていた「ふるさと祭り東京」の人気企画を受け継いだイベント。東京ドーム向かい側にあるプリズムホールで、ご当地グルメやご当地自慢のお酒が大集合します。 (画像:株式会社東京ドームリリース) 全国各地から約300種類以上にも及ぶローカルの「自慢のお酒」が集結。地酒、ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、泡盛など幅広い種類がそろっています。会場では知らないローカルアルコールの一本との出会いを楽しむだけではなく、やきそばに串焼、鯖寿司や鯛ラーメンにあんこう鍋、牛ステーキ丼、塩辛のせじゃがバターなど、各地を代表するご当地グルメの屋台もずらり。お酒が苦手な人や飲まない人、子どもにもおすすめのローカルソフトドリンクも用意されているので、幅広い世代が楽しめます。 写真左:大分県の樽仕込梅酒ゆめひびき/写真右:愛知県地酒各種(画像:株式会社東京ドームリリース) さらにイベント開催期間の週末である3月9日(土)と10日(日)は、「ご当地ふるさとウィークエンド!」として、さらにお祭り気分がパワーアップ。東京ドームシティ全域でさまざまなアトラクションや15台以上のキッチンカーが登場します。 クリスタルアベニュー会場では両日、10時から17時の間「青森ねぶた跳人・囃子」、「西馬音内盆踊り」、「東京高円寺阿波おどり」、「郡上おどり」、「高知よさこい祭り」、「鳥取しゃんしゃん祭」などの迫力ある演舞を披露。 ローカルのお酒、食べ物そして踊りとお祭り気分を先取りしてみてはいかがでしょうか。 会場を盛り上げる各地の踊り(画像:株式会社東京ドームリリース)まだ出会っていない未知のお酒と遭遇しよう 海外のコンクールでも高い評価を得ている日本酒は、蔵元や使用している酒米などにより味や香りも異なるバラエティーに富んだ飲み物です。また、最近ではワイン同様に食前酒や食中酒そして食後にゆっくり飲むなどシチュエーションによって日本酒をセレクトする意識も浸透してきています。 ご紹介したイベントに足を運び、お酒通になってグルメの楽しみ方を広げてみてはいかがでしょうか。 ■ノンアル・ローアルボトルショップ&バー 飲まない渋谷@渋谷PARCO 開催場所:ComMunE(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO10F ) Tel:03-3465-5111 開催期間:2024年2月10日(土) 営業時間:11:00~18:00 アクセス:JR、東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷駅」より徒歩5分 ※詳細は公式サイト等をご確認ください ■第8回・酒屋角打ちフェス~TOKYO酒屋魂㏌上野恩賜公園~ 開催場所:上野恩賜公園 噴水広場(東京都台東区上野公園5-6) TEL:080-3245-8201(東京小売酒販組合) 開催期間:2024年2月16日(金)~18日(日)※雨天決行・荒天中止 開催時間: 2月16日(金)12:00~20:00 2月17日(土)10:00~20:00 2月18日(日)10:00~19:00 ※入場受付は各日終了30分前まで ※きき酒体験は20:30まで、最終日は19:00で終了 入場料:500円(無料きき酒体験付き・20歳未満は入場無料) アクセス:JR、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」公園口より徒歩4分 京成電鉄「京成上野駅」より徒歩8分 ※詳細は公式サイトをご確認ください ■ご当地よいどれ市2024 開催場所:東京ドームシティ プリズムホール( 東京都文京区後楽1-3-61) TEL:03-5800-9999(東京ドームシティわくわくダイヤル) 開催期間:2024年3月8日(金)~13日(水) 開催時間: 3月8日(金)16:00~23:00 3月9日(土)11:00~23:00 3月10日(日)11:00~21:00 3月11日(月)~13日(水)13:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで 入場料:3,900円※「よいどれチケット」5枚(1,000円分)付き/未成年1,200円 ※小学生以下の子どもは大人1名の付き添いにつき4名まで無料 ※未成年用入場券には、「よいどれチケット」は付属無し アクセス:東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」より約4分 JR・都営地下鉄三田線「水道橋駅」より徒歩約6分 都営大江戸線「春日駅」より徒歩6分 ※早割り券など詳細は公式サイトをご確認ください
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