シースルー服を着る女子って見せたいの? 見せたくないの? 微妙な乙女心を描いた漫画「奥が深い……」
東京の街を彩ったファッションの数々を、イラストレーターのpiguraniさんが漫画に描きました。2021年夏も大流行しましたpigurani(ピグラニ)さんは、服飾関係の会社で働くかたわらイラストや漫画を描くイラストレーターです。SNSでは「巡りめくるファッション史」と題した作品を配信中。そんなpiguraniさんが東京の街を彩るファッションと歴史について描く、アーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「シースルー・ファッション」です。 piguraniさんが描いたファッション漫画のカット(piguraniさん制作)――piguraniさん、今回の作品を作った背景を教えてください。 夏に流行したファッションアイテムのシースルーを取り上げました。近年リバイバルブームも相まって街中でもよく見かけます。 ――見えるようでいて、見えないようでいて、見えるシースルー。つい気になって目で追ってしまいます。かわいいですよね。 そうですね、とても魅力的なアイテムだと思います。 ――しかしその歴史については全く知りませんでした。1968年、「性の解放」がテーマだったとは。歴史的なファッションスタイルって、どれも深い意味が込められたものなのですね。 「性の解放」でいうとさらにその以前の1920年代にココ・シャネルがコルセットを取り払ったというのも有名です。ここ100年ほどで特に女性の服飾様式はがらりと変わっています。歴史を知るとより知性的にファッションを楽しめますね。 ――そういえば男性ファッションのシースルーって、あまり聞かないような気がします。ジャ〇ーズ事務所のアイドルグループがときどき着用しているくらいでしょうか。 そういえばそうですね。本来隠れている部分が見えてより美しく見えるというのが重要なので、男性だとそれを生かせる方というのはわずかになるかもしれません。 ただ90年代~2000年初頭にあったスケルトンモデルブーム(Gショック、ゲーム機、プラモデル、マックPCなど、素材が透けて中の基盤などが見える)、こちらは男性がより好んでいたと思います。なので透けるブーム自体は同一にあったみたいですね。 ――シースルーを着てみたいけどちょっと恥ずかしい? と迷っている女性たちにひと言お願いします。 着たことないものって最初勇気がいりますよね。挑戦してみると新しい自分に会えるかも! 自分を解放してあげましょう! ――漫画の読者にひと言お願いします。 季節の変わり目ですが、体調を崩さないように服でもしっかり身体のコントロールを行なっていきましょう! 見た目でも機能でも! 今回もご静観ありがとうございました♪
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