東京駅の「最寄りランプ」ってどこ? 周囲に6か所も、丸の内側と八重洲側で異なる選択肢
東京駅といえば駅構内が複雑というイメージがありますが、駅周辺の高速道路も同じように複雑です! 車で東京駅へ行くことになったときにも慌てないように、事前にチェックしておきましょう。ランプを間違うとかなりの時間ロスに 東京の玄関口のひとつ東京駅。数多くの在来線や地下鉄があることに加えて、日本最大の新幹線駅として、各地への移動を支えています。 東京駅へ行くのに最も便利な高速ルートは?(画像:写真AC) そんな東京駅には、主に丸の内口と八重洲口があります。基本的に、在来線は丸の内口が新幹線は八重洲口が最寄りとなり、利用するのに便利だとされています。 一言で東京駅といっても構内は広く、丸の内口と八重洲口とではかなり距離が離れています。駅利用者の混雑状況によっては、歩くと10分以上かかる場合もあります。 そのため、東京駅に行く際は丸の内口と八重洲口を迷わずに正確に行きたいところです。特に、車で東京駅まで行く場合は首都高を利用する方が多いかと思いますが、スムーズに移動するために、最寄りのランプをおさえておく必要があります。 ところが、東京駅は首都高都心環状線のほぼ真ん中に位置しており、慣れている人でないと最寄りのランプがどちらか迷ってしまうケースが多いのです。 そうすると時間のロスにつながってしまい、東京駅からの電車の乗車時間に間に合わない事態となってしまいます。 そうならないためにも、東京駅の丸の内側と八重洲側のそれぞれの最寄りランプを確認して、慌てることなく東京駅まで運転して行けるようにしましょう。 丸の内口側の場合の3ランプ丸の内口側の場合の3ランプ 丸の内口は、2017年にロータリーが新しくなり従来の丸の内南口のロータリーに加えて、丸の内中央口と丸の内北口共通のロータリーも利用できるようになりました。 東京駅丸の内口(画像:カツ) そんな丸の内口ですが、首都高を使って来る方面あるいは行く方面によって最寄りランプが異なってきます。基本的には、丸の内南口・中央口・北口共通となります。 まず、首都高2号目黒線や首都高3号渋谷線、首都高4号新宿線を利用なら、「霞が関ランプ」が最寄りになります。霞が関ランプから丸の内口までの行き方はさまざまありますが、どの道を利用してもさほど所要時間は変わらないため、好みのルートを選んで運転するのでよいでしょう。 首都高1号羽田線や首都高6号向島線から来た場合は、首都高都心環状線内回りを利用して「神田橋ランプ」が最寄りとなります。神田橋ランプを降りると目の前にある日比谷通りを南下すれば、東京駅丸の内口の近くまで行けます。 首都高5号池袋線から来た場合は、霞が関ランプもいいですが、実は首都高八重洲線の「丸の内ランプ」を利用すると便利です。丸の内ランプを降りると東京駅丸の内口の南側に出ますので、首都高の丸の内ランプを降りて1本目の信号を右折すれば、右側に東京駅丸の内南口が見えてきます。 このように、首都高から来る方面によって最寄りランプは異なります。正直、かなり複雑かと思いますので、慣れていない人は事前の下調べや準備をしっかりしてから運転するようにしましょう。 八重洲口側の場合の3ランプ八重洲口側の場合の3ランプ 一方、八重洲口にも八重洲南口・中央口・北口とありますが、一般車のロータリーがあるのは八重洲中央口の前のみになります。ただ、八重洲口には地下直結の駐車場が完備されており、車を停めて新幹線を利用される人には重宝します。 東京駅八重洲口側(画像:カツ) 八重洲側は、丸の内側とは首都高の最寄りランプが変わります。基本的にはふたつのランプが最寄りとなり、来る方面によって使い分けをするがおすすめです。 首都高4号新宿線・5号池袋線・6号向島線からの場合は、都心環状線を外回りするのが最短ルートとなり、その場合は「宝町ランプ」が最寄りで便利です。 首都高1号羽田線・2号目黒線・3号渋谷線からなら、都心環状線を内回りで行くのが早いため、そうすると「京橋ランプ」が最寄りとなります。 また、首都高1号羽田線や2号目黒線・3号渋谷からなら、意外と首都高八重洲線の「八重洲ランプ」も便利。八重洲ランプは八重洲の地下駐車場直結なので、駐車場に停めて階段かエレベーターで上れば、直接東京駅へ行くことができます。 八重洲口のロータリーや八重洲地下駐車場は、外堀通りの内回りからのみ利用できる形で、行き方が若干複雑になっていますのでなっているので、注意してください。 迷ったらおすすめしたい2ランプ迷ったらおすすめしたい2ランプ 東京駅は、電車で行くにも構内を歩くにも複雑なところですが、車で行くにも複雑なことに変わりありません。しっかりルート確認や準備をしても迷うことがあるかと思います。 もし首都高の利用するランプで迷った際は、「霞が関ランプ」か「神田橋ランプ」を利用すると、どちらの方面から来て丸の内口・八重洲口どちらを利用するのにも、わりとスムーズに行くことができます。 その理由として、霞が関と神田橋ランプは首都高都心環状線のなかでも大きなランプで、内回り・外回り両方向に出入口が設置されていることが挙げられます。感覚的には、ほしいものがあったら、とりあえず大型ショッピングセンターに行けば買えるのと同じです。 霞が関ランプ(画像:カツ) 個人的には、霞が関ランプが丸の内・八重洲ともにアクセスがよく、利用するのにおすすめです。霞が関ランプからなら、八重洲地下駐車場や中央口のロータリーも行きやすいのも特長です。 首都高の降りるランプを迷ってしまい間違ったランプで降りてしまうと、東京駅までの道のりが複雑になり時間もかかってしまうため、本当に東京駅に近いランプかどうか不安がありなら、都心環状線の霞が関か神田橋ランプを利用するようにしましょう。 知っていれば安心、便利知っていれば安心、便利 東京駅へ車で行く際は、首都高や一本道に主だった案内があるところが少なく、どのランプで降りればいいのか、どうやって行けばいいのか迷ってしまう人が多くいます。 ただ、車で東京駅に行けると新幹線で長距離移動の荷物の持ち運びが楽になるため、想像以上にメリットが大きかったりします。 東京駅の新幹線(画像:カツ) また、東京駅周辺には商業施設をはじめホテルやビルが充実しているので、東京駅周辺へ車で行く際も、同じく東京駅までのルートを知っておくと役に立ちます。 最近、東北方面や北陸方面の新幹線が延伸されていることもあり、新幹線に乗るために東京駅を利用する人は今後も増えることが期待されます。となると、車で東京駅まで行く機会も増えるのではと考えられます。 その際、安全かつスムーズに東京駅の目的の場所までたどり着けるよう、今回の記事を参考にしていただけたらと思います。
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