地方の半島「お試し暮らし」が今、東京人を惹きつけるワケ[PR]

2019年12月16日

ライフ
ULM編集部

ご存じですか? 東京に暮らす人たちの間で今、地方の半島へ短期移住する「お試し暮らし」がジワリ人気を集めているって。そのワケと、積極的に呼び込み施策を展開する4県を紹介します。


1. 居住先も就労体験先もワンストップ――石川県

 北陸新幹線開業で注目される、石川県。県北部を占める能登半島では、2013(平成25)年1月に地元経営者らが中心になって「能登定住・交流機構」を発足させました。

 設立のきっかけは前年12年の9月に東洋大学白山キャンパス(文京区白山)の学生20人をゼミ合宿で受け入れたこと。地域の生活に魅了された女子学生3人が卒業後に能登半島へ移住したことに背中を押され、お試し暮らしの受け入れ体制を整備していったといいます。

 2018年4月から県 と連携して進めている「短期移住体験プログラム」では、体験予定者の希望を聴き取り、期間中の居住先や仕事体験など滞在中の予定をトータルできめ細かくプランニング。体験就業先は、能登自慢の栗農園や伝統工芸の輪島塗の木工所、温泉旅館、メーカーなどさまざまです。滞在の受け入れ期間は2日間から最大1か月間で、宿泊費は無料という市町もあります。

地元の人も多く利用する、能登半島の朝市の様子(画像:石川県)

 同機構の立ち上げから携わっている代表理事の高峰博保さんによると、

「能登に魅力を感じて観光にお越しになる人はたくさんいますが、移住に至るためには、地域の人々との交流が不可欠です。暮らし体験や仕事体験を通して、地域の人々との人間関係が深まる『移住体験プログラム』に参加されることをおすすめしています」

とのことです。

2. 東京での仕事のまま「半島暮らし」――静岡県

 温暖な気候が人気の静岡県・伊豆半島は13の市町から成り、東海道新幹線を使えば東京まで2時間ほど。JR三島駅からなら東京駅までは東海道新幹線で1時間弱の近距離です。地元自治体はこの立地的メリットを前面に、住み替えの良さをアピールします。

「実際に静岡から東京へ毎日通勤している人は少なからずいますから、現在の会社に勤めながら半島の自然の中で暮らす“二兎を得る”生活が可能です。『お試し暮らし』で1週間から1か月ほど東京への通勤を試してみて、これなら大丈夫だ、とそのまま移住を決める人もいるんですよ」(県地域振興課の担当者)

 県市町や地元企業などでつくる「ふじのくにに住みかえる移住推進本部」(2015年度設置)のまとめでは、初年度の移住相談件数3046件に対して直近の2018年度は9981件と3倍以上に伸長。「お試し」だけでなくより具体的に移住を意識している人が少なくないそう。家族での体験者も多いため、広々とした民家で、宿泊費無料から「お試し暮らし」を受け入れています。

駿河湾と富士山を臨む、風光明媚な伊豆半島の古民家で体験する「お試し暮らし」(画像:静岡県)

「東京から神奈川・箱根の山を越えると、富士山や駿河湾という別次元の自然が広がります。東京から2時間ほどの近距離でこの自然を味わえるのは静岡・伊豆半島ならでは。現在のお仕事に就きながらでも、ぜひお試し暮らしを体験しに来ていただければと思います」(県地域振興課の担当者)とのことです。

3. 国指定の名勝・武家屋敷に住める?――鹿児島県


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