全国初の自治体コラボジャムム誕生!「港区環境ジャムム」とは[PR]

  • ライフ
  • 中づり掲載特集
  • 浜松町・田町・品川
  • 赤坂・永田町・溜池
全国初の自治体コラボジャムム誕生!「港区環境ジャムム」とは[PR]

\ この記事を書いた人 /

アーバンライフ東京編集部のプロフィール画像

アーバンライフ東京編集部

編集部

ライターページへ

港区の駅構内に周知広告を掲出!全国初の自治体コラボジャムム誕生
港区が取り組む「みなとタバコルール」。東京都心の人気エリアであり、江戸から続く歴史を持つ港区が展開する、環境美化とみなとタバコルールの認知向上のための新しい取り組みとは

港区が行う環境美化と「みなとタバコルール」の取り組みとは

 東京都が2019年以後、段階的に施行している「東京都受動喫煙防止条例」をはじめ、たばこのマナーに関して、受動喫煙防止対策を強化する自治体が増加しています。その中でも、粘り強い指導・啓発や喫煙場所の整備を行って、路上喫煙やポイ捨ての防止に取り組む自治体が港区です。

 港区は、環境美化やみなとタバコルールの啓発を目的として、ジャムの妖精「ジャムム」を起用し、「港区環境ジャムム」という新キャラクターを作りました。
ではなぜ、港区は「ジャムム」を起用したのでしょうか。港区環境課の担当者にコラボの経緯についてお話をうかがいました。

 近年、ESG投資やSDGsへの貢献に対する関心が高まり、民間企業が環境への取り組みを積極的に行うようになっています。「港区環境ジャムム」も、「みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)※」会員企業である株式会社メトロアドエージェンシーと港区環境課の関わりをきっかけに誕生しました。

※みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)…企業や各種団体の本部機能が集中している港区の特性を生かし、事業者、区民及び区が連携して環境保全活動に取り組み、全国に発信する新しい協働の場として、平成18年5月に設立した任意団体。mecc公式サイトはこちら

 「ジャムム」は、かわいい見た目に反して、“現代人が抱えるストレスを退治しようと、どこからともなくドローンに乗ってやってきた”という、ちょっとシュールなプロフィールがポイントのキャラクターです。

 民間企業との情報交換により、「ジャムム」に興味を持った港区環境課の担当者は、「ジャムム」の持つ親しみやすさや認知度の高さを生かして、このキャラクターを環境美化やみなとタバコルールの認知向上のために活用できないかと考え、港区オリジナルの「港区環境ジャムム」を作ることを決定したとのことです。

 「私と同じように、東京メトロを利用されている方は自然とジャムムを見ているはずで、その親しみやすさと認知度の高さを生かし、難しかった内容も自然に伝えられそうです」(港区環境課の担当者)

 「港区環境ジャムム」は、かわいらしさだけでなく、港区の環境をよりよくしようという正義感に燃えているなどちょっと意外な一面も持っています。それを生かして環境美化やみなとタバコルールといったテーマにも違和感なく取り入れることができます。そして、ポスターやYouTube、SNSなどを通じて、より多くの方々へ環境美化やみなとタバコルールの重要性を伝えるための取り組みがさらに推し進められることになりました。

「港区環境ジャムム」を用いた啓発ポスター



 これまでの啓発活動でも使用していたポスターやチラシなどに加えて、「港区環境ジャムム」を使うことで、より多くの人々へアプローチし、啓発効果を高めることが期待されています。現在YouTube上には「みなとタバコルール【3か条編】」「みなとタバコルール【吸うなら編】」という2つの動画が公開されており、ジャムムを使った親しみやすい演出がされています。

 さらに、港区では環境美化推進のために、ごみ拾いSNS「ピリカ」※との連動も行われています。ピリカは、世界中のユーザーが集まり、ごみ拾いを楽しみながら続けることができるSNSであり、港区内でも1万2000人以上の参加者がおり、100万個以上のごみが報告されています。港区では、2023年4月末までの期間中、ピリカにごみ拾いの模様を投稿することで、ジャムムのグッズなどがもらえるキャンペーンを展開しています。

 以上のように、港区では環境美化や喫煙ルールの徹底に取り組み、ジャムムを活用した啓発活動やキャンペーンを展開しています。今後も、環境美化推進に「港区環境ジャムム」を活用していくとのことです。

ごみ拾いSNS「ピリカ」は、株式会社ピリカ及び一般社団法人ピリカのサービスです。

 

港区が取り組む、環境美化と「みなとタバコルール」の推進

 港区は、環境美化と「みなとタバコルール」の認知向上に力を入れています。芝・麻布・赤坂・高輪・芝浦港南の5つの地区ごとに、清掃キャンペーンやパトロール活動を実施しています。また、ごみ拾いを希望する人には、清掃道具の貸し出しも行っています。

地域と連携した清掃活動(高輪地区)

 平成9年には「港区を清潔できれいにする条例」が制定され、25年以上にわたって環境美化に取り組んできました。その後、屋内の禁煙化により屋外での喫煙や吸い殻のポイ捨てが増加したことから、港区はたばこ対策を強化していきます。平成26年には、港区内のすべての人々が守るべきルールとして「みなとタバコルール」を条例に定めました。この条例が、今の「港区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例」です。

 「みなとタバコルール」は、屋外の公共の場での喫煙や吸い殻のポイ捨てを禁止することで、喫煙による迷惑の防止と環境美化を推進しています。

 港区は、こうした快適な生活環境を実現するために、みなとタバコルール巡回指導員による指導、周知・啓発の取り組みや、喫煙場所の整備などを行っています。これらの取り組みにより、たばこを吸う人も吸わない人も、気持ちよく過ごせるまちづくりが進められています。

区内を指導員が巡回する様子

環境美化を推し進める「港区環境ジャムム」の今後の展望や夢について

 「通勤や通学の際、『港区環境ジャムム』をどこかで見かけたら、港区の環境美化やみなとタバコルールについて考えてもらえるとうれしいです。また、次のステップとしては、着ぐるみ制作も検討していきたいと考えています。

 既存のキャラクターとのコラボレーションも認知度が高まり、面白そうです。また、みなとタバコルールの周知においても、『港区環境ジャムム』を活用して巡回指導に連れて行くことで、より興味を持ってもらえるようになることを期待しています。」(港区環境課の担当者)

 このように港区は、引き続き「港区環境ジャムム」を活用し、より多くの人々に環境美化やみなとタバコルールの重要性を伝えることに取り組んでいくとのことです。

 さらに、今後は環境美化やみなとタバコルールといった活動にとどまらず、港区の環境分野全体で
「港区環境ジャムム」を活躍させたいとの思いもあるようです。

 港区で働き、学ぶ皆さんもみなとタバコルールや環境美化の活動を見かけたら、一緒に参加してみてはいかがでしょうか?
 

関連記事