日本史最大の謎「本能寺の変」を漫画で! GWにじっくり読みたい『信長を殺した男』

年間読書量が5000冊を超える書店員で漫画評論家のマロン正紀さんが、ゴールデンウイークに読むべき一押し作品を紹介します。日本史上最大のミステリー「本能寺の変」の真実に迫る歴史漫画です。


明智光秀は「落ち着いたおじいさん」だった!?

 ……と、ここまでの紹介でもかなり気になる人は多いと思うのですが、この作品を読んで私が最初に驚いたのは、実は明智光秀は織田信長より18歳も年上であるという事実。

 通説の若い明智光秀は、江戸時代に書かれた『明智軍記』という物語によるもので、実際には秀吉よりもずっと年上の67歳だったそう。徳川家の人物が残した文献にも、「老人なり」という記述があるというから驚きです。

 その他にも「ハゲのキンカン頭」「神経質」など見た目に関して言われているいくつかの“定説”は、あくまでもこの『明智軍記』の中での明智光秀の描写なのだそうです。

『信長を殺した男』の明智光秀は、信憑性の高い文献に沿い、落ち着いた老人として描かれています。このイメージだけでも広く知られる明智光秀との違いに驚くはずです。

 いろいろな歴史上の人物の思惑が絡み合った日本史上最大のミステリー本能寺の変。その裏側に迫っていく真実の物語――。

 作画を担当する藤堂祐先生は、恐ろしいほど繊細で熱い漫画を描く先生です。特筆すべきは、一度読み始めたら目を離すことのできない圧倒的画力と、勢いのある展開でしょう。

 1度目は漫画としての魅力にどっぷりと浸かり、2度目以降はじっくりと歴史の探究心やロマンに浸かりながら知的体験として読む……。この『信長を殺した男』はまさに「漫画」と「歴史もの」、ふたつの魅力を最大に引き出した最高の歴史漫画なのです。

 2020年の大河ドラマは「明智光秀」です。そして、この『信長を殺した男』も、累計販売部数100万部を突破しました。

 今一番話題の歴史上の人物といっても過言ではない、明智光秀。その「真実の物語」をぜひこのゴールデンウイークに味わってみてはいかがでしょうか。


圧倒的画力に満ちた『信長を殺した男 ~本能寺の変 431年目の真実~』の表紙

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