おおたかの森に新ショッピングセンター「コトエ」誕生――競合店と一味違うテナント構成、その理由は?

都内から30分とアクセス抜群のおおたかの森に新しくできるショッピングセンター「コトエ」。その魅力について、都市商業研究所の若杉優貴さんが解説します。


駅前にロードサイド店を集積、「車がない子育て世代」の味方に

 コトエに出店するようなロードサイドでよく見られる大型専門店は「カテゴリーキラー」とも呼ばれ、業態や販売品目を特化して大量販売することで商品価格を安くすることを特徴としており、流山周辺では国道16号線(東京環状道路)や国道6号線沿いに出店しているものもいくつかあります。おおたかの森エリアでも「自家用車で豊四季や国道沿いにある子供服チェーンやリユース店などに行ったことがある」という人は少なくないでしょう。それゆえ、地方出身者にとってみてもコトエは新鮮味にかける「全国どこでもあるような『ありきたり』なテナントばかりだ」と感じる人も居るかも知れません。
 一方で、こうしたロードサイド立地が多いカテゴリーキラー店は、地代が高い大都市圏の大きな駅前や地域一番店のショッピングセンターではあまり見られない存在でした。

コトエには大きな駅前ではあまり見かけない「西松屋」も出店。(撮影:山村拓巳) 今まで郊外まで買い物に行っていた子育て世代もいるのでは。




 流山おおたかの森は子育て世代が多いがゆえ、お手頃な商品を揃えるロードサイド店・カテゴリーキラー店の需要があると思われるものの、現在の流山おおたかの森駅周辺には車を持たない住民も少なくなく、こうした人々はロードサイドの店舗まで足を延ばすことが難しいため、コトエに出店するテナントは「行きたくても縁が無かった待望の店たち」であるといえるでしょう。

ロードサイド店が集積する柏市の国道16号線沿い。(撮影:山村拓巳) おおたかの森に住みながらも「車で16号線まで買い物に行く」という人もいるのでは。

 絶対的な人気を誇る高島屋の「おおたかの森S.C.」があるがゆえ、あえて最初から「地域2番店戦略」を採ることでロードサイド店の集積に成功した「コトエ流山おおたかの森」。
 「駅前に生まれたロードサイド」は、地元住民にとって「家族で普段着のまま気軽に行けるショッピングセンター」となりそうです。

コトエ流山おおたかの森

住所:千葉県流山市おおたかの森 1丁目西15番3
営業時間:10時~20時(店舗によって異なる)


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