カリスマ率いる銭湯が「洞窟」に大変身! テーマは「桜」、ライブペインティングで
2019年3月25日
ライフ近年メディアを賑わせる高円寺の銭湯・小杉湯。その小杉湯で「桜」をテーマにしたイベントが行われます。
作成した作品は持ち帰り可
ワークショップは、日本画に使われている伝統的な技法に触れながら、子どもから大人まで楽しめる内容に。
昼の部(事前予約制。定員20~30人)は「裏彩色(うらざいしき)」で和紙と染料で「花」を、夜の部(同。定員40人)は銀箔で装飾された短冊を硫化させることで「花」を描きます。

裏彩色とは、絵絹(日本画を描く際に使う薄地の絹織物)の裏側からも彩色する技法で、色をぼかして柔らかい印象を表現する効果があります。
「にじみ止めがされていない和紙に、日本画で使われるドーサ液(透明な液体でマスキングの役割を果たす)で絵を描きます。乾燥させて裏から染料を塗ると、ドーサ液で描いた図像が染料の色彩の中に浮かび上がり作品に。自分の思った通りの画面になることもあれば、思いがけない変化が起こり素晴らしい表現になることもあります。日本画の素材や表現に触れながら、春を感じる『花』の作品を作ってほしいです」(いどばたアート)
硫化とは硫黄を使って焼く技法です。「銀箔を押してある和紙の短冊にそれぞれの好みの花の型紙でマスキングをします。その上から硫黄を使いアイロンで熱を加えることで、銀が硫化し、変色してマスキングした花が浮かび上がり作品になります。銀の硫化を楽しみながら作ってもらえたら」(同)
なお、参加者はワークショップで作った作品を持ち帰ることができます。
そのほか、男湯と男女両脱衣所には「銭湯」をテーマにした7人の作家(Snさん、伊藤慧さん、大河原健太さん、つのだふむさん、神戸勝史さん、杉山佳さん、林宏樹さん)の作品も展示されます。
いどばたアートは「銭湯は日常の緊張から解放される場であり、そこで生じるコミュニティもあります。心をも裸にし、人と人とをつなぐ銭湯で、もっとたくさんのアートを鑑賞できたら、今までとは違うアートの捉え方もできるのでは」としています。
●HANAMI CHILL ART(ハナミ・チル・アート)
開催日時:2019年3月28日(木)
開催時間:昼の部(14:00~16:00)、夜の部(19:30~21:30)
入場料:昼の部1500円(前売り、共通入浴券込み)、夜の部2000円(前売り、ワンドリンクと共通入浴券込み)。当日はともに500円アップ
会場:小杉湯(東京都杉並区高円寺北3-32-2)。収容人数は約70人
アクセス:中央線「高円寺駅」から徒歩5分
※掲載情報は2019年3月時点での情報です。
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