現在は公園に! お台場に浮かぶイカつい「第3台場」の正体
2022年1月1日
知る!TOKYOお台場にある第3台場は現在、台場公園として見学が可能になっています。その魅力について、歴史ライターの永嶋信晴さんが解説します。
田町駅から無料でお台場へ行く方法
観光スポットとしてのお台場の魅力は、都心からほんの少しの時間で、リゾート気分が楽しめること。新橋駅からはゆりかもめ、大井町駅からはりんかい線、ほかには品川駅や浜松町駅からはバスも走っています。ただ、山手線の駅から無料でお台場へ行く方法もあるのです。それは、レインボーブリッジを歩いて渡る方法。
確かに、時間は余計にかかり、日頃歩き慣れていない人は大変かもしれません。しかし、それを差し引いても、海の上から東京の大パノラマが堪能できる場所は、そうないはず……ということで、今回は、歩いていくお台場の魅力をご紹介しましょう。
まずは、JR田町駅東口(芝浦方面)から、オフィス街の運河に架かる橋をいくつも渡って歩きます。芝浦地区では、江戸時代に「水の都」といわれた東京を実感できました。

海岸通りを渡り、倉庫が立ち並ぶエリアから、レインボーブリッジの橋脚の下へ。そこからエレベーターに乗って、橋の上へあがることができます。
東京の大パノラマを一望
レインボーブリッジは、二重構造のつり橋で、上は首都高速11号、下は臨港道路とゆりかもめが走っています。遊歩道も下にあり、そこに立つと、すぐ近くを大型トラックやバス、自動車が猛スピードで走り抜けてゆくのに驚きます。
レインボーブリッジが完成したのは1993(平成5)年。橋の上を歩けることを知り、筆者が最初に出掛けたのは2000年頃だったと思います。
当時は、橋脚の6階にあった展望室から、東京湾の絶景を眺められました。ほかにも、レインボーブリッジにまつわるパネルや模型、資料などが並ぶ展示室を見学した記憶があります。
ただ現在、それらはすべて閉鎖されており、レインボーブリッジのプロムナード(遊歩道)を訪れるのは、観光客よりも地元のランナーが多い印象でした。

橋の上からは、海に浮かぶお台場越しに、高層ビル群の絶景を堪能できます。海外のリゾート地のような風景を見ながら歩いていくと、全体が緑に覆われた「6号台場」が眼下に現れました。
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