新幹線vs飛行機 「東京~大阪」の移動はどちらが便利でオトク? 徹底比較してみた
2021年12月6日
お出かけ出張や旅行などで多くの人が移動する東京~大阪間。その移動の際、新幹線と飛行機、どちらがオトクなのでしょうか。ジャーナリストのシカマアキさんが解説します。
移動時間は飛行機が圧倒的に速いが……
次に、東京 = 大阪間の移動時間は、新幹線と飛行機でどのくらい違うのかを比べます。
・新幹線:2時間21分
・飛行機:1時間5分(約2時間40分)
これもJR東海「ファクトシート2021」によると、最短の移動時間が上記のように公表されています。ただし、飛行機には「市中空港間のアクセス時間等を含む時間」も併記しています。

新幹線は、東京駅や品川駅から切符を買って改札を通過し、ホームに降りると、すぐ来た新幹線にそのまま乗ることができます。京都駅や新大阪駅などでも同様です。
一方、飛行機は
・空港までの移動時間
・搭乗手続き(預け手荷物がない時は省略できることも)
・保安検査
などがあります。実際に乗っている時間は短くても、その前後でのさまざまな時間や費用も加わります。
ちなみに、東海道新幹線が開業した1964(昭和39)年当時、東京~新大阪間は4時間かかりました。
運賃が一律の新幹線と変動する飛行機
今度は、東京 = 大阪間における、新幹線と飛行機の運賃を比較します。LCCと高速バスも、参考までに載せます。
・新幹線:1万4720円(のぞみ普通車指定席)/1万700円(ぷらっとこだま普通車指定席)
・飛行機:2万5700円(大人普通運賃)/1万6250円(ビジネスきっぷ)/7700円~(ウルトラ先得) ※JAL、通常期
・LCC:3590~1万8390円(シンプルピーチ) ※peach 東京(成田) = 大阪(関西)線
・高速バス 3900円~
新幹線は、当日でもこの運賃です。のぞみより時間がかかるこだまの割引運賃などもあります。ただ、全体的に飛行機の早期割引ほど安くなりません。
飛行機は普通運賃がとても高いです。しかし、この普通運賃で乗る人はほぼ皆無。早めに予約するほど安い運賃か、出発1日前まで買える「特割1」などを購入する人が多いです。
また「ビジネスきっぷ」はJALとANAともに同じ運賃で、往復分同時購入やカード会員のみなどの制限はあるものの、出発当日でも買えるため、出張で使う人に便利です。

一方、LCCは飛行機でありながら運賃はとても安いです。ただし利用空港が、羽田ではなく成田、伊丹ではなく関西(関空)であり、東京都内あるいは大阪市内への移動時間と費用が余分に必要。高速バスも安いですが、所要約8~9時間かかります。
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