10年ぶりの「震度5強」当日、東京タワーが真っ暗な都心を照らし続けたワケ SNSで6万人以上が話題に

2021年10月8日

ライフ
ULM編集部

あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。


偶然の点灯が照らした希望

 東京タワーの広報担当に取材を試みたところ、意外にも「実は、昨晩(7日夜から8日未明)はイレギュラーなライトアップはしておりません」という回答が返ってきました。

「ご存じの通り通常は24時で消灯するのですが、昨晩は塔体(とうたい)の中で施設管理のための不定期の工事を行っていて、その作業のために点灯していたのです」

 24時以降の点灯と地震発生の日が重なったのは、なんと偶然。東京タワーへは複数のメディアから、この夜のライトアップの意味について確認する問い合わせが入ったと言います。

 しかし、その偶然の点灯に多くの都民が温かみや希望を見いだしたのもまた事実です。

 なかには東日本大震災時の「終夜点灯」にあらためて感謝の言葉を述べるツイッターユーザーもおり、10年前の取り組みを覚えている都民が今もいることについて、担当者は「大変光栄に思っています」と話していました。

 ちなみに工事による未明の点灯の日程などは、保安上の理由から公表していないとのことです。

東京タワーは「心の灯火」

 投稿者であるNanamoさんは、地震の夜、真っ暗な真夜中の街に東京タワーの明かりを見つけたときの思いを

「きれいに強く光っている姿は心を動かされましたし、見守ってくれてるようにも感じました」

と振り返ります。今回の発災によりあらためて東京タワーの存在感を実感した都民も多かったようで、ツイッター上には

「東京タワー……ほんとになくさなくてよかった。夜景に、ポツンと見える東京タワーが美しくて好き。あるとないじゃ風景が全然違う」
「東京タワーは単なる電波塔やシンボルではなく、都民の心の灯火(ともしび) いつもあの灯りを見てホッとしています」

といった声が多数見られました。

通常時のライトアップ(画像:写真AC)

 テレビ電波塔の役割を終えてなお、その存在そのものが人々に愛され続ける東京タワー。心細い災害の夜にも、多くの都民を励まし、勇気づけてくれたのでした。


【画像】東日本大震災で曲がったとみられるタワーの頂上部(2枚)

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