全てが「中止」となったコロナ禍、イベント業界は何を考えていたのか? ベテランプロデューサーが振り返る「1年9か月」

あらゆるイベントが軒並み「中止」となった2020年からの新型コロナ禍。イベント業界は、いったい何を感じ、何を考えていたのでしょうか。ベテランプロデューサーのテリー植田さんが、自身の体験を元にこの1年9か月を振り返ります。


オンライン開催が残した功績

 2021年7月29日(木)から8月1日(日)にかけて米シカゴで実施された巨大音楽フェス「ロラパルーザ」は、4日間で38万5000人の動員がありました。ワクチン接種を受けた人が入場を許可され、ノーマスクで観覧できたようです。

 日本でもワクチン接種を証明する「パスポート」を発行する動きがあります。今後はイベント会場の入り口でワクチン接種証明書のチェックがされるようになるでしょう。

 イベントプロデューサーとしてはイベント開催ができなくなったのですが、ビジネスセミナーの講師を何度か務める機会がありました。コロナ禍でイベントができないのにイベントセミナー講師をするのは歯がゆい思いでしたが、コロナ明けにはきっとイベントが実施できる世界が来ると願って引き受けました。

 セミナーではコロナ禍のオンラインイベントやSNSの活用事例について紹介しました。お話したのはこんな内容です。

 コロナ禍になり無観客の音楽ライブがオンライン配信で多く行われました。海外ではBTS(防弾少年団)、ビリー・アイリッシュが全世界に向け新しい配信プラットフォームを使用しライブ配信を実施。日本では嵐やB’z、サザンオールスターズ、白石麻衣(乃木坂46)、Official髭男dismなどがライブ配信を行い、多くの人が視聴しました。

 2005(平成17)年にDVD150万部の大ヒットを記録したフィットネスの「ビリーズブートキャンプ」の令和版が、外出自粛・テレワークの運動不足を解消するオンラインプログラムサービスとして大復活を果たしました。

 2020年4月に人気落語家の春風亭一之輔さんがコロナの影響で休演となったことを受け、10日間連続で高座をYouTube無料配信しオンライン上に新たなファンを獲得したことは、落語界としては画期的な出来事でした。

 無観客オンライン配信で行った「マジカルラブリー no 寄席」は、客席にいる出演者がステージの出演者に笑ってしまう野次を飛ばすのが大ウケしてチケット(960円)が1万7000枚以上売れました。

 ツイッターのコメントとYouTubeの面白さが話題になった高知の桂浜水族館は、水族館人気ランキング(ねとらぼ調査隊)でTOP50の中でダントツの1位を記録しました。これは休園中の水族館がオンライン上で未来のファンを多く獲得したミラクルな作戦でした。

見直されたポッドキャスト


【データ】上野動物園は「9割減」 様変わりした2020年度レジャーの実態

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