徹底比較! シェアサイクルと自家用自転車、結局どっちがオトクなのか?【連載】シェアサイクルだよ人生は(4)

都心部を中心に注目を集め始めている新たな交通手段、シェアサイクル。その魅力をもっと多くの人に広めたいと意気込むシェアサイクル愛好家の石坪マナミさんが、東京の街をシェアサイクルで華麗に駆け抜け、現状や課題、そして将来展望についてリポートします。


バッテリー交換を考慮に

 ここで気になるのは自転車の耐用年数です。

 8万円台の車種であれば3年ちょっとの使用で、シェアサイクルの月額料金に並びます。耐用年数は使用状況によっても変わりますが、一般的に8~10年です。雨風に打たれる状態で放置しなければ、これくらいの期間は問題なく使えます。

 ただ電動自転車のため、バッテリーは使うたびに劣化します。こちらの寿命も状況によって変わってきますが、2~5年です。そのため、10年使えたとして、自転車のボディーは問題なくても、バッテリー交換は最低一度行うと考えたほうがよいでしょう。なお、バッテリー価格は3万円台後半~4万円です。

 上記で示した車種のうちもっとも高価な「ビッケモブdd」を参考にしてみましょう。

「ビッケモブdd ブルーグレー」(画像:ブリヂストン)

 本体価格にバッテリー価格の4万円を上乗せして、17万8600円。シェアサイクルの月額料金は変わらないとして、6年以上乗ればシェアサイクルよりも得する計算です。となると、10年乗ったら、シェアサイクルよりも4年分(10万5600円)がそのまま得になると考えてよいのでしょうか。

使い続けると意外なところが壊れる

 しかし実際に使っていれば、もう少し費用がかかると予想できます。

 まずはタイヤです。都心のアスファルトの上を走っていれば、パンクはめったにありません。上記に示した車種はカタログに「パンクに強いタイヤ」といった表現を使っています。実際、かなり頑丈な素材を使っていて、10年は問題ないともいわれています。

 これらの車種について、筆者はパンク修理・タイヤ交換の話をあまり聞いたことがないので、ついでにインターネットで検索してみましたが、パンク修理を持ち込まれて驚いている自転車店のブログが見つかったくらいです。そのため、タイヤ交換はよっぽどのことがなければ発生しないと思ってよいでしょう。

都内のサイクルポート(画像:写真AC)

 ただ、自転車で毎日通勤・通学しているとトラブルはつきものです。筆者も長らく自転車を愛用していますが、意外なところが壊れます。

 筆者の場合、頻繁に利用していたらサドルが割れて、なかのスポンジが見えるようになってしまいました。そのような前例もあるため、電動自転車を購入してからの10年間で、メンテナンス費用は数万円かかると考えたほうがよいでしょう。

「シェアか購入か」のカギとなるもの


【調査結果】運転中「ヘルメットを着用すべき」と答えた人の割合

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