サバ缶、配って7年。ひたむきにダジャレを具現化し続けるサーバー管理会社がある
2019年3月11日
ライフ虎ノ門のサーバー管理会社が、サバ缶を配る活動を続けています。一体なぜなのでしょうか。
「サバ」検索で見つけた出会いからオリジナル缶が誕生
打開策を見つけたい。そんな思いを胸に毎日インターネットの海に向け、「サバ缶」「さば」「鯖」「サバ」とキーボードを叩いては、検索ボタンを押し続けたという高橋さん。ある日ふと「さばのゆ」のウェブサイトに行き着きました。さばのゆとは、世田谷区経堂にある、銭湯のような、屋台のような、寄席のようなイベント酒場です。
「面白そうだなぁと思い、店主の須田さんに『僕らはサーバー管理をやっている会社なんですが、さばのゆさんと仲良くなりたいと思っています』と連絡して、お店を訪ねたんです」(高橋さん)
サバ缶を渡しながら社の活動を伝えたところ、笑いが起こり、一気に距離が縮まったといいます。
「須田さんはコメディライターでもあるんですが、それもあってか、僕らの取り組みを面白がってくれました。『そんなこと、真面目にやってんですか』って(笑)。それで『今、オリジナルのサバ缶をつくりたいと切望しているところなんです』という話をしたんです」
須田さんはあるサバ缶を紹介してくれたといいます。それを一口食べた高橋さん、大きな衝撃を受けたのだと当時を振り返ります。
「僕、缶詰があんまり好きじゃなかったんですよ。缶詰が進化していることをよく知らなかったというのもあるのですが。でもその缶詰を食べたら、ええ、なにこれ!というくらいに美味しくて」


「朝採れたばかりの、刺身に出来るくらい新鮮なさば(金華さば)を、生のまま缶に詰めて、そこに味噌をかけているんですね。『フレッシュパック製法』という製法で、ふたをした後に加熱調理されているんです。缶が圧力鍋のような役割を担っているので、とても味がしみて、美味しくなる。これはすごい!と思いました」
そんな絶品のサバ缶を製造するのは、日本有数の漁港、宮城県の石巻漁港の近くに工場を持つ「木の屋石巻水産」。こだわりの製法を守りながら、高付加価値の缶詰をつくる生産者です。
「須田さんと一緒に木の屋石巻水産へ出向いて、社長や副社長にも直接お会いして。そこで一緒にやりましょうという話になり、オリジナルの『サーバー屋のサバ缶』が誕生しました」
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