東京農工大の馬たちが大ピンチ SNSでの支援呼び掛けに続々と反応が 「善意のリレー」舞台裏を学生に聞いた

2021年9月23日

ライフ
ULM編集部

「馬たちの快適な暮らしのために、よろしくお願いします!」――。東京農工大学の学生が発信したそんなツイッターの投稿に、ユーザーたちから次々と強力の申し出が寄せられました。善意のリレーが生まれた経緯とてん末を、同大の学生に取材しました。


馬の飼育におがくずが欠かせない理由

「おがくずの主な役割はふたつあって、ひとつめは『馬の蹄(ひづめ)を守る』ことです」(大和久さん)

馬のひづめのイメージ(画像:写真AC)

「馬の蹄は湿気にあまり強くないので、馬房など長時間滞在する場所が湿っていると蹄の病気になるリスクが上がります。馬の蹄は『第二の心臓』と言われるほど、血液循環に大きな役割を果たしている大切な部位です。おがくずを敷くことで湿気・水分が吸収されて乾燥した状態が保て、馬の蹄を病気から守ってくれるのです」

「もうひとつは『寝床』としての役割です。おがくずはふかふかなので馬が気持ちよく寝転がることができます。馬が寝転がっても地面からの熱吸収をある程度抑えて体を冷えにくくする効果があるので、寝床としても最適なのです」

 馬が馬房で快適に過ごす環境作りに欠かせない、おがくず。普段は近くの材木店などから厚意で譲り受けていましたが、ここに来てピンチが訪れたと言います。

「近年、閉業してしまう材木屋さんが多く、年々おがくずを譲ってくださるところが少なくなってきていました。さらに、季節によってはおがくずがあまり出ない材木屋さんもあり、これもおがくずが不足する理由のひとつとなりました」

祈るような気持ちでツイッターに投稿

 おがくずは同大の馬術部と共同で使用しているもの。それぞれの部の馬たちにとって深刻な状況が迫っていました。何としてでもおがくずを確保しなくては――。

 9月15日(水)午後、大和久さんや部員たちは祈るような気持ちでツイッターに投稿をしました。「もし提供してくださる方などいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしています」

 すると、その日のうちから次々と、提供を名乗り出るリプライが相次いだのです。

「ネットで『おがくず差し上げます』というサイトのページを見つけたので参考にしていただけたら」
「稲わらでは代用できないでしょうか? もし代用可能であれば、大量にお譲りできると思います」
「付き合いのある木工所に聞いてみます。おがくずは毎日のように出るはずです」
「東京葛飾区にある靴木型製作所です。おがくずや、端材などもあります。木材は西洋シデです」……

おがくず不足、解決のめどが立つ


【画像】東京農工大の愛くるしい馬たち(6枚)

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