中国の現地感満載な「ビーフン」が錦糸町で食べられる! 揚げゆで卵トッピングで気分はもう海外旅行気分だった【連載】ガチ中華をたずねて三千里(2)

さまざまな食を楽しめる大都会東京――。そんななかで近年注目を浴びているのが、現地さながらの庶民的価格な「中国料理」です(中華料理ではありません)。当連載ではそれを「町中華」ならぬ「ガチ中華」と呼び、都内の新店・珍店・奇店を巡ります。


メニューが運ばれてきた瞬間……

 湖南料理のメニューが並ぶこの店ですが、足を運んだきっかけは「ミーフンが人気」と聞いたからです。

 ミーフンとは漢字で「米粉」と書く麺で、日本では「ビーフン(台湾語などの発音由来)」として知られています。ビーフンは日本では炒める印象が強いですが、湖南料理では温かい汁につけたものなど、さまざまなスタイルがあるそうです。

 この麺料理は朝昼の食事メニューとして、中国西南部や南部ではごく一般的な食べられているようです。日本でいえば、立ち食いそばのような立ち位置でしょうか。

 読めない漢字が並ぶ凝った料理もいいですが、現地でありふれた料理を楽しむことで、コロナ禍の今、現地に行った気分を味わえます。

店内の様子(画像:オンステージ高志)

 今回セレクトしたメニューは「牛筋ミーフン」。これに、湖南省名物の揚げゆで卵をトッピングします。ちなみに、この店は日本語が通じます。

 店員さんからパクチーの有無を聞かれたので、すかさずOKの返答。ちなみにほかの「ガチ中華」では中国語で有無を聞かれることもあるので、ご注意ください。

メニューが運ばれてきた瞬間……

 さて10分ほどしてやってきた料理。匂いだけで「これは当たりだ!」と確信しました。中国に行ったことがある人はわかると思いますが、街を歩いていると香ってくる香辛料のあの香りです。それが鼻孔をくすぐり、食欲を猛烈にかきたてます。

注文した「牛筋ミーフン」(画像:オンステージ高志)

 牛筋ミーフンは辛いメニューではないので、スープは出汁の効いた優しい味です。それが米粉の麺によく絡みます。トッピングされているザーサイと一緒に口のなかで味わうと、おいしさがさらに増します。小麦の麺と違って米粉の麺はどこか形を変えた米のご飯という感じで、日本人によくマッチするのかもしれません。

 不思議なおいしさだったのが、揚げゆで卵です。これは茶葉蛋(チャーイエダン。ゆで卵の殻にひびを入れてから茶葉や醤油で似た物)を揚げたものですが、衣の部分が魚のすり身のような食感で、卵のうまみが詰まったおいしさです。

 麺の量がしっかりしているのもポイント。これ一杯で満腹になれます。それでいて、スルスルと食べてしまえるから驚きです。

テイクアウトも充実


【画像】中国の現地感満載な「ビーフン」

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