巨大マグロメンチから塩うどんまで。週末に1万人が訪れる、砂町「お総菜天国」の秘密

2018年9月19日

知る!TOKYO
ULM編集部

デパ地下もびっくりの「おかず天国」が江東区にあります。その名も砂町銀座商店街。駅から離れた立地にもかかわらず人気なのはなぜでしょうか。歴史も交えて取材しました。


「孤独のグルメ」に登場した一品も

 1軒目は「増英蒲鉾店」。店先では常時30種類以上のおでんを30円から100円で販売しており、特に「もち巾着」「大根」「玉子」「さつま揚げ」「餃子巻き」「焼売ウインナー」「ちくわぶ」が若い女性に人気だといいます。

おでんなどを販売する総菜店(2018年7月22日、ULM編集部撮影)

 続いて2軒目は「梅むら」です。団子やおはぎなどの餅菓子や、いなり寿司などのご飯ものをメインに販売している店ですが、店頭ではもうひとつの名物「塩うどん」(300円)の持ち帰りセットが大人気。セットには麺と天かす、ネギに特製の塩スープが付いており、自宅で簡単に「塩うどん」を食べられます。

 塩スープは、日高昆布や上質の煮干しから取ったダシと、先代から伝わる秘伝の割り下(塩だれ)を合わせたもの。「当店の塩スープは優しい味。塩のしょっぱさよりも、ダシの香りを前面に押し出しています。一口飲むと、ダシの香りが口の中にまず広がり、その後に塩味が出てきます」(同店担当者)。スープの色は「水と見間違うほど無色透明」のため、初めて食べた人はそのギャップに驚くそうです。

店主が客と親しげに話す光景も商店街ではよく見られる(2018年7月22日、ULM編集部撮影)

 3軒目は、アジやキス、シイタケやエビなど、22~25種類の天ぷらを販売する「天兵」です。その中で若い女性に人気なのは、サツマイモとカボチャ(ともに100円)。「ほかのお店と比べて肉厚です。低温でじっくり揚げることで甘さを引き立たせているので、何も付けずにそのまま食べていただければ」(同店担当者)。ちなみに外国人観光客には「むきえびのかき揚げ」(120円)が人気とのことで、こちらには天丼のタレを付けて提供しているそう。嬉しいことに、店の前で食べる人には、希望に応じてお茶もサービスしています。

多くの人でにぎわう東口エリア入口付近の総菜店(2018年7月22日、ULM編集部撮影)

 4軒目は「手作りの店 さかい」。熟練の「蒸し」技術を使ってできたシューマイ(10個600円)とギョウザ(5個250円)は柔らかさが売り。若い女性に人気の「マグロメンチ」(300円)は人気テレビ番組「孤独のグルメ Season2」で取り上げられました。「マグロメンチ」は、食べ歩き希望の人には専用の袋とソースを付けてくれます。1個170グラムとボリューミーで、運が良いときには揚げたてを食べられるそうです。

 砂町銀座商店街に多くの人が詰めかける背景には、周辺住民の食卓を支えた豊富な種類のお総菜とその安さがありました。まさに「お総菜天国」。そんな砂町銀座商店街にあなたも一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

●砂町銀座商店街
・住所:東京都江東区北砂3~5
・交通アクセス:半蔵門線錦糸町駅から都バスで約15分(北砂2丁目で下車)、東西線東陽町駅から都バスで約12分(同)、都営新宿線西大島駅から都バスで約5分(同)


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