東京の実態を知る手掛かりに! 膨大なネットニュースから「良い記事」を見分ける3つの方法

数えきれないほどの記事が日々アップされるインターネット。そこには当然、良い記事、そうではない記事が混ざっています。読むべき記事とはどのようなものか? また書き手は何を意識して執筆をすべきか? メディアウォッチャーの本多修さんの解説です。


2. 図書館へ足しげく通う

 続いて、東京ネタを書く上で欠かせないのが図書館の活用です。

 東京の各所で行われているお祭りや風習、地名の呼び方などなどさまざまな情報はネットを検索すれば概要を知ることはできます。ただ、ネットを検索して得られる情報はごく限られていて、浅い情報を基に記事を書けば途端に読者に見破られます。

「古くから続く伝統の祭り」と1行書くだけなら誰にでもできます。書き手であれば、その奥に分け入っていくことが必要になります。

 例えば、神田明神(千代田区外神田)の神田祭といえば東京はもちろん日本を代表する祭りとして知られています。

知られざる“伝統”を秘めた神田明神(画像:写真AC)

 勇壮な神輿(みこし)を担ぐ祭りを「伝統」と書くのは簡単です。しかしこの伝統は意外に新しく、江戸時代には山車(だし)で行われていたのが、明治以降に都市化で電信柱などが増えたために神輿に代わったものです。

 そして、今でこそ「江戸三大祭」として語られますが、江戸時代は必ずしもそうではありませんでした。

 現在、神田明神の氏子地域になっている日本橋かいわいでは、牛頭天王(天王祭り)のほうが重視されていました。江戸時代のスケジュールでは6月初めに天王祭が始まり、一の宮から三の宮までの祭りが終わり、続いて日枝神社の例大祭、そして9月に神田祭という流れ。その間に地域の氏神様のお祭りもあります。

 この話は、図書館で「神田祭はいつから江戸三大祭になったのか分かる資料を探している」と相談して、知ったものです。

 都内の図書館は、どこも地域資料を収蔵していますが、こんな情報が次々見つかる宝庫です。ですので、単に利用するだけでなく図書館の人と仲良くなるとさらに楽しくなるはずです。

 今は、指定管理者制度で外注が進んだことにより少なくはなりましたが、どこの図書館でも地域資料に非常に詳しい司書が必ずいます。そうなると資料を探している合間の雑談で「実は、昔はこうだった」とか「こんな出来事があった」などなど新発見が次々と飛び出してくるのです。

3. 地域を歩き、人に話を聞く


【調査】テレビ、新聞、ネット……信頼できるメディアは?

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