ヒグマ対策から食糧危機まで! 遊びながら社会問題を学べる「シリアスゲーム」とは何か

ゲームをしながら社会問題も学べるシリアスゲーム。その最新状況について、文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


都内でもイベント開催

 都内でイベントも開催されています。

 2017年にはオランダ王国大使館(港区芝公園)で「シリアス&アプライドゲームサミット」が開催されました。「シリアスゲームジャム」はゲーム製作に興味のある人が集まり、短期間にゼロからゲームを作るイベントで、2019年には「ゲームの力で世界を救え!みんなのバリアフリー」と銘打って、東京都立川市で開催されました(2021年はオンライン座談会を開催)。

「シリアスボードゲームジャム 2021 図書館と一緒にシリアスボードゲームジャム!」は9月11日と12日にオンラインで開催されます。今回は「食べることのジレンマ」がテーマ。シリアスボードゲームは、現代のアナログゲーム人気もありシリアスゲームの入門には最適かもしれません。

「シリアスボードゲームジャム 2021 図書館と一緒にシリアスボードゲームジャム!」のウェブサイト(画像:SBGJ2021準備委員会)

 一方、ユーザーからすれば、シリアスゲームはシリアス(深刻)な内容だから興味をひかれるということもあります。いくらゲームになっているからと言って、

・ありきたりなテーマ
・切実さのないテーマ
・リアルではないゲーム性

では興味がわきません。

 その意味では教育系ばかりではなく、今後は自治体などで地域の抱える課題をシリアスゲーム化していくことが望まれます。課題を広く知ってもらい、さまざまな知恵を活用するためにもシリアスゲームの活用が期待されます。

「ともに生きるBear」はシリアスボードゲームを多数手がけるPine Treeとハイパーイナカクリエイトが開発したシリアスボードゲームです。舞台は、ヒグマによる農業被害に悩まされている北海道七飯町。プレーヤーは住民とクマに分かれ、住民はクマ対策(クマは殺さない)をしながら農地を開拓し、クマは農作物や観光客が捨てるゴミなどから食料を調達。この一連の流れからクマの生態を学び、人とクマが共存できる方法を考えます。

 このゲームの開発にはクラウドファンディングを活用されており、目標50万円のところ100万円以上の資金を集めることができました。興味のある人は、ぜひシリアスゲームを体験してみてください。


【画像】ゲームでも学べる!「子どものSDGs」に関する意識調査」を見る

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