もうサブウェイの注文は怖くない! 今年導入された救世主「先払い方式」を活用しよう

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もうサブウェイの注文は怖くない! 今年導入された救世主「先払い方式」を活用しよう

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スミカ

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世界100か国以上に展開するファストフードチェーン店「サブウェイ」。そんな同店の「難関」とされているのが複雑な注文方法です。これを解決すべく、数店舗では新しい注文方式が導入されています。

注文方法に特徴も、初心者には難しい?

 サブウェイはアメリカに本社を置くファストフードチェーン店です。世界約100か国・4万店以上展開しており、潜水艦(サブマリン)の形のパンで知られています。

サブウェイのイメージ(画像:日本サブウェイ合同会社)



 特に野菜を中心としたヘルシーなサンドイッチが人気ですが、「注文方法が難しい」ことでも有名です。サブウェイの最大の魅力は、注文を自分好みにカスタマイズできることですが、パンや具材、ドレッシングやパンの焼き方まで、すべて口頭で注文するとなると、少し大変です。

 実際にGoogleで「サブウェイ 注文」と入力すると、その後には

・怖い
・おまかせ
・めんどくさい
・コツ

などの言葉が表示されます。

 海外ではスタンダードな注文方法ですが、すべてカスタマイズすることに慣れていない日本人にとっては少々ハードルが高いようです。しかもサブウェイはパンは5種類、ドレッシングは9種類と豊富。挟む具材もやトッピングもおいしそうなものがたくさんあるので、迷ってしまっても無理はありません。

 しかし安く、おいしく、野菜もとれるサブウェイをもっと気軽に利用したい人は多いはず。そんな声に応えて、サブウェイでは「先払い」方式を導入しています。

「先払い」方式とは

 消費者の声を第一に新しい取り組みとして発表した「先払い」方式。通常のファストフード店と同じように、レジ前で店員へ注文する形を導入しています。

 サブウェイを運営する日本サブウェイ合同会社(品川区東品川)が2021年3月16日(火)に発表したプレスリリースは、次の通りです。

「従来のサブウェイでは、ご注文やカスタマイズなどお客様のリクエストを全てお受けした後のお支払いプロセスに難しさを感じる、というお声を頂くことがありました。(中略)ファーストフード店での一般的なご購入プロセスを導入することで、サブウェイに初めてご来店される方にもスムーズにご利用頂けることを期待しています。また、もしサンドイッチご注文の際のカスタマイズに迷われたら、サンドイッチアーティストに「おススメで」とお伝えください。ブレッドの種類、野菜の量、ドレッシングの種類など、最適な組み合わせをご提案させていただきます」

 店員が注文を受けてから作り始め、具材が並んだケースを見ながら、焦って次々と注文しなくてもいいのはうれしいポイントです。

Googleで「サブウェイ 注文」と入力した際の様子(画像:(C)Google)

 レジにはデジタルのメニューボードを設置。一目見てどのような商品があるのか分かりやすい仕様になっています。

 自身で口頭注文するのではなく、レジで店員にそのまま注文することができるこのシステム。この注文方法なら、なじみがあると感じる人も多いのではないでしょうか。しかもその際、サンドイッチアーティストと呼ばれる店員に”おすすめ”を聞くことができるのもうれしいポイントです。

 注文に迷った際も、間違いない組み合わせを教えてくれるのはとてもありがたいです。

次々と導入が進む「先払い」方式

 この先払い方式を日本で最初に取り入れた店舗は、錦糸町オリナス店(墨田区太平)。「フレッシュ・フォワード」の新デザインを取り入れているとのことですが、果たしてどういった意味を持っているのでしょうか。

墨田区太平にあるサブウェイ錦糸町オリナス店のイメージ(画像:日本サブウェイ合同会社)



 フレッシュ・フォワードとは、消費者がサブウェイに訪れた瞬間からはじまる“新しいサブウェイ体験”を創造する「新・店舗コンセプト」。

 世界中で導入が進んでおり、都内でも渋谷桜丘店(渋谷区桜丘町)といった旗艦店をはじめ、サンシャインシティアルパ店(豊島区東池袋)、青山一丁目ツインビル店(港区南青山)などをこのコンセプトに改装。その後、先払い方式が導入されています。

 現在は渋谷駅直結の渋谷マークシティ店(渋谷区道玄坂)や、関西初となる天王寺ミオ店(大阪市)にも新たに先払い方式の店舗を出店。これからますます導入が進んでいくとのことです。

 サブウェイはこのような取り組みを通して、消費者と店舗スタッフとの接触を減らし、より安心して来店できる環境を提供したいと考えているとのこと。このご時世ということもあり、このような新たな取り組みはありがたいと感じる人も多いのではないでしょうか。

注文はもう怖くない!

 武蔵小杉駅前の商業施設・グランツリー武蔵小杉店(神奈川県川崎市)では、なんと日本のサブウェイ初のテイクアウト主体店も誕生しています。

 こちらは先払い方式を導入しているとともに、商品完成後に呼び出しをすることで、列に並ばずとも商品を受け取れる、スピーディーなスタイルを実現させています。

渋谷区桜丘町にあるサブウェイ渋谷桜丘店(画像:(C)Google)



 消費者の声から新たな取り組みを積極的に展開していくサブウェイ。世界中から愛されるのは、このような企業努力があるからかもしれません。

 今までは注文方法がよく分からなくて行ったことがなかったという人も、この先払い方式を導入している店舗を機に、サブウェイデビューしてみてはいかがでしょうか。

 コストパフォーマンス良く、おいしいサンドイッチを食べることができるサブウェイの魅力に、新たに気づくことができるかもしれません。

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