原宿のショップも閉店――平成の“ファンシー文化”を支えた「サン宝石」が、少女たちに残した偉大なる功績とは

 2021年8月に民事再生法の適用を申請した「サン宝石」。小中学生向けのアクセサリーや雑貨を製造販売し、多くのファンを魅了してきました。同社が平成の時代に残した偉大な功績とは? コラムニストの佐倉静香が同社の歴史をたどります。


新型コロナなど背景に売り上げ減少

 このように女の子たちに絶大な人気を誇ってきたサン宝石、ファンシーポケット、ほっぺちゃんだけに、今回の民事再生法の適用申請に至ったことは各世代のファンに衝撃をもって受け止められました。

2021年9月26日(日)に閉店すると発表された「ファンシーポケット原宿店」(画像:(C)Google)




 背景には、2020年からの新型コロナ禍もあるかもしれません。常に大勢の若者であふれていた原宿・竹下通りは、2021年現在も続く自粛の影響で、かつてほどの賑わいが見られません。シャッターが降ろされたままの店舗も目にとまります。

 また、かつてサン宝石の熱烈な購買層だった女性たちは、すでにアラサーからアラフォーになりました。こうした世代が徐々に離れていくとともに、街には100円均一ショップを代表する激安店がいくつも出店。サン宝石以外にも、お小遣いで買えるアクセサリーがあふれる時代になりました。

「今も大好き」サイトにファンが殺到

 しかし、サン宝石のニュースが報じられると、かつてのファンたちは次々に反応を見せました。

 公式サイト「サンホ」にはアクセスが殺到。「小さい頃お世話になった」「今も大好き」とアイテムを購入するファンが多数現われ、発送作業が間に合わないほどに。

 もう大人になってはしまったけれど「無くなってほしくない」、そんなファンの強い思いがあふれる一幕でした。

 そういえば、同じく若い世代の女性たちに人気を博したリーズナブルなアクセサリーショップ「Claire’s(クレアーズ)」が2020年、日本から撤退しました。

 1994(平成6)年に米国クレアーズ社と日本企業の合弁会社として誕生した同社。各地に店舗展開しハロウィーン衣装なども扱っていたので、一度は利用したことがあるという人も多いのではないでしょうか。そのクレアーズの元スタッフらが、2021年「minacute(ミナキュート)」というブランドを立ち上げました。

「かわいくなりたい」「キラキラしたい」という純粋な気持ちが支えるブランド愛。それに応えるように丁寧に商品を作り続けてきたサン宝石。報道によると、今後も事業は継続するとされています。

ファンシーは永遠、これからもずっと


【画像】サン宝石を支えた「大人気アイテム」とは?

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