個人情報ダダ漏れでも出会いを求める人たち――平成が生んだ異色の雑誌『じゃマ~ル』を覚えていますか?

かつて、個人広告だけで埋め尽くされた雑誌『じゃマ~ル』がありました。その歴史と当時の様子について、フリーライターの本間めい子さんが解説します。


今とは「本気度」が違った

 さて、『じゃマ~ル』で個人情報をさらして効果はあったのでしょうか。個人間の売買はともかく、出会いは気になるところです。もちろん、決して全てではありませんが、実際に恋愛が成就し、編集部にお礼の手紙が来る例も少なくありませんでした。

 週刊誌『SPA!』1996年12月25日の連載「ニュースな女たち」では「じゃマ~ル美人」を取り上げています。ここでは、

・出会いを求める広告を出したところ788通もの手紙が来た21歳看護師
・パラパラを一緒に踊る人を集めたら30人集まった女性
・近所で話し相手を探したら無事に見つかったシングルマザー

が取り上げられています。

 誌面では「彼氏・彼女募集」のコーナーが特に人気でしたが、そうでないところでも多くの出会いがあったのです。

 インターネットで出会いや個人間取引が増えた現代から見ると、個人情報をさらしている人たちには驚きを隠せません。

男女の出会いイメージ(画像:写真AC)

 しかし次第に発行部数が増加するとともに、さまざまな問題が発生します。同時にインターネットが普及し、類似サービスが登場したこともあり、2006(平成18)年6月をもって雑誌は休刊となりました。

 いまでは実現不可能に見える唯一無二の雑誌。投稿者の高い本気度は、どんなインターネット上のサービスも決して真似はできないでしょう。


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