「せ、咳が止まらない」 若手社員を突如襲った適応障害、休職までの苦悶と3か月後に差し込んだ一筋の光

近年話題となっている「適応障害」。会社の同僚や友人など、自分の身近な人で該当するケースももはや珍しくありません。今回、東京で働く適応障害を発症した当事者に語ってもらいました。


症状の悪化とさらなる異変

 いくら気持ちが後ろ向きでも、社会人としてこれからという時期に転職や退職という大胆な行動をおこす勇気は私にはなく、症状は悪化の一途をたどりました。

 体の異変が実際の症状に変化したのは、入社から半年の月日が経過した頃です。原因不明の咳(せき)が出るようになり、そしてこの咳は数ある症状のなかで、一番といえるほど重い症状となりました。

 咳が出ると感じ始めたときは、単に喉の乾燥によるものと考えていましたが、実はストレスが原因で気管支に影響していたらしいのです。そのため、市販の風邪薬や咳止めを使っても治るはずがなく、咳は軽減しないどころか頻度は増すばかりでした。

もはや珍しくなくなった適応障害(画像:写真AC)

 オフィス、通勤電車、家とところかまわず出る咳は非常に煩わしく、コロナが流行したご時世もあって公共の場では肩身の狭い思いをしたものです。そして咳が重いときには立つのもやっとなくらいにひどくなることもありました。

 ようやく病院に行き薬を処方してもらったものの、その後3か月以上にわたり咳は止まらず次第に仕事とプライベートの両方で徐々に支障をきたすようになります。

 咳と同時に現れた症状が「物忘れ」です。私は使用後トイレの電気はすぐに消し、外出時忘れ物がないようチェックするほど、性格はきちょうめんでしたが、そんな性格からは考えられないほど、ものわすれが増えていきました。

 例えば絶対に消すはずのトイレの電気がつけっぱなし、財布を持たずに遠出するといったようなことです。普段なら注意を払えていたことに意識が向かず、いつもの自分であればありえないミスが起こり、初めて体調の変化に危機感をいだきました。

 これまでの症状と照らし合わせて類似する病気を調べた結果、うつ病を疑った私はすぐさまメンタルクリニックでの受診を決めました。

メンタルクリニックでの診察とその後の治療


【調査結果】増える「6月病」 入社後3か月以内の離職者がいる企業が半数以上だった!

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