今年の猛暑は冷製スープに迷わずダイブ! 種類さまざま都内「冷やしラーメン」5選

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今年の猛暑は冷製スープに迷わずダイブ! 種類さまざま都内「冷やしラーメン」5選

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樫山綾乃

グルメライター

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暑い夏にはやっぱり冷やし中華……ですが、今回は冷やしラーメンご紹介。見た目も味もさまざま、皆さんはこの夏、食べましたか?

暑い日に冷やしラーメンはいかが

 立秋(8月7日)を過ぎ、暦の上ではもう秋ですが、暑い日はまだまだ続きます。

 暑い日こそスタミナ系ラーメンや辛いラーメンを――という選択肢もありますが、たまにはさっぱりとした冷やしラーメンはいかがでしょうか。

 中華そばをそのまま冷やしたようなラーメンから、冷やしラーメンだからこそ合う食材を使った個性的なラーメンまで、今回は東京都内で食べられる冷やしラーメンを五つ紹介します。

1.ムタヒロ

 東京西部を中心に店舗を展開する「ムタヒロ」(本店:国分寺市南町)。夏季は都内の一部店舗において、月替わりで冷やしラーメンを提供しています。

 各店舗で異なる冷やしラーメンを用意しており、国分寺駅南口にある本店では「鯵煮干の冷やし雲呑麺」を提供。涼し気な器に盛られ、ナスやトマトといった夏野菜がゴロゴロと入っており、夏を感じさせる見た目の一杯です。

「鯵煮干の冷やし雲呑麺」。涼し気な見た目で夏にぴったり(画像:樫山綾乃)



 スープはアジのうま味が詰まった濃厚テイスト。とろみがあるので、麺とよく絡み合います。煮干しが前面に出た一杯ですが、ワンタン三つと小さめのチャーシューが2枚入っており、お肉も食べることができます。

 なお、卓上には煮干しが丸ごと入ったオリジナルの酢「にぼ酢」が置いてあります。夏の疲れを取るのに最適な酢を入れて、最後の一口まで楽しんでみてください。

2.田中そば店

 喜多方ラーメンをベースとした、田舎風のラーメンを提供する「田中そば店」(本店:足立区保塚町)。本店のほか、大手町や新橋といったビジネス街や、秋葉原や渋谷などの繁華街に複数店舗を構えています。

 同店では夏限定で「冷やかけ中華そば」を提供しています。

「冷やかけ中華そば」。見た目はシンプルな中華そば(画像:樫山綾乃)

 ネギ、メンマ、チャーシューがのっており、見た目は温かい中華そばとほぼ変わらないビジュアル。異なる点はスープが透き通っているところです。

 麺はしっかりと引き締まっており、コシを感じます。歯ごたえがあり、まるで盛岡冷麺のような食感。つるつると食べることができ、スープともよく絡みます。

 器までしっかりと冷えた状態で提供され、屋外で火照った身体には染み入ります。猛暑日には特に食べたくなる一杯です。

3.麺屋海神

 新宿駅東南口からすぐのところにある「麺屋海神」(新宿区新宿)。夏季限定で、「冷やしあさりらぁめん」と「冷やしはまぐりらぁめん」を提供しています。なお素材にこだわっているため、仕入れ次第では提供されない日もあります。

「冷やしはまぐりらぁめん」。大きなはまぐりがインパクト大(画像:樫山綾乃)



 冷やしはまぐりらぁめんは大きめのはまぐりがふたつのっており、見た目のインパクトがあります。スープを一口飲むと、凝縮された魚介のうま味が口に広がります。使用しているアラはその日によって異なり、毎日4種類ほどの魚を使っています。微妙に異なる出汁の風味を楽しめるので、複数回足を運んでみるのも良いですね。

 また、ゆずこしょうをもらうことも可能。ピリ辛さがアクセントとなり、濃厚な魚介スープにはぴったりです。ぜひ試して、おいしいスープを最後まで飲んでみてください。

4.海老丸らーめん

 元フレンチシェフが作るラーメン店「海老丸らーめん」(千代田区西神田)。フレンチとラーメンを融合させており、個性的でおしゃれなラーメンを提供しています。ワインやリゾット、アヒージョもあり、バルのような感覚で利用できます。

 夏季は冷やしラーメンを用意しており、現在では「モンサンミッシェル産ムール貝の冷やしラーメン」を提供しています。

「モンサンミッシェル産ムール貝の冷やしラーメン」。ラーメンとは思えないおしゃれなビジュアル(画像:樫山綾乃)

 ムール貝がたくさん入ってイタリアンパセリなどの野菜も多くのっており、見た目のインパクトがあります。

 スープは一口飲むとオリーブオイルの風味が口に広がります。出汁はムール貝と鶏から取っており、上品な味わい。また、スープの中には小さく切ったセロリや梨がたくさん入っています。

 シャキシャキとした食感と甘みでアクセントとなっており、オリーブオイルをたっぷり使ったスープでも後味さっぱりです。思わず白ワインを飲みたくなってしまう一杯です。

5.食堂七彩

 八丁堀にある、打ち立て麺を提供するお店として人気の「麺や七彩」。西武新宿線都立家政駅から徒歩3分程度のところにある系列店「食堂七彩」(中野区鷺宮)では、「冷がけ中華そば」を提供しています。

「冷がけ中華そば」。食欲のない夏にぴったりなトッピング(画像:樫山綾乃)



 麺は乾麺の稲庭中華そばを使用。キンキンに冷やした状態で提供され、締まりのある食感に仕上がっています。のど越しが良く、ちゅるちゅると食べられます。スープは魚介系をベースとしており、やや濃いめのしょうゆ味とマッチしています。

 トッピングはなめことたけのこ、チャーシュー、ネギと冷やしラーメンにぴったりなチョイス。チャーシューは柔らかいものの脂身が少なく、食べやすくなっています。食欲が落ちやすい夏でもするすると食べることができる、あっさりとしたラーメンです。

見た目も味もさまざま

 今回は東京都内で食べることができる冷やしラーメンを五つ紹介しました。気になるお店は見つかりましたか?

 一言で冷やしラーメンと言っても、見た目は一般的な中華そばのようなラーメンから創作系ラーメンまでさまざま。各店舗の個性が感じ取れます。ぜひ気になるお店へ足を運んでみてください。

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