現在、ある匿名画家のリアルな「東京ひとり暮らし」作品がツイッターで共感を呼んでいる理由

2021年8月16日

ライフ
ULM編集部

玄関ドア、洗面台、浴室、台所――。何気ないマンションの一室を描いたアクリル画が今、ツイッターで多くの人の共感を集めています。この作品の魅力はどこにあるのか、作者である伊藤ゲンさんに話を聞きました。


懐かしさを覚える、ひとり暮らしの気配

 ただ目の前にある空間や物が描かれている“だけ”なのに、なぜ人を引き付けるのか。なぜ懐かしいと思わせるのか――。

 この絵画から感じる“静けさ”の正体を探すとき、まず目にとまるのは随所ににじむ「ひとり暮らし」の気配です。

『冷蔵庫』S4号キャンバス、アクリル絵の具(画像:伊藤ゲン)

 塩、しょうゆ、七味唐辛子など、必要最小限の調味料(肩ひじ張った料理は作らない人の台所だ)。

 駅前のスーパーで買ったと思われる、税抜き298円のお総菜(いか里芋煮。遠い実家の味を思い起こさせる)。

 今はなき国内電機メーカーのロゴが入った、2ドアの冷蔵庫(いつから使っているものだろう)。

「食べ切りサイズ」と書かれた、3枚入りの食パンの袋(ひとりで食べるにはこの枚数がちょうどいい)。

 ひとり暮らしを経験したことのある人なら覚えのある、胸に迫るような懐かしさや切なさ、開放感と閉塞(へいそく)感の入り交じった空気をおのずと感じ取るはずです。

目の前のものを、日常の記録として描く


【画像ギャラリー】圧倒的なリアリティーを感じる作品(16枚)

画像ギャラリー

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