【終戦76年】減り続ける8月15日の「戦争関連番組」 私たちは風化する記憶とどう向き合うべきか?

終戦記念日がやってきました。今年も例年同様、関連番組が放送されますが、戦争の記憶は日増しに遠いものとなっていきます。そんなときこそ改めて番組を通して、戦争の悲惨さを感じてみてはいかがでしょうか。


戦争は「天災」ではない

 ちなみにこの頃は、終戦記念日前後に戦争映画のテレビ放映がたびたび行われていただけでなく、「連合艦隊」などの太平洋戦争に関する作品のほか、日露戦争がテーマの「日本海大海戦」まで放映されていました。

「少ない」と書かれた1993年以前のデータをみてみると、確かに各局競って制作されている年があります。例えば昭和の終わった1989年夏は、ドラマだけで次のようなラインアップになっています。

NHK:失われし時を求めて

日本テレビ:リトルボーイ・リトルガール、凍れる瞳、故郷

TBS:翔べ!千羽鶴

テレビ朝日:ボクらの疎開戦争!

 このうち「故郷」「翔べ!千羽鶴」「ボクらの疎開戦争!」の3本は15日の同じ時間帯での放送です。「故郷」は脚本が市川森一、「翔べ!千羽鶴」は監督が舛田利雄、「ボクらの疎開戦争!」は主演が武田鉄矢と財津一郎と、かなり力の入った作品となっています。

 しかし近年は「事情をわかっている人が、わかっている人に向けて制作している」感は否めません。

東京の風景(画像:写真AC)

 以前、小学校の道徳教育に関して取材した際に、現場の教員から戦争を小学生に教えることが困難になっていると聞いたことがあります。ともすれば子どもは戦争を「天災と同一に捉えてしまう」ので、それをどう違うかをわかるように説明するのが大変とのことでした。

 1945年8月15日、東京は快晴でした。戦争が終わったことを知った当時の人たちは、虚脱感や開放感がないまぜになった気持ちを、自らのなかでどのように消化したのでしょうか。


【地図】都内にある「戦争資料館」

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