【東京出身タレント名鑑】伝説のカリスマホストROLAND(八王子市)が「圧倒的モテスキル」を身につけられたワケ

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【東京出身タレント名鑑】伝説のカリスマホストROLAND(八王子市)が「圧倒的モテスキル」を身につけられたワケ

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中村スバル

ウェブライター、作曲家

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多くの俳優やアーティスト、タレントたちを輩出してきた街・東京。そんな東京出身の有名人にスポットを当てて、その人柄や魅力に迫ります。今回紹介するのは、伝説のカリスマホストであり実業家でもあるROLAND(ローランド)さんです。

「俺か、俺以外か」の決めゼリフで人気に

 芸能界において、女性視聴者の人気が高いタレントは山ほどいます。俳優やスポーツ選手、お笑い芸人などジャンルを問わず、イケメンと呼ばれる人は数え切れないほどです。

カリスマホストで実業家のROLANDさん。2021年6月には、阪急メンズ東京(千代田区有楽町)で自身が手掛けるブランド「CHRISTIAN ROLAND」の限定ストアをオープン(画像:ROLAMD GROUP HD、阪急阪神百貨店)



 女性人気を獲得すれば、テレビ番組やインターネットメディアに出演するチャンスが増えるため、それぞれがSNSなどを駆使し、日々努力を重ねています。

 しかし、それだけ多くのライバルがいる中で頭ひとつ抜けるためには、独自の世界観を持ち、唯一無二の存在感を放つ必要があります。

 イケメンであることは最低限の必要条件であり、プラスアルファでオリジナリティーあふれるキャラクターこそが本質的に求められているものなのではないかと筆者は考えます。

 独自の世界観と整った顔立ちを持ち、ファンを魅了してやまないイケメンタレントといえば、やはり現代ホスト界の帝王であり実業家のROLAND(ローランド)さんではないでしょうか。

 2020年12月から放送されたクリア歯科のテレビCMでは、「俺は歯にこだわる。歯は俺自身の生き方を物語っているからだ」というクールなセリフとともに、白く美しい歯を披露しました。ROLANDさんのキャラクターが見事にマッチした同テレビCMは好評でした。

東京が誇る名山・高尾山の八王子市出身

 人気バラエティー番組『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜比べてみました』(日本テレビ系)の公式サイトによると、1992(平成4)年7月生まれのROLANDさんは八王子市出身。

ROLANDさんの出身地である八王子市(画像:(C)Google)



 同市は東京都心から西へ約40km、新宿から電車で約40分の距離に位置し、面積は186.38平方キロメートル、人口は約56万3000人(2021年6月末時点)。

 日本特産で香りが強いヤマユリの花が、市の花として制定されているほか、山間の豊かな自然に触れられる「夕やけ小やけふれあいの里」や、名山として知られる高尾山などの観光名所が有名です。

 そんな八王子市出身のROLANDさんですが、実業家という肩書だけでなくタレントとしてさまざまなメディアで活躍し、多くの女性ファンの心をつかんでいます。

 もともとカリスマホストとして大人気で、ホストクラブやメンズ脱門サロン、美容室、アパレルブランドなどを手がけてきた同氏ですが、2020年に冠番組『ローランド先生』(フジテレビ系)が放送されるなど、タレントとしての地位も十分と言えるほどに確立しました。

 今回はそんな一流タレントのROLANDさんが、なぜ女性の心をつかむのか、キャリアを振り返りながら理由を探っていきます。

プロサッカー選手の夢を諦めて夜の世界へ

 きらびやかなイメージがあるROLANDさんですが、東京の“庶民的住宅街”の代表格とも言える八王子市で生まれ育ちました。幼少期から自分が唯一無二の存在であるという意識を持っていたそうです。

 長い金髪ヘアーにサングラスという現在の姿からは想像できませんが、学生時代はプロサッカー選手を目指していました。

学生時代はプロサッカー選手を目指していた(画像:写真AC)



 強豪校に入り、恋愛には目もくれず、ボールを追いかける毎日。しかし、プロになる夢をかなえることはできず、その挫折感と「何か人生を変えたい」という強い思いで、180度違うホストの世界へ飛び込みました。

 両親に反対されながらも夜の新宿・歌舞伎町で必死に働き、少しずつホストの仕事を覚えていったのです。このエピソードは、ウェブサイト「Emo! miu(エモミュー)」のインタビューで披露しています(2020年2月8日配信)。

伝説のカリスマホスト・ROLANDの誕生

 18歳にしてホストの世界へ飛び込んだROLANDさんは、下積みの日々を過ごしていました。トイレ掃除などの雑務をこなしながら、徐々に酒やトークを覚えました。

 自分のできなさを思い知らされる毎日の中で、辞めたいと思ったこともあったようです。しかし、プロサッカー選手になれなかった悔しさや劣等感をバネに決して諦めませんでした。

 学生時代はサッカー漬けの日々を過ごしていたため、最初は女の子と話せないどころか目も見られないほどだったといいますが、さまざまな書籍を読んで学び、トークのスキルを磨いたのです。

歌舞伎町で“伝説のホスト”として名を揚げた(画像:写真AC)



 女性を喜ばせるためのテクニックを取り入れては試し、科学的・論理的にアプローチする。それを繰り返す中で、次第にホストとしての独自のスタイルを確立していきました。

 努力を惜しまず学び続けたROLANDさんは、あっという間に店のナンバーワンになり、20歳という若さで代表取締役に就任しました。

 その後、大型有名店へ移籍し、月間数千万円という店舗での個人売上最高額を記録。伝説のカリスマホストとして、一躍有名になりました。

相手をほれさせるコミュニケーションスキル

 ROLANDさんがカリスマホストとして有名になれたのは、相手をほれさせる圧倒的なコミュニケーションスキルを身に付けたからです。

 相手の反応を見ながら、打ち解けるチャンスを狙う。ここぞというタイミングで踏み込み、楽しいトークを展開する。これは女性だけでなく、男性も魅了するハイレベルなスキルなのです。

 とにかく楽しそうにしゃべって、一緒にいて楽しいと思ってもらいたい。そして、何よりも相手を楽しませたい――。そういったエンターテイナーに必要不可欠な気持ちが根底にあるからこそ、多くの女性の心を掴んでいるのかもしれません。自身の著作などから、その片鱗を垣間見ることができます。

 彼の出身地である八王子市は、日本特産で香りが強いヤマユリの花で知られるまち。そして、誇り高くそびえる高尾山があります。そんなまちだからこそ、カリスマホスト・ROLANDが誕生したのではないでしょうか。

 ROLANDさんの今後のさらなる飛躍が楽しみです。

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