注目スイーツ「マリトッツォ」 東京に先駆けてブームを起こした2都市はどこ?【連載】アタマで食べる東京フード(18)

味ではなく「情報」として、モノではなく「物語」として、ハラではなくアタマで食べる物として――そう、まるでファッションのように次々と消費される流行の食べ物「ファッションフード」。その言葉の提唱者である食文化研究家の畑中三応子さんが、東京ファッションフードの今と歴史を巡ります。


発祥は古代ローマ時代?

 ティラミス、パンナコッタ、ジェラートは例外として、イタリア菓子は素朴すぎるためか、日本人受けはいまひとつ。マリトッツォは珍しいイタリア菓子のヒット作ですが、とりたててイタリアっぽさを打ち出しているわけではありません。

日本で人気のイタリア菓子といえばティラミスやジェラートなど(画像:写真AC)

 マリトッツォ風が出るからには、本家本元があるはず。しかし、一般に持たれているイメージは「丸いパンの横に切れ目が入っていて、生クリームがたくさん挟まっている菓子」程度の認識です。

 マリトッツォとマリトッツォ風はどう違うの? そもそも、どうしてこんなに平凡で、どこにでもありそうな菓子がブームになったのか?

 そこでマリトッツォとはなんであるかを調べると、古代ローマ時代のレシピに行き当たりました。当時はレーズンや松の実、ハチミツを練り込んだ大型のパンだったようです。

 マリトッツォの語源である「マリートmarito」は、イタリア語で夫のこと。時代が下ってサイズが小さくなり、四旬節(復活祭前の40日間)のみに作られるようになったこのパンの中に指輪を隠し、3月の第1金曜日に男性が婚約者、夫から妻にプレゼントしたのが名前の由来といわれます。

 現在、マリトッツォは首都ローマのあるラツィオ州を中心にイタリア中南部で作られ、土地によって形が違います。

製パン会社やコンビニが続々参戦


【画像ギャラリー】変わりダネ続々。インパクト大のマリトッツォ(6枚)

画像ギャラリー

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