どう見ても「夏祭りのヨーヨー」? 東京芸大生のアイデア作品に5.9万人「かわい過ぎる」「欲しい」

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どう見ても「夏祭りのヨーヨー」? 東京芸大生のアイデア作品に5.9万人「かわい過ぎる」「欲しい」

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

コロナ禍で中止相次ぐ夏祭り

 子どもの頃、夏休み一番の楽しみだったのは、金魚すくいや焼きそば、チョコバナナ、射的など、たくさんの出店が立ち並ぶ夏祭り。

 2020年以来、新型コロナウイルスの影響で中止となっている地域がほとんどのようですが、ツイッターではかつての懐かしい思い出を呼び覚ますような作品が投稿されて、話題を呼んでいます。

ヨーヨーに見えるけど、本当は?

 夏の日差しの下、水を張った盥(たらい)に浮かべられているのは、縁日で必ず見かけた水風船(ヨーヨー)……に見えますが、じつはこれはマグカップ。

 カップの作者、キヨモリさん(@diderot24da)が2021年8月5日午後に画像をアップすると、たちまち5.9万件もの いいね が寄せられました(同6日16時半時点)。

どう見ても夏祭りのヨーヨー。でも本当は……(画像:キヨモリさんのツイート)



 リプライ(返信)欄では、

「めちゃくちゃかわいい」
「涼しげですてき。欲しい!」
「見てるだけであのワクワク感を感じられる」
「夏らしい。またヨーヨー釣りしたくなった」

と、歓声が多数上がっています。

子どもの頃から大好きだったヨーヨー

 キヨモリさんは東京芸術大学(台東区上野公園)の工芸科陶芸専攻に所属。

「以前から、こんもり丸いマグカップを制作しておりまして、その形と子どもの頃から大好きだったヨーヨーを組み合わせたら、かわいいものができるのではないかと思い制作しました」

「手軽で安い量産型の陶器が増える中で、作家が手作業で制作する意味を考えたとき、柄や色がひとつひとつ違うことで手作業である意味をなす唯一無二のマグカップになるのではと思い、夏の季節に合わせて制作しました」

と、作品の意図を話します。

 取っ手のくるんと丸い部分は、ヨーヨーの輪ゴムの持ち手部分を表現しているのだとか。また、ひとつとして同じ柄や色がないという点も同作の大事なこだわりです。

 今回のマグカップのような食器類のほか、陶製の水槽や水生生物といった水に関わる作品を制作しているというキヨモリさん。

 2021年8月25日(火)から31日(月)に日本橋三越(中央区日本橋室町)で開かれる陶芸作品展には、今回のヨーヨーマグも出展予定とのこと。日本の夏の風情を感じさせてくれる、手元に置いていつまでも眺めていたくなる作品です。

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