広島原爆投下76年――爆心地から680km離れた東京に「被爆アオギリ二世」が植えられるまで

8月6日は「広島原爆の日」。戦争の惨禍や平和の意味についてあらためて思いを致す日です。そのきっかけのひとつとなるのが、東京など各地に植えられている「被爆アオギリ二世」の木。その歴史をチアライターの成田愛恵さんが辿ります。


原爆の被害を伝える被爆樹木

 1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、投下された原子爆弾は広島市の上空約600mの地点でさく裂。地上からの距離は東京スカイツリー(墨田区押上、高さ634m)とおよそ同じです。

 原爆は大勢の人の命を奪い、人々に深い傷跡を残しました。建物や草木も被害を受け、原爆投下直後の広島市内の写真には、地上に立ってはいるものの幹が熱線に焼かれ枝葉が無くなり枯れ木のようになった細い木や倒木が写っています。

1996年、世界文化遺産に登録された広島市の原爆ドーム(画像:写真AC)

 被爆樹木は、原爆の熱に焼かれたり、爆風で倒されたりするなどの被害を受けた樹木を指します。広島市では爆心地からおおむね2km以内で被爆した樹木のうち、現存する約160本を被爆樹木に登録しています。樹木医が木の健康状態を調べ、保全活動がされています。

 広島市が発行している『ヒロシマの「もの言わぬ証人」たち~被爆建物・被爆樹木巡りガイドブック~』によると、被爆樹木には被爆の痕跡と見られるいくつかの特徴があります。

 爆心地側の幹が被爆の影響で焼け成長が停滞したため、反対側の幹と成長スピードに差ができて爆心地に向けてお辞儀をするように曲がっているものや爆心地側の枝や根が少なくなり、樹皮が細かく割れて萎縮しているものもあるといいます。

広島の復興の象徴「被爆アオギリ」


【画像ギャラリー】東京で育つ「被爆アオギリ二世」(3枚)

画像ギャラリー

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