トレンドや珍しいワインが揃う! 25か国1400種類が並ぶ「世界を旅するワイン展」

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トレンドや珍しいワインが揃う! 25か国1400種類が並ぶ「世界を旅するワイン展」

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伊勢丹新宿店で「世界を旅するワイン展」が今年も始まります。ワイン王国フランスはもちろんのこと、珍しい国のワインや近年話題のオレンジワインがそろうほか、クラフトジンやテキーラ、国内ワインも集結。マリアージュを楽しむためのイートインスペースや、飲み比べBARもあります。

年1回のスペシャルイベント! 国内外のワインが勢ぞろい

 国内外の選りすぐりワインが集結する「世界を旅するワイン展」が、2019年2月20日(水)から25日(月)まで、伊勢丹新宿店で開催されます。

2019年「世界を旅するワイン展」のメインビジュアルのイラスト。担当するのは、イフクカズヒコさん(画像:三越伊勢丹)



 会場には、25か国以上の約1400種類のワインのほか、近年注目が集まるクラフトジンやテキーラが登場。「国別に愉しむ」「トレンドを愉しむ」「日本を愉しむ」「マリアージュを愉しむ」の4つのカテゴリーに分類され、並びます。

 同イベントの魅力はまず、ワインにあまり詳しくなくても、お祭り感覚で楽しめることや、希少性の高いワインを購入できること。さらに、見慣れない産地のワインを味見できることや、さまざまなリカーのテイスティング体験ができることだと、伊勢丹新宿店のワインショップ「グランドカーヴ」のアシスタントバイヤー 半田さんは話します。

 加えて、生産者も多数来店。直にその想いに触れられることが魅力といいます。期間中、日本産ワインの生産者に会える機会が多く設けられているほか、海外から来日する生産者もいます(通訳あり)。

半田さんに聞いた、初心者におすすめのワイン3つ。左:ルーマニアの「ミステリウム TR/SB 2017」<ジドヴェイ>2700円。中央:フランス プロヴァンス地方の「アンソランス」<エスタンドン>3240円。右:スペインの「イ・オトロ・タンビエン・ボバル 2017」<ジョアン・バレンシア>2808円(画像:三越伊勢丹)
「マリアージュを愉しむ」のコーナーには、飲み終えたワインやシャンパンのコルクを有効活用できるキット「アニマルコルカー」<モンキービジネス>(各713円)も販売(画像:三越伊勢丹)

バリ島のワインも! 王道も珍しい国もそろう「国別に愉しむ」

「国別に愉しむ」のコーナーには、フランスなど、ヨーロッパ各国はもちろん、近年注目を集めるオーストラリアやチリなどの「ニューワールド(比較的、ワイン生産の歴史が新しい国)」と呼ばれる国や、紀元前からワインを生産していたといわれている、ルーマニアやブルガリアなど、さまざまな国のワインが並びます。

左:ブルガリアの「カリスト・ビオ・メルロー 2017」<カタルジーナ・エステイト>3024円。中央:甘口の蜂蜜酒、ポーランドの「ポーランドミード アピス ヤドヴィガ」<アピス>24点限り。5400円。右:モルドバの「アウトグラフ フェテアスカ・レガーラ 2016」<ジターナ>60点限り。3024円(画像:三越伊勢丹)

 さらにインドやインドネシアのバリ島など、あまり知られていない産地のワインも登場。これらのワインは、現地でよく食べられているスパイシーな料理との相性が良いのだとか。

左:インドの「ザンパ・ソワレ・ブリュット 2012」<グローバー ザンパ>2700円。右:インドネシア、バリ島の「ピンクブロッサム 2016」<サバベイワイナリー>60点限り。2592円(画像:三越伊勢丹)

「インドやバリ島は、ワイン産地としては非常に温暖です。このような産地は、ブドウの糖度が上がりやすいため、ワインの味わいも濃く、スパイシーになる傾向があります。そのため、スパイシーな味わいの料理に合わせやすいワインが多いです」(半田さん)

オレンジワインなど、注目度の高い商品を集めた「トレンドを愉しむ」

「トレンドを愉しむ」のコーナーには、話題のワインなどがそろいます。まず「オレンジワイン」。柑橘系のオレンジではなく、白ブドウの皮や種を果汁と一緒に発酵させてつくる白ワインの一種です。見た目はオレンジ色もしくは琥珀色。

60点限りで販売される、120年以上も前につくられた貴重なクヴェヴリ(壺)で醸造された「マカシヴィリ・ワイン・セラー ヒフヴィ 2016」<ヴァジアニ・カンパニー>3456円。(画像:三越伊勢丹)



 オレンジワインの原点といわれるのは、旧ソ連の構成国のひとつ、ジョージア(グルジア)でつくられていたワインです。ジョージアはワイン発祥の地として知られています。発掘された遺跡によると、約8000年も前からワインがつくられ、飲まれていたとのこと。その当時の醸造方法は、ブドウを大型の壺(クヴェヴリ)に入れ、土の中に埋め、発酵させる「クヴェヴリ(Qvevri)製法」と呼ばれ、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

黒海の東岸に位置する国、ジョージア。写真は首都トビリシ(画像:写真AC)

 今イベントでは、このクヴェヴリ製法を用いた、ジョージア産オレンジワインが並ぶほか、イタリアのシチリア島で、約4年の歳月をかけ、2000年前の醸造法を再現してつくられた希少品などもそろいます。

「オレンジワインは、ブドウ本来の味わいを強く感じられるワインです。合う食べ物としては、オーソドックスなワインだとペアリングしづらい、香辛料が効いた料理(中華やカレーなど)がおすすめです」(半田さん)

 さらに、化学肥料を使わず有機栽培したブドウを、自然酵母で発酵させたナチュラルワインも多彩に並びます。

天体の動きを反映させてつくる製法「ビオディナミ」でつくられた「ナチュラルメンテ・フィッツァンテ」<カーサ・ベルフィ>60点限り。2808円。月の満ち欠けに合わせ、栽培や醸造を行っている(画像:三越伊勢丹)

生産者が各地から続々! 「日本を愉しむ」

 国内に約300件のワイナリーが点在する日本。「日本を愉しむ」では、北海道から九州まで、多種多様な国産ワインがそろいます。

熊本県山鹿市菊鹿町のブドウを100%使用した「菊鹿シャルドネ」<熊本ワインファーム>2860円(画像:三越伊勢丹)

 <フジマル醸造所>監修のもと、日本を代表する白ブドウ品種「甲州」でつくられたワイン3種や、黒ブドウ品種「マスカット・ベーリーA」でつくられたワイン3種を飲み比べできるBAR(「飲み比べBAR」)も登場。会場内で、製法による味の違いを体感することができます。

その場で楽しめる! 飲み比べBARやイートインスペースも

 先に述べた国産ワイン以外にも、飲み比べBARは店内の随所に配置されており、種類は全部で以下の6種類。さまざまなリカー類を少量ずつ比較することができます。

・英国最古のワイン商<BB&R>監修「ワインBAR」
・フライングサーカス監修「クラフトジンBAR」
・シェリー委員会監修「シェリーBAR」
・マデイラ エントラーダ監修「マデイラBAR」
・テキーラ委員会監修「テキーラBAR」
・<フジマル醸造所>監修「日本ワインBAR」

「JULIA(ジュリア)」が提供する、BBQソースでホロホロになるまで煮込んだ豚肉をスモークし、リンゴとともにサンドしたミニバーガー「BBQポークスライダー」は1個1080円。なお「JULIA(ジュリア)」の実店舗は現在移転準備中で、2019年6月頃に外苑前にリフレッシュオープン予定(画像:三越伊勢丹)



 食事とワインのマリアージュを楽しむためのイートインスペースもあります。イートインスペースは、アメリカ料理「JULIA(ジュリア)」、イタリアン「Ri.carica(リ・カーリカ)」、寿司「鮨 魯山(ろざん)」の3店舗。各ショップとも、カウンター6~8席のほか、立ち席が30テーブルほどあるそうです。

「鮨 魯山(ろざん)」の握り寿司は1人前2700円。日本酒だけでなく、ワインとのペアリングを提案(画像:三越伊勢丹)

 テイクアウトのおつまみが並ぶコーナーも。M.O.F.(フランス国家最優秀職人賞)受賞の熟成士、エルベ・モンス氏によって熟成された濃厚なボーフォール(チーズ)や、阿蘇の大自然が育てた美味しさをドイツの伝統技法で仕上げたという肉類、燻製ニシンのオイル漬け、白トリュフ入りはちみつなどのおつまみ類が並びます。

「炭火スモークベーコン」100gあたり864円、レアサラミは1パック972円など(画像:三越伊勢丹)

 お酒の楽しさがますます広がること必至の「世界を旅するワイン展」。世界津々浦々、日本の各地でつくられる、実に幅広いワインの世界を、新宿で楽しんでみませんか。

●世界を旅するワイン展
・場所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館6階 催物場
・会期:2019年2月20日(水)~25日(月)
・営業時間:10:30~20:00 ※最終日は18:00終了
・イートインの営業時間:11:00~20:00 ※最終日は17:00終了。ラストオーダーは、各日とも終了30分前

・アクセス:丸ノ内線「新宿三丁目駅」から徒歩1分、副都心線「新宿三丁目駅」から徒歩2分、都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩3分、西武新宿線「西武新宿駅」JR「新宿駅」東口から徒歩5分、小田急線 京王線「新宿駅」から徒歩7分、メトロプロムナードB5、B4、B3出口から直結

※価格は全て税込です。
※掲載の情報は全て2019年2月20日現在のものです。

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